タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の観察~09年9月2日

2009年09月02日 | タカの渡り観察
今年の渡りも特段の変化はないようです

 観察開始2日目。

 運動不足解消のために裏山歩きは欠かさないようにするつもりです。今朝も7時前から裏山に入って2時間くらい歩いてきました。



 入口の枯れ木。オオルリのソングポストですが、今年は裏山のオオルリが少なくてここで囀っていたのを見たのは2~3回しかありません。
 この時期の裏山は静かなもので、姿を見たのはカケスだけです。



 50番鉄塔の右側はこのように伐採されています。今春も50番鉄塔の右側からハチクマが沸きあがって来たこともありますが、そのときはこの斜面の上昇気流を利用したのでしょう。

 観察がヒマなのでトビの写真でも撮ってカメラテストです。





 タカ長カメラでも何枚かに一枚はこの程度は撮ることが出来ます。これ以上大きく撮れるチャンスは多くないはずですから、やはりタカ長は証拠写真だけ、本格的な写真はカメ吉おじさんにお願いしたいですね。

本日の雑談

 トビ吉おじさんと一緒にいると、観察がヒマになると鳥のエネルギー消費が、、、、、と言うような話になります。



 そのトビ吉おじさんの計算によるとミサゴがジッとしていたら一日に15~20cmのボラを一匹食べると生きていける計算になるそうです。しかし、実際にはミサゴはそのえさを取るために長時間空を飛んでいます。魚を採るために海に飛び込んでも100%成功はしません。その度にエネルギーを消費しています。そのエネルギー総量が分からないので、ミサゴが一日にどの程度のボラを何匹食べないといけないか計算が出来ないのだそうです。

 同じようなことですが、スズメが一日ジッとしていたら米粒を80粒食べると生きていける計算になるそうです。ところが実際にはスズメはそのえさを取るために飛び回っています。その飛行総量を測ることができないので、スズメが一日に必要とする米粒の総量が計算できない、と言うことです。

 話を聞けば分かりやすいことですが、肝心かなめの飛行距離とか運動の総量を測ることは少なくとも私たち素人には不可能なのです。

 と言うことは言葉を換えれば答えの出ない計算をしていると言うこと、やはりこのようなことが出来るのは暇な年金生活者の特権だと言うことでしょう。

今日の結果

 9月2日   快晴

   観察者     ジューヤク トビ吉 タカ長
   観察時間    8:00-16:00

     ハチクマ       1

 今日は渡りをしないハチクマは何度も出ましたが、渡りとして記録できたのは1羽だけでした。