★ハニー谷垣。
「男は、喧嘩をするときには断固喧嘩をするという勇猛心を持っておらねば、いかに名論卓説を口にしても、人は小才子としか見てくれぬ」。
(司馬遼太郎の龍馬がゆく)
5・16に発表された朝日新聞の世論調査、自民党の支持率が低迷している。民主党24%に対し自民党15%。あれほど民主党がオウンゴールで自滅しているというのに、自民党も駄目というのは、ハニー谷垣の「アピール力のなさ」と「無意味にバカ丁寧な言葉」、つまり小泉さんとは正反対のキャラが災いしている。そしてそのツラが泣き顔で言うものだから、迫力がない。
さて自民党の秘策、ハニー谷垣が自民党に寄与できることがあるとすれば、参院選前に総裁を辞任し、渡辺喜美に土下座してでも、自民党に復党してもらい、総裁になってもらう。それが出来れば、自民党は参院選で圧勝する。
★鳩山由紀夫。
平成の脱税王にして、口蹄疫にかかった虚言王。
政治家としての資質もなく、切磋琢磨もなく、ただセレブの世襲に生まれ育ち、「友愛、思い、真心」を、口からヨダレのように垂れ流している輩。まるで口蹄疫の豚か牛と同じ。こういう輩(やから)が日本の総理だというのだから、日本の不幸は続く。
鳩山よ、今、宮崎県では大変な事になっているぞ。
★平野博文。
民主党というのは、まことにけしからん。
徳之島の大多数が反対だというのに、平野は裏でコソコソと、カネを見せびらかせ、徳之島に米軍基地を作ろうとしている雲助。
徳之島のある町長は語った、「島に米軍基地を持って来るというのは、島の人々にとって、不幸の始まりなんです。振興策という名のカネに島の人たちがたかる。そして基地賛成と反対派の間にいさかいが起きる」。
平野は、徳之島空港の近くにある干潟を埋めて米軍基地を作ると述べ、賛成派の頬を札束でなでたそうな。大多数の島民の反対を押し切り、地響きのする騒音と米軍犯罪の島に徳之島を変えようとする、民主党のカネと強欲政治。
徳之島、九州への米軍基地分散は、基地の軽減ではなく肥大化なのだ。軍事常識を知らない、あるいは知らぬ振りをする民主党と鳩山。
★宮崎県の口蹄疫。
ついに虎の子が危ない。49頭の宮崎牛の種牛が、殺処分されたという。長い時間とカネをかけて育て上げた「優秀な種牛」なのだ。エース級の6頭の種牛は、特例で別々に避難したが、これが発症すると、宮崎は壊滅する。もしかして今回の口蹄疫は農業テロという言葉さえ浮かんでくる。
今年1月に韓国、中国で発生した口蹄疫に対して、民主党は韓国、中国から生豚や、生きた家畜を輸入し、同時に飼料、稲わらなどを輸入することに熱心で、防疫体制はおざなりだった。
5月15日現在、殺処分の対象になった牛と豚は計8万2411頭。そして処理を行っている人たちは、100%、口蹄疫のキャリアになっている。
農水大臣の赤松は口蹄疫が発生して3週間後に、やっと宮崎入りしたものの、「何しに来たんだ」と怒鳴られた。
赤松は、答えに窮し、シドロモドロになったが、宮崎に行ったというものの、ホテルでの会談であって、現場へ入る事を拒否したという。 これが民主党のいう「政治主導」の姿だ。宮崎県では今、8万頭を越える牛豚の殺処分で地獄の様相だという。
東よ、知事を辞めて、反民主党を旗印に参院選に打って出よ。国政でなければ、宮崎の畜産の建て直しは出来ないぞ。
★口蹄疫の専門家の論文。
(2006年1月、貿易の自由化と国際的な疾病の拡がり)
財団法人、日本生物科学研究所に寄稿した小澤義博・博士の論文を読んだ。口蹄疫を含む家畜感染症のアジアと日本との関わりについて記述されている興味深い論文だった。
小澤・博士は述べる、「外国から生きた動物もしくは家畜・家禽を大量に輸入している日本としては,自由貿易対策の強化を真剣に考え直し,早急に実行に移して行く事が求められている。中国とその周辺国には,人口や家畜・野生動物の生息密度が最も高く,人と動物が同居している家が多いため,新しい人獣共通感染症が生まれやすい状態にあることを忘れてはならない」。
そして、「2006年春以後,日本は鳥インフルエンザおよび口蹄疫に対する二面作戦を取らねばならなくなる可能性も考えておく必要がある」。
小澤義博・博士(国際獣疫事務局東京代表OIE、獣医師)の論文から抜粋。
小澤・博士は国際獣疫事務局から世界で最も貢献した獣医師に与えられる金メダルをアジア人として初めて受賞した。
★自民党の土地改良利権。
野中広務がやっていた土地改良事業。その年間予算は約5千億円だった。滋賀県長浜市の「湖北土地改良区」で、少なくとも1997年から不正経理が行われ、裏金が作られていたという。
また農水省の職員約30人が改良区側から高額接待を受けていたことも明らかになった。そして酒井研一・前理事長(元滋賀県議)が2009までに2400万円、前事務局長が1040万円をそれぞれ横領着服した疑いがある。
農水省は、2人の背任、横領として刑事告訴する意向だという。
また、農水省職員が利害関係者から贈り物を受けたり、接待を受けたりすることは倫理規定で禁じられている。それって、我々の血税だぞ。
(ムラマサ、鋭く斬る)