タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今シーズンの結果は?

2010年06月03日 | タカの渡り観察
タカ長観察地はハチクマ観察地

 当たり前のことかも分かりませんが、タカ長観察地はハチクマ観察地と言っても間違いないようです。ことに春の渡りに関して言えば東アジア一の観察地と言っても間違いありません。

 本当はそのようなことを言いたくないのです。タカ長観察地だけでなく、韓国でも日本でももっと多くの観察地で観察が行われれば、タカ長観察地が目立つこともなくなるはずです。しかし、現実には日本でも春季の連続調査が行われているところは多くないのです。

 と言うことでタカ長観察地のハチクマが目だって、、、、、
          春のハチクマはタカ長観察地になっているのです。

 タカ長たちが意図しているわけではないのです。タカ長観察地が目立たないくらい多くの地点で連続調査が行われるのが私たちの理想の姿なのです。出来るだけ早い機会にそのようになって欲しいのですが、、、、、、、その日がやってくるのでしょうか?



 今シーズンの結果です。

 ハチクマ    2804
 サシバ      330
 ノスリ      973
 ハイタカ属    595
 その他       16

              合計 4718

 そのうちの59.43%がハチクマなのです。

 だからハチクマ観察地。しかし、それを証明するために、それよりはるかに長い期間渡り観察を続けている、とも言えます。



 ノスリ 1000羽の壁が厚いタカ長観察地。
 サシバ 1000羽が記録できる観察地であって欲しい、と言うのは夢のまた夢。

 それでも私たちは観察を続けます。

 タカの渡り観察も一つの観察地点だけで見るとそんなに面白いものではありません。その観察地が増えて、、、、、
 線として、、、、面として渡りを見ることが出来るようになると格段に面白くなります。

 そのためにも春の観察地がふえることがタカ長たちの夢なのです。

 特に西日本、中国、九州地区での観察者が増えて、観察日数が増えることが最大の関心事であり願でもあります。

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