タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

「晩夏」って死語???

2011年09月11日 | 山歩きから
       

 若い頃の山の記憶です。

 8月下旬、一日の山歩きを終えてバス停までの最後の道を歩く。

 出来ればその道は渓谷沿いの道ならなお良いのだが、、

 バスの時間に終われるように歩く足は疲れているが

 とにかくバスをつかまえないと一日の山は終わらない。

 振り返ると先ほど登った山にはまだ夏の雲が残っているが

 山影の道に入るとどこからともなく涼しい風が吹いてくる。

 ハッとするような涼しさ。その風は夏のものではない。

 夏将軍がどんないに威張ってみても

 その手の影から涼しい風がもれてくる。

 そこには権力者の凋落の予兆が見えるようで

 暑さ嫌いの私でもその時期の山は案外好きだった。

 その時期は間違いなく晩夏、、、、


            

 考えてみれば、最近は8月の下旬にそのような山の姿を見ることはなくなったようだ。

 8月の下旬も9月にはいってもいつまでも続く夏。

 その夏があるだけではないのか?


            

 暑さ嫌いの私が案外好きだった夏の終わりの山歩き。

 日が傾くころ夏将軍の目を盗むようにして吹いてきたハッとするような涼しい風。

 そのような風を感じなくなったのは私の感性が鈍ってきたからなのか?

 それとも季節のうつろいが変ってきたからなのか?

 若き日の山を懐かしんでいる今日のタカ長です。

今日の観察~9月11日

2011年09月11日 | タカの渡り
暑くてダウンしました

 今日の観察地、未明に雨が降りました。そのためかどうか観察地に出かけたとき、裏山は深い雲の中でした。

 やがて山の雲は晴れてきましたが、、、、、、

            

 蒸し暑さは残りました。早い時間は広島特有の凪、風がまったくと言っていいくらい吹かなくて、、、、、。

 そんな中で観察を始めました。早い時間は渡りなし。時間の経過とともに少しは飛びましたが、渡りを記録できるのは少なかったですね。

 B山には渡りとして記録できないハチクマが一度に5羽くらい出たこともあります。その中には例の白い幼鳥もいました。

 今日は少しだけ近づいてくれたので写真的には前回より良かったようです。

             

             

             

 3枚とも同じ個体です。最後の写真がそれらしく写っていたので大きくトリミングしてみました。何となくハイイロチュウヒのオスを思わせる、と言った意味が何とか見て取れるでしょう?

 写真的にもこれだけでした。今日はじめて弁当を持って出かけましたが、午後風が止まると蒸し暑くて、蒸し暑くて13時30分ギブアップしてしまいました。

 とにかく暑いのが苦手なタカ長です。

 ハチクマの本隊が渡ってくるまでに涼しくならないと、、、、天の川を見るような渡りを横目に逃げ帰ることになります。

 早く涼しくならないかなぁ、、、、、、。

今日の観察結果は下記をご覧下さい。


         http://taka-ken.cool.ne.jp/