タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

あ~ぁ、今日も快晴

2013年09月19日 | タカの渡り
     

今日の観察地。三日続きの、一点の雲もない快晴。観光旅行には最高の天気かも分かりませんが、タカの観察にはありがた迷惑な天気なのです。空を飛ぶタカを見つけにくいからです。

そのうえ、、、、今日は朝から「遠い、小さい」、、、、、、これではタカ長の出番ナシ。

と言うことで、戦力にならなくて影のうすかったタカ長ですが、、、、

午後になって、王道コースを流れてくるタカを見つけたころから流れが変わり、本日最大のドラマが始まりました。

     

まず、サシバが1羽、、、、

     

つづいてノスリが1羽、、、

     

そしてハチクマが1羽やって来て、三役がそろったと喜んでいたら、、、、、、、しばらくして、、、、、目の前の木陰からハチクマが1羽見えたと思ったら、、、、、

     

お方様が大声を上げるような群れが見えてきて、、、、、

     

ケトル、ケトル、、、、、、、、、エッ、何のことだか分からないって????

Ketle。辞書を引くと「やかん」とか書かれているでしょう。そう、あの、、、、お茶など沸かす「やかん」のことです。

やかんで湯をわかすと、、、、、、口から蒸気が出てきて、上に向かってあがってゆきますね。あの状態に似ているので、タカ柱のことを英語で「ケトル」と言うのです。このハチクマの群れ、蒸気がくねって、上に上がっているように見えるでしょう?

タカ長ブログはレベルが高い(?)ので、、、、、、、心してついて来て下さいよ。

やがてそのケトルは観察地の上空にひろがって、、、、、





こんなことになりました。これはノートリ画像ですが、、、、

このような感動的な渡りに遭遇して歓喜する人もいれば、これを見ないで帰った人、、、、観察地への到着が5分遅れてみることが出来なかった人、、、、

渡り観察には運不運がついてまわりますが、今日はその差が顕著に現れたようです。

それにしてもこの快晴。このとき、空に表情のある白い雲があったら、チョッとした写真になっていたのに、、、、、。

ハチクマの渡りはこれからが本番。これ以上のケトルに出遭うことを願っている欲張りなタカ長です。