★小林達之助の謎。
さて、小林を告発した看護婦は、堕胎した胎児を保管していたのだという。冷蔵庫にでも冷凍していたのか、それとも商売柄、ホルマリン漬けにでもしていたのか。何か鬼気迫るものがある。その死んだ胎児は証拠物件として桜田門に既に提供されているから、その胎児のDNA鑑定をすれば、小林医師が父親であるのかどうか特定できるというもの。
また、残っていた薬剤や点滴パックに小林医師の指紋が残っていれば、それらを女性に投与したのは小林医師であるということが、ハードエビデンスとして証明される。
さらにそれらの薬剤、薬液の入手ルートが分かれば事件は解決の運びになる。
桜田門は既にそれらを煮詰めているのか、そうでなければ慈恵医大の助教で、36歳の働き盛りのエリート医師を逮捕したことを正当化することにはならない。
一方、小林医師の潔白を主張する根拠は、「完全犯罪」の自信の表れであるのか、紫陽花寺には今日も無情の雨が降る。
★小沢一郎と石川知裕。
石川知裕は、特捜部の再聴取に対し、深沢の土地代金4億円を報告書に記載しない、とする方針について、「小沢先生に報告し、了承を得た」と、5月17日、改めて小沢の関与を認める供述をしたという。
しかし特捜部は、石川の供述を証拠として取り上げず、今週中にも小沢を再び嫌疑不十分で不起訴とする方針だという。なぜだろう。
これでは何の為の聴取なのか。いくら任意といっても、検察に呼ばれるのは尋常ではない。そして調書に残した供述を「信用しない」という態度は、理に適っていない。その供述が正しいかどうかを判断するのは裁判所なのだ。
同時に水谷建設が1億円を、溜池のANAホテルで小沢サイドに手渡したことをなぜ立件しないのか。水谷側は当時5名の幹部社員がその一部始終を目撃しているのだが。 特捜部は裏金問題で金縛りにあって動けん、ということか。
★鳩山由紀夫と普天間。
鳩山の迷走が止まらない。まるで断崖絶壁の悪路をヨタヨタと車を走らせるような状態だ。これでは日本はたまったものではない。崖っぷちから転落する前に、運転手を代えろ。
鳩山は、普天間を辺野古のキャンプ・シュワブ埋め立て方式に戻すことを米国に伝えたという。「杭打ち桟橋」方式は、テロ攻撃というより、中国潜水艦による魚雷攻撃、そしてミサイル攻撃に弱い。つまり滑走路が破壊された場合、復旧に時間がかかる。埋め立て方式は、ミサイルや戦闘機による攻撃で破壊されても、復旧に時間はかからないというメリットがある。さらに視点を変えて言えば、町に隣接して新しい軍事基地を作るなど、民主党は狂っている。
★三宅雪子。
三宅雪子の猿芝居を補強する新証言が飛び出した。三宅雪子について、自民党の馳浩議員がブログで(自分で転んじゃって、恥ずかしい)と三宅が話したことを明らかにしたが、その場に居合わせた共産党の宮本岳志・議員も馳の証言を追認した。共産党の宮本は証言する、「ブログで馳さんが書いていることは事実です。ケガの理由を訊ねた私たちに、(昨日の内閣委員会の強行採決で転んじゃって、運動不足なんですかね、自分で転んじゃって、恥ずかしい)」と、三宅さんがおっしゃった。
そもそも、他の委員会から騒ぎを起こしにやって来たのが、三宅雪子。
なぜ、委員長席の前までやって来て、一人で倒れたのか意味不明。
★河野太郎。
自民参院のドン・青木幹雄が参院選への出馬を断念したことをめぐり、18日の自民役員会が揉めた。幹事長代理の河野太郎が、以前から「青木さんには立候補を辞めてもらう」と批判していたが、この日は「青木さんは長男に世襲させるために公募をせず、最後にわざと倒れるという猿芝居をやった」と批判した。
この見方は正しい。しかし河野太郎も世襲だが、その弁解はどうする。世襲問題の本質は、劣性遺伝の継承、つまり「バカ殿」政治は日本を滅ぼす。
★ソフトバンクの孫正義・社長(52)。
18日の会見で、「総務省にガソリンを持って行って火をつける」と物騒な発言をした。鳩山政権がツイッターに年齢制限などの規制を検討していることから、「そんなことをするなら」と焼き討ち発言が飛び出した。
なぜならSBの新モデルの携帯電話は、ツイッター機能を標準装備していることがポイント。孫は「フィルタリングによってツイッターを18歳未満の人が使えなくするのは、人々のコミュニケーション革命や神に対する冒涜だ。そんなことを民主党がするなら、私は総務省にガソリンを持って行って火をつけます。犯罪予告です」とブチ上げた。
やはり朝鮮系は言う事が、凄い。
★オバマと中国。
オバマは中国依存を強めている。オバマのチャイナコネクションは中国を米国の戦略的パートナーとして考えていると聞こえてくる。
この戦略は、オバマが、中国の不公正な商取引(著作権、商標違反、突然の重大な法改正などなど)や人権侵害、チベット・ウイグル弾圧、北朝鮮への支援などを、米国は見て見ぬ振りすることを意味している。
1987年、朱ヨウキ時代以降、中国は経済力、軍事力ともに増大し、国際舞台において米国に対峙するまでになった。そして胡錦濤、温家宝に指導された中国共産党の第4世代は、世界版図における中国の影響力拡大と攻撃的な太平洋進出に乗り出したと見るのが正しい。
中国自身の世界分析として、1つは、中国がグローバルスタンダードや商取引のルールに違反しても、中国に面と向かってクレームをつける国はいない。その中にあって、日本などは中国にとって問題外だ。高飛車に出れば恐怖に震えおののく、懐柔すれば涙を流して喜ぶ、それが中国に映る日本の姿だ。
2つ目、中国は、他国に遠慮せず、自由に行動するに十分な軍事力と経済力ができた。中国は今や米国国債を100兆円も買っている世界最大の米国の債権国なのだ。つまりカネにだらしない米国の首根っこを押さえている。
一方、米国内のアンチチャイナは、中国に対して、国際ルールに違反すればその代償は高くつくことを厳しく教えるべきであると主張する。
しかし2009年7月、オバマは中国懐柔として中国に軍事交流の拡大を呼び掛けた。またオバマは、イランへの国連制裁の協力を得るため、中国の不正為替操作やグーグル検閲に対する非難を中止した。つまりオバマは中国との協調路線を採った。
米国に敵対するイランを封じ込めるには、中国の協力は欠かせない。そしてイランに対する厳しい国連制裁がなければ、イスラエルはイランの核施設を先制攻撃することに何の躊躇もしないだろう。その瞬間、アラブとイスラエルとの全面戦争は不可避だ。そしてその余波は必ず米国を襲うだろう。
さらに北朝鮮の核兵器、中国は北朝鮮の親密な同盟支援国であり、その影響力を無視できない。北朝鮮の不揃いな核爆弾をアルカイダが入手した場合、米国の都市は一斉に核テロの恐怖に怯える日がやって来る。
(ムラマサ、鋭く斬る)