タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

野鳥の衝突防止のために

2013年09月08日 | タカの渡り
前回「マクロモードでホトトギス」で紹介したホトトギスのその後のことは聞いていませんが、現場には鳥に詳しい人が何人もいましたから適切に処理されたはずです。

あの鳥もガラス窓に衝突したわけですが、このようことはよく起こるようです。タカ長が勤めていたころ、一般家庭のガラス窓と同じ大きさのところに、一冬に5羽の野鳥が衝突して、そのうち脳震盪をおこしただけで助かったのは1羽のジョウビタキだけで、他の4羽は即死したのを見た経験があります。

       

そのためこのようなステッカーを貼ったら、その後は衝突事故を見なくなりました。

これは野鳥の会広島県支部が「タカ丸くん」の愛称で配布していたもので、、、、、、、と言っても有料だったと思います。最近は支部活動にまったく関与していないので、最近の状況はよく分かりませんが、このようなタカのステッカーは他のところでも扱っているはずです。

このステッカーをガラス窓の内側に貼ります。ですから、部屋にいる人はこのタカの絵を見ることができます。

       

その裏側は黒一色になっています。外を飛んでいる鳥にはこのようなタカのシルエットが見えるわけですが、これで効果があるわけです。

たとえば私たちが高速道路を走っていて赤い灯が回転していたら思わずアクセルから足を離す、、、、、、、と言うような効果でしょうか?小鳥たちもタカのシルエットを見ると思わず反応するのでしょう、これをガラス窓に貼るだけで効果が期待できるのです。

タカ長も何ヶ所かの所にこれを貼ってもらったことがあります。一番遠いところは韓国。

韓国の西、黄海上に浮かぶ離島、於青島(オチョンド)に鳥を見に行ったとき、そこの校長先生から「多くの鳥が校舎の窓に衝突するのだが対応策はないだろうか」と相談されたことがあります。

そこでさっそく「タカ丸くん」を紹介したのですが、言葉の壁もありその概要しか説明できませんでした。そこで帰国後広島県支部の人にも協力して頂き、その「タカ丸くん」を何枚か送りました。

その結果は、、、、もちろん効果あり。その校長先生から礼状が届いたのは言うまでもありません。

     

小鳥たちのこのような事故を防ぐため「タカ丸くん」のようなものを貼って頂きたいのですが、、、在庫はないし、、、、、

その場合は黒い紙をタカの形に切って、それを窓ガラスに貼るしか方法がないのでしょうか?図鑑の絵のように正確に作成する必要はないので、素人のの作成したものでも効果はあるはずです。

同じような経験をされた人はこの方法を試してみてください。キット効果があるはずです。