武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

柳沢の一人言、拉致問題の焦点

2007年02月07日 | 国際外交の真実
「なぜ、俺の発言が、こうも騒ぎになるのか、分からぬ大衆に分かりやすく機械女の例えを教えてやったのに」
なぜ陳謝しなければならぬのか、本当のところは分かっていない。
国家指導者たらんと官僚エリート、代議士の道を進んできて、なぜこんな批判を受けなければならぬのか。
終戦のときは国民学校10歳、鬼畜米英の軍艦マーチが聞こえてきた桜の並木の静岡では、隣村まで聞こえた大秀才であった柳沢伯夫。

安倍内閣は、身体のがん腫瘍を切除しないまま、退院してしまった。
柳沢大臣の顔が写るたびに、人々の脳裏には、どのように反映するのだろうか。
柳沢さんも可哀想だが、本当の被害者は安倍さんであろう。
そしてその責めを負うべき人は、森と中川両氏である。
お二方とも、筋者同士の談判には強いが、ネットデモクラシーには、とんと疎いらしい。そのまんま現象の本質が、まだ飲み込めていないようだ。
守旧派の宮崎で、自民候補が3位惨敗という潮の変わり目を見誤れば、七月の関ヶ原決戦は、自民総崩れの惨敗まである。
これからの政治イッシューは、内閣改造のタイミングであり、安倍が憤死するケースは、町村、福田、麻生、そして最後に歯をくいしばって加藤紘一が、傘張り長屋を飛び出して竹光を抜くか。いざ勝負である。

アメリカのヒルさん、精力的に動いている。
我が外務省には、ヒルのカバン持ちをさせて、国際外交とは何ぞやの教育をほどこしてもらいたいものだ。
ヒルは、今回来日してすぐに、こう言い放った。
日本には、朝鮮に対するエネルギー支援を要求しない。
来日直後、空港でそう述べたのは、それが焦眉の課題だからだろう。
6ヶ国協議で合意しようとしている事は、朝鮮の核兵器開発の停止、放棄と、それの見返りとしてエネルギー、技術、経済支援を行うということだ。
日本だけが、拉致問題があるから、その合意に調印しないということは、核兵器問題を討議するアメリカ主導の国際会議で通用するはずもない。
そんなことをしたら、日本は国際外交で生きていけないだろう。
ヒルは明確にこうも語った。拉致問題は承知しているが、それは2国間の問題であり、会期中別室で、個別にやってくれとも述べた。
朝鮮に対する経済支援は、多国間の安全保障問題であり、日本は、これから逃げられないということである。
これらを充分に理解して国際舞台に上がりなさいということであり、国連の常任理事国になりたかったら、2国間の問題を持ち出すなということである。
あとは、日本の世論をどうやって沈静化させ、家族会をどのように沈黙させるかだろう。
さて今回の6ヶ国協議は注目に値する。
国際的な駆け引きの大舞台である。
(ムラマサ、孤剣をしなやかに振り上げて,微動だにしない)





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