タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の観察~9月30日

2011年09月30日 | タカの渡り
飛ぶときには飛びますね

 昨夜からの雨は今朝になっても止みませんでした。今日は休養日???

 朝のうちは別の用事を済ませ、空が明るくなった10時半頃観察地に上がったらジューヤクさんは観察中でした。

 昨日の例があるので駐車場のそばから海方向にフィールドスコープを向けて観察を開始。ほどなく海ヌケで帆翔をしながら高度を上げてゆくハチクマを見つけました。ゼロでなくて良かったと喜びながら観察を続けようとしたら雨。

 それからは降ったりやんだりの状態が続きました。

            

 しばらく何も飛びませんでしたが、、、、12時半頃「三本鉄塔のところ、、、、」と言う仲間の声を聞いて双眼鏡を向けると4羽のハチクマが帆翔していました。

 それからしばらくのあいだは面白いようにハチクマが現れました。あちらに2羽、こちらに1羽、、、数は多くないのですが無数のツバメに混じって姿を見せます。そしてそのうちの何羽かは観察地の真上に来て帆翔。

 このとき小さな雨が降っていましたが、そんな雨には関係なく帆翔しながら高度を上げ西方向へ流れて行きました。

            

            

 雨の日は渡らない、とタカの渡りを見始めたころ先輩から言われたものです。しかし、それはすぐにウソであることを知りました。今日だけではありませんが、雨の中で傘をさして、帆翔しながら高度を上げていくハチクマを何度も観察しています。時には数十羽の群れが集中豪雨を予感させるような黒い雲に向けて消えていくところも見たこともあります。彼らは渡るときには少々の雨をものともしないで渡って行くのです。

 この20分くらいのあいだに30羽の渡りを確認しました。しかし、その後はばったり止まりました。やはり期待するのは明日になりそうですね。

            

 西の方を見ていたとき太鼓屋根の上からカラスのように黒い、しかしカラスではない鳥が現れました。タカ長の頭の上を北東方向に羽ばたきながら飛んで、しばらく先で何度か帆翔をしたあと北東方向へ飛び去りました。タカ長観察地の王道コースを180度逆に流れていきました。

            

 何年か前に同じように暗色型のハチクマを思わせる黒いタカが同じようなところから現れたことがあります。ハチクマだと思ってすぐにはカメラを向けなかったのですが、、、しかし、よく見るとハチクマよりはるかに大きいので写真に撮り、仲間の人に見てもらったら「オジロワシの幼鳥」と言うことになりました。

 その経験があるので今回はすぐに写真に撮りましたが、、、、、、、

 何となく珍鳥にしたい気分でしたが、、、、ならないですよね。

 それにしてもなぜま反対に飛んだのでしょう?居つきのハチクマにはあれほど黒い個体はいなかったようの思うのですが、、、、、。