タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

昆布の道

2013年09月04日 | 旅行のことなど
久しぶりに陽がさしてきました。明日は渡り観察ができそうですが、でも多く渡るのはまだまだ先になります。

タカ長としてはその前に、汗をかいて、たまりにたまった老廃物を出さないといけません。

さて、北海道の話題です。

     

黄金道路のことは紹介しましたが、この道から海をのぞくとそこは昆布の漁場、タカ長が通ったときは昆布採りの人たちが忙しく働いていました。

このアタリの具体的な内容は知りませんが、昆布を採る日は早朝4時半ころ漁協からその旨が知らされ、6時から8時まで漁をします。短時間の勝負ですから漁は家族総出の作業になります。

8時まで採ったらすぐに自宅のそばにある、石を敷いた干し場で天日干しにし、その日のうちにあらかた乾かすことになるようです。

     

     

     

     

そのような状態ですから、タカ長がここを走った7時ころはまさに農繁期ならぬ「漁繁期」の真っ只中、荷台に昆布を積んだ車が忙しそうに黄金道路を走っていました。

全国には、たとえば海辺の町から山村に塩を運んだ「塩の道」と言われるような「○○の道」と言われる道がありますが、そのような言い方をすれば、この道は間違いなく「昆布の道」と言える状態でした。

     

どの船もこのような赤い旗を立てて漁をしていました。許可されて漁をしていることをあらわしているのでしょう。先日紹介した覆道の写真にも赤い旗が立てられていますが、こちらは漁をする日を示しているのでしょう。

     

このように磯に干している人もいました。夏の北海道は昆布採りの季節、海のそばを走るとこのような風景は各地で見られるようです。