武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

小沢一郎とエリート検事の攻防。 宮崎県、そのまんま東の絶望。

2010年05月13日 | 人生の意味

★小沢一郎と子分たち。
再び、ドクロ城との戦い。
小沢の引きつり笑いが見られるのはいつまでか。そしてガマの忠実な子分たち、石川知裕、大久保隆規、池田光智も特捜部に呼ばれる。さて彼らを呼んで、茶飲み話でもするのか。検事総長の樋渡は6月に退任し、新検事総長がやってくる。夏には参院選が控えている。2回目の検察審査会で小沢起訴になれば、特捜部のメンツが丸潰れ、エリート集団の特捜部の鼻は、へし折られる。情報では、5月中の決戦になると漏れ聞こえてくる。なぜなら政治案件の頂上作戦が、素人衆によって小沢起訴の議決がされ、さらに町の弁護士に検察訴追権を奪われて、エリート検事集団は傍で指をくわえて眺めるという無様な光景になる。これでは特捜部は100年物笑いの種にされるだろう。果たして特捜部はそれに耐えられるのか。
何といっても小沢ガマの場合、叩こうと思えば、幾らでも物証は目白押しなのだ。虚偽記載、建設談合、あっせん利得、水谷建設1億円の裏金、脱税、不動産登記法違反、銀行口座名義借り、文書偽造、同行使、そして政党交付金の横取りなどなど。
そして2004年10月、世田谷深沢の土地を購入した代金4億円の出所が、説明する度に二転三転するという不思議なカネ。石川知裕ら小沢の元秘書3人が逮捕起訴されたというのに、親分は、「あっしには関わりござんせん」と、言い逃れる。小沢が任意聴取に応じれば、1月23日、31日に続き、3回目となるのだが、小沢の秘書連中が親分に黙って、億単位のカネをどうにかしようとしても出来るものではない。
さて一方、異例の3月前倒し人事で、東京地検ナンバー2の次席検事に、元特捜部長の大鶴基成が戻って来たのだが。

★読者からの要望で、「口蹄疫、あぐら牧場、情報規制」について。
5・12までの殺処分は、主に宮崎・川南町で発生しているのだが、牛豚合わせて77,168頭になった。
情報を収集すると、殺処分の現場は凄惨な地獄絵図だという。殺される牛豚の悲惨な鳴き声、消毒剤や牛豚の腐臭とあいまって、畜産者、獣医や防疫作業者の疲労、苦悩、落胆が農場全体をすっぽり覆い、異様な異次元の世界だという。ある酪農家は、「雌牛の最期に、餌を食わせ、頭をなでてやって、乳房をふいてやって、そして目の前で殺処分されるんです。その悔しさがわかりますか」。
そして殺した牛豚を埋める為に、切削機、ショベルカーや運搬車が慌ただしく行き交う。自衛隊のバイオテロ防護服の物々しさ、農場の傍には巨大な穴が掘られ、殺処分された牛豚が穴に落とされ、埋められ、消毒がされる、まるで映画でも見ているようなバイオハザードの悪夢。
5月10日、民主党の赤松広隆は、宮崎のホテルに入り、県知事の東らと会議を持ったが、現場には入ろうともしなかった。こういうバイオハザードは防疫服に身を固めても現場を見なければ、何も分からない。まさに事件は現場で起きている。これこそ民主党の口先だけの政治主導の姿。
★とにかく、このままでは宮崎の畜産は崩壊する。鹿児島、熊本、大分の隣県や九州全体へ拡大する懸念もある。感染源や感染ルートに関する様々な噂が飛び交っているが、今は目の前の処理に忙殺されている。そういう中、人に感染しないということで、殺処分している現場を見学に来る人もいるという。口蹄疫は人間に感染しないというのは、保証されたものではない。原因はウイルスだから、人間にかかっても不思議ではない。かつてペスト菌がネズミによって撒き散らされ、世界が死の恐怖を味わったのは、そう遠い話ではない。体力や免疫機能が低下していれば、充分に危ない。
さて宮崎県は、全国第2位の養豚と3位の肉牛生産を誇っていたのだが、まさに壊滅状態、再生プランが可能かどうか予測不能だ。

A牧場について。
色々な噂というか、話が流布されているのは知っていますが、事がことだけに、綿密な調査を行い、証拠を示す必要がありますね。それなくして軽々にA牧場の問題を論じることは出来ない。
順序として、家畜伝染病予防法(1951年、昭和26年法律)と関係法令に則り、県知事、大臣、農水省が主導して、口蹄疫発症の原因とルートを追究する。その過程で違法行為があれば、捜査当局が介入するのが筋ではないですか。

★口蹄疫の情報規制。
テレビ、新聞の発表は散発的という意味においては、報道量が少ないですね。
しかし、このニュースが大々的に取り上げられれば、日本はパニックになり、食肉関係者は大打撃を受けることは火を見るよりも明らか。以前、牛のBSE問題で、牛丼屋、焼肉屋、食肉関係者は大打撃を受けましたからね。
テレビメディア等を監督する総務大臣の原口は報道規制をやったことはないと弁明しているが、まさか統制したとは言えないでしょう。
海外情報として、日本は既に、「口蹄疫・発症国」として食肉の輸出が停止されており、これによって、高級和牛の輸出停止でニューヨークやLAの日本レストランに影響を与えているといわれています。
宮崎知事の東は発信力がある訳だから、こういう場合、橋下徹と連携しながら、もっとテレビでアピールしなきゃ駄目ですね。それが人間の正念場で、力が発揮できるかどうかの剣が峰ではないですか。
★宮崎の口蹄疫ウイルス。
農水省発表、宮崎第一例目の患畜(口蹄疫にかかった牛豚)の口蹄疫ウイルス遺伝子を、動物衛生研究所及び英国家畜衛生研究所が分析した結果、このウイルスは中国と韓国で確認されている口蹄疫ウイルスと近縁のウイルスO型(O/JPN/2010)であることが判明した。
さて殺処分された牛豚の金銭補償は、患畜(発症した牛豚等)に対しては取引評価額の3分の1、疑似患畜(未発症)に対しては取引評価額の5分の4が補償されるとある。
しかし問題の本質は防疫体制であり、今年1月に韓国、中国で口蹄疫が発生したことを受け、輸入飼料、輸入畜産に対する厳重警戒をやるべきであったが、民主党というか赤松広隆は韓国、中国からの畜産、飼料、稲わらの輸入に熱心で、結果的に口蹄疫防疫に失敗した。しかも赤松広隆は、口蹄疫発症を4月の段階で知っていたにも関わらず、連休をキューバや南米観光で過ごし、しかも閣僚懇を欠席して8日以降に帰ってくるという失態を見せている。その間、宮崎の牛豚は地獄をさまよっていたのだが。
さてさて、日本を守ることが出来ない鳩山と民主党ルーピーズ。夏の参院選選挙では、民主党を壊滅に追い込むことが、日本を危機から救う道だ。

(ムラマサ、鋭く斬る)

コメント
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