石原慎太郎

石原慎太郎の若いときは、颯爽として若い情熱に燃えているような好青年だったが、今は権力の座に長く居過ぎたためか、老醜の中、腐敗しているようだ。
政治は、権力と欲望とが渦巻く世界であるから、長く澱んでいれば、腐敗するなと言う方が無理だろう。
だから、任期があり、選挙があり、各方面からのチェック機能が働いている。
自らの稼いだ金で豪遊するなら武勇伝にもなるが、都民の血税を使って、誰にも分からぬからと、こそこそと闇の中で贅沢三昧するのは、なんとも許しがたい。
もう石原さんにはお引取り願って、新しい人にこれからの都政の為に汗をかいてもらいたいものだ。
石原慎太郎氏の交際費を巡り、「私的な飲食に使ったのは違法だ」として、石原知事に７８件、総額１１９４万円の返還を求めた住民訴訟の判決が、東京地裁であった。石原知事に計４０万円の返還を命じた。
築地の高級料亭「新喜楽」で３４万円が支出された件で、石原知事は接待相手の肩書や会談内容を明らかにしなかったため、高額接待を正当化するのは困難だとし、石原知事に全額を返還するように命じた。
接待相手は、誰もいなかったから公表したくても、できるはずが無く、身内だけで芸者をあげて飲み食いしていたというのが真相のようだ。
また、銀座の高級クラブに民放テレビのプロデューサーを接待した件は、話が逆で都の広報番組で都が税金を支出するわけだから、逆にテレビが接待しなければならない話だ。　これも嘘だから、裁判所は石原知事と高井特別秘書に返還を命じた。
銀座の高級クラブは、黙って座るだけで一人５万円のテーブルチャージがかかる。
まあ、身内だけで交際費を使うことは黙認してもよいが、知事クラスで１人あたり最高２万円だろう。芸者は呼べないが、これでも高級料理屋には行ける。
銀座の高級クラブは、自分のポケットマネーで行ってくれということだ。
（ムラマサ、孤剣が冴えている）