タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

古い鳥友から

2020年05月09日 | タカの渡り
今日は雨予報でした。しかし、ほとんど降っていません。

それならお山に行けばよかった?

と言いたくなりますが、今日は月1回の検診日、クリニックに行くことにしていました。

何があってもこれだけはキャンセルできません。これは命にかかわることですから、、、、。

      

昼ころ、古い鳥友から突然電話がありました。

このような「タカ談義」の場を世話をしてくれた福岡の鳥友です。今は関西に住んでいますが、とにかく、熱心な研究者です。

その電話を受けて、大分県中津市の八面山荘でのことを思い出しました。

    

ご覧のような感じで、タカの渡りについて喧々諤々のタカ談義。本当にいい時間でした。

大雑把な言い方をすると、この時期、韓国から北九州方面に渡ってきたハチクマは中国地方を経て、全国の繁殖地に行きます。

これがメインルートです。しかし、それだけではありません。

福岡あたりに渡ってきたハチクマが何故かしら、大分県中津市や国東半島を迂回して、山口県に行くグループがいるのです。

その事に早くから気づいた彼は、大分県の八面山を観察地にしていたのです。

    

今日の電話は、今は関西に住んでいる彼が所用で、フェリーを利用して福岡に帰るとき、、、

国東半島のそばにある姫島付近を航行中に、中津市の方向から山口県の室津半島に向けて飛んでいる11羽のハチクマを見た、と言うものです。

国東半島方面と山口県の間を渡っているタカとしては、サシバやノスリを見たことはありますが、ハチクマは見ていません。

早朝6時15分頃、海面から10メートルから30メートルくらいの高度で飛んで行ったようです。

一般の人には関心のない話題でしょうが、ホークウォッチャーの一人としてはとても面白い情報で、わざわざ電話してくれた鳥友に感謝です。

    

彼がFacebookで紹介した画像を見ると、その時間は厚い雲、ところどころに青空が見える状況だったようです。

このような日でも渡るときは渡るのですから、タカ長がお山を留守にしている時に、ドカッと渡ったかも分かりません。

と言うようなことを心配しても仕方ありませんが、お蔭さまで楽しかったタカ談義の場を思い出させて頂きました。

    

今は新型コロナウイルスの問題ですべてのことが自粛、自粛です。

この状況では上の写真のように、畳の上に地図や資料を広げて、至近距離で議論するなどもってのほか、とても出来る状況ではありません。

早く終息して、再びこのようなことが出来ることを願うばかりです。

4月に予定していた角島でのタカ談義をキャンセルしたタカ長たちとしては、今年の秋にはこのような場を持ちたいのですが、、、、、。

気になるのはコロナウイルスの問題です。

    

これはおまけ。昨年お山でタカ長が撮ったハチクマです。海をバックに飛んでいます。

彼はこのように渡って行くハチクマをフェリーの上から見上げた、と言うことです。

海の上からハチクマを見上げることは、韓国の離島で経験していますが、瀬戸内海ではありません。

船に乗ることの少ないタカ長ですが、一度くらいは経験してみたいですね。