タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

タカ長観察地

2010年11月17日 | タカの渡り
タカ長観察地は地域に認知されてきているようです

 タカ長観察地。このブログをごらん頂いているほとんどの人はご存知のことですが、私たちが観察しているのは広島市佐伯区にある「佐伯運動公園」の展望駐車場です。

 タカ長がここで初めてタカの渡りを見たのはいつのことだったか、今では思い出すことは出来ませんが十数年前のことであることは間違いありません。最初は一人とか二人で見ていました。

 それからシーズンごとに観察を続けるうちにいつの間にか同好の仲間が集まってきました。数年前からは連続調査を始めて、それに伴ってタカ長観察地を訪れる人が急速に増えてきました。来訪者の数をグラフにしてみると文字通り「右肩上がり」を示しています。これが会社の売り上げでしたら大発展をしていると言えそうです。



 佐伯運動公園から見る今日の広島湾です。シーズン中にはこの空を多くのタカが渡ってゆきます。

 さてタカ長観察地のことです。

 私たちがここで観察していることは運動公園の管理者にも知られるようになり、最近では私たちの活動の様子を紹介してほしいと言う依頼を受けるようになりました。



 これが佐伯運動公園の管理棟です。

 この左側に来場者の休憩コーナーがあります。その休憩室の壁面を利用してタカの渡りについての展示をしてほしいと言う依頼を受けているのです。佐伯運動公園の管理者としては、運動公園の色々な魅力を広く一般に紹介して来場者を増やすきっかけにしたいと言う思いがあるようです。

 タカ長たちとしては一般の人にタカの渡りのことを知っていただき、タカ長観察地にタカを見に来てくださる人を増やしたいと言う思いがあります。そのようなお互いの思いが一致してこのような企画が進んでいるわけです。

 ただいま基本計画を策定中ですが、来春には展示をはじめることが出来そうです。もちろん私たちがあの休憩コーナーを独占することは出来ません。管理者としては四半期程度の展示を考えられているようですから、来春の渡り調査と並行して展示できればベターではないかと考えています。

 それとともに一般を対象にしたタカの渡り観察会の開催を考えておられます。早ければ来春のハチクマの最盛期に観察会を開くことになるかも分かりません。

 いずれにしてもタカ長たちは佐伯運動公園の一角を借りて連続調査をしているので、そのご協力に応えるためにも私たちに出来る協力は積極的にしてゆきたいと考えています。



 観察地一帯は秋本番。紅葉の向にA山をいれて写してみました。