金曜日の新宿酒場ロン
週末に一息つきながら飲むことが多くなった。
ブンヤの島に聞いた。「国会は緊張してるの」
「いや、意外に緊張してない、休むのも疲れるから、本当は、野党も審議に入りたい」「小沢の政局好きと言うか、相手の傷口に塩をすりこむのが得意だからね」
「どこで手打ちになるだろうか」
島は即座に答えた。「4日の愛知知事選だろう、それは、お互い暗黙の了解だ。自民が負ければ、安倍はもたない、四月の地方選の前に、身を引くことになりそうだ}
「ポスト安倍は?」
「町村、福田、麻生」 そして少し間を置いて 「大穴は純一郎」。
「小泉さんはまだ早い、表に出てくるのは七月の参議院選の後だろう」
「なぜ安倍は柳沢をかばうんだい」 「ボロボロ辞めさせたんじゃ、自分の任命責任が出てくるが、本当の核心は、彼は東大法卒、大蔵官僚出の日本エスタブメンバーだから、簡単に切るわけにはいかない」
「つまり、しっぺ返しがきて、安倍さんも沈没というシナリオか」
「ただ、この危機を安倍が乗り越えても春には内閣改造になる。 しかし、それまで安倍が持てばの話だが。 青木爺の読みは内閣総辞職、新総理の線が濃厚だ」
「青木爺は稲門の福田をかつぐだろう」
銀さんが新しい水割りを作ってくれた。琥珀色のシーバスが少し揺れている。
「アパのアレはどうなの」
「分かってやっていることだから、どうしようもない」「アパの代表は安倍後援会の副会長だから、自分では政治力を持っていると自慢していたが」
「だが、今回の報道で、アパのマンションは大変だ。ホテルは一晩泊るだけだが、マンションは高い買い物だから、信用が失われて今後の商売が怪しい」
熊谷組も同じ穴だね」
(ムラマサ、孤剣が月影に息をひそめている)
週末に一息つきながら飲むことが多くなった。
ブンヤの島に聞いた。「国会は緊張してるの」
「いや、意外に緊張してない、休むのも疲れるから、本当は、野党も審議に入りたい」「小沢の政局好きと言うか、相手の傷口に塩をすりこむのが得意だからね」
「どこで手打ちになるだろうか」
島は即座に答えた。「4日の愛知知事選だろう、それは、お互い暗黙の了解だ。自民が負ければ、安倍はもたない、四月の地方選の前に、身を引くことになりそうだ}
「ポスト安倍は?」
「町村、福田、麻生」 そして少し間を置いて 「大穴は純一郎」。
「小泉さんはまだ早い、表に出てくるのは七月の参議院選の後だろう」
「なぜ安倍は柳沢をかばうんだい」 「ボロボロ辞めさせたんじゃ、自分の任命責任が出てくるが、本当の核心は、彼は東大法卒、大蔵官僚出の日本エスタブメンバーだから、簡単に切るわけにはいかない」
「つまり、しっぺ返しがきて、安倍さんも沈没というシナリオか」
「ただ、この危機を安倍が乗り越えても春には内閣改造になる。 しかし、それまで安倍が持てばの話だが。 青木爺の読みは内閣総辞職、新総理の線が濃厚だ」
「青木爺は稲門の福田をかつぐだろう」
銀さんが新しい水割りを作ってくれた。琥珀色のシーバスが少し揺れている。
「アパのアレはどうなの」
「分かってやっていることだから、どうしようもない」「アパの代表は安倍後援会の副会長だから、自分では政治力を持っていると自慢していたが」
「だが、今回の報道で、アパのマンションは大変だ。ホテルは一晩泊るだけだが、マンションは高い買い物だから、信用が失われて今後の商売が怪しい」
熊谷組も同じ穴だね」
(ムラマサ、孤剣が月影に息をひそめている)