武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

立花隆氏との師走対談、小泉さんの民主主義

2006年12月11日 | 人間の欲望
立花 「今回の復党問題で、私が何よりも不思議に思っていることは、世論の大勢が復党に反対していることだ。私にいわせれば、郵政法案に反対したというだけで、反対議員を党から追放して刺客まで放つという、あの小泉政治のやり口のほうがよほど異常だ。」

じゅうめい 「郵政問題の本質は、法案の良否ではなくて、その名を借りた権力闘争であったと思う。 だから、小泉さんは相手の勢いを使って、背負い投げ一本で勝った。権力と権力の戦いの切所は、<決め手>があるかどうかだ。反小泉連合軍は,蒼蒼たる顔ぶれを集めたが、錦の御旗を掲げることはできなかった。小泉は間髪を入れず、<伝家の宝刀{解散権>を行使し、天皇の解散詔勅を受領した。これで反小泉連合はしびれた。そして、公認せず,刺客を放つという大胆な掃討戦を行った。これ信長のごとき怒涛の勝利であった。}

立花 「アメリカのような民主主義国家では、あのようなことは決して起きない。アメリカでは、一人ひとりの議員の一つひとつの法案に対する賛成・反対の投票行動は完全に自由だ。共和党の大統領だからといって、共和党議員全員の投票行動を縛るなどということは絶対にできない。」

じゅうめい 「一言で言えば政治システムが違うということになるが、一番の核心部分は、アメリカの大統領は、権限が非常に強大であるため、あまり議会に気を使う必要がない。」

立花 「民主主義国家では、どのような人に対しても、政治活動の自由は保障されている。だから、アメリカでは、政府提出の法案に対しても、すべての議員が自由にその意志を表明する。これが民主主義国家では普通なのである。党で賛成反対を決めたら、あとは党所属議員全員が一糸乱れずその通りに行動するなどということは、全体主義国家の全体主義政党でしか起こらないことである。

じゅうめい 「それは日本でも同じである、だから、かつて小泉さんも若かった頃、法案に反対して、本会議を欠席したこともある。ただそれは権力闘争ではなかった、郵政問題の本質は権力闘争であった。これで負ければ、打ち首になる。」

立花 「2005年の郵政国会で、小泉が取った行動のほうが、民主主義の原則にてらして、よほど異常なのである。あそこで、日本は一種の独裁政治、一種の全体主義におちいってしまったのである。」

じゅうめい 「あれを独裁政治とか全体主義だというのはいかがなものか。
リーダーシップというべきもので、独裁ならば、今もって総理を続けているのではないか。それに郵政民営化は、自民党党首選、そして国政選挙で自民党のマニフェストとして,小泉さんが常に声高にアピールしてきたものであるから筋が通っている。」

立花 「いま起きている政治の異常は、あのときの小泉政治の異常を正常に復元させる過程で起きている異常というべきだろう。自民党が、共産党のような全体主義政党になってはいけない。一人ひとりの議員の政治行動の自由をあくまで守ることだ。」

じゅうめい 「復党問題は自民党の古典的な体質である。昭一さんは<情の政治>
と言ったが、もっと平たく言えば、割れたままの茶碗では食いづらいから、糊でくっつけて、利権といううまい飯を食おう、ということだな。」

立花 「いま平成の非翼賛議員として、その筋目をつらぬいているのは、平沼議員ただ1人といってよい。私は日本の民主主義を守るために、あくまでガンバレと声援を送りたい。

じゅうめい 「やせ我慢もいい加減にしないと、ずっと傘張り浪人で、武士は食わねど高楊枝だろう」 (笑)  デデンデン
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立花隆氏との師走対談、自民党復党問題

2006年12月10日 | 人間の欲望
立花 「自民党の復党問題で男を上げたのは、平沼赳夫だけだったのではないか。復党した11人は、政治家として大切な筋目を通すことができなかったという点において、男(女)を大いに下げた。」

じゅうめい 「男を上げたのか疑問である。少しばかりの男の沽券にこだわったのか、復党願いまで出しておきながら誓約書を出さなかったのは女々しい。自民党という党は75日過ぎれば忘却の彼方であり、昨日の敵は今日の友である。逆もまた言える。」

立花 「中川幹事長は大物幹事長というか大物調整型政治家に化けるためにぜひとも必要な、調整能力を発揮できなかった。大物であれば、こういう場合、窮地に立たされても、関係者全員にあまり不満が残らない形で決着をつける方策を考え出す知恵が働くものだが、そういう知恵を全く出すことができなかった。その点において、男を下げた。」

じゅうめい 「中川さんは、終幕まで読んで平沼さんを袈裟懸けに斬った。少し、手がかかったが、返り血を少々浴びただけの話しである。これは中川さんの血風録であるから、白刃を振って鞘に納めただけである。」

立花 「また安倍首相は、なんの指導力も発揮できず、中川幹事長にただ引きずられるままで終わったという点において、大いに男を下げた。」

じゅうめい「11人の素浪人と徒党を組んだ平沼を斬るのに、殿様が出てどうする。奉行で充分であり、殿様が出たら軍鶏の喧嘩になる。」

立花 「ところで安倍首相、体質が弱い上に、病名は明らかにされていないが、持病があるとことはわかっている。安倍政権の最大のリスクファクターは、健康問題のような気がする。」

じゅうめい 「一国の総理の健康問題は国家機密である。それを伝聞でメデイアに公表するのは何かの謀略か、それとも欧米か? 」 (笑)


立花 「今度の復党問題で、その存在感を誰よりも示した平沼赳夫は、あれで潜在的な候補者の一角におどり出たといえるのではないか、もちろん、復党が前提だが」

じゅうめい 「政界は一寸先は闇だから、何が起きるかは分からぬが、平沼の歳を考えると2周位遅れてしまった。自民を追放されなければ、ポスト小泉で、今頃は平沼内閣であったかも知れない。そういう意味では政治判断のミスであった。」

立花 「安倍にもしもがあった時、混乱が長びく場合は、小泉カムバック論が出てきて、一挙に流れができる可能性がある。

じゅうめい 「それは同じ意見だ。小泉さんは秘かにそれを狙っている節がある。
小泉さんの凄さは、政局を嗅ぎ取り、相手の力を利して、自分の渦を作ることにかけては天才的だ。 オペラの大団円を見るようだ。」
<明日に続く>
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ブッシュにサンタクロースはやってくるか

2006年12月09日 | 国際外交の真実


       <7日のブッシュとブレア、CNNより>

ブッシュのネオコンとは、アメリカ絶対主義、Loser takes nothing であることがはっきりしてjきた。 そしてイラク戦争の本質はユダヤ(イスラエル)と石油メジャーが主導したイスラム叩きとイラク石油の支配であることが明確になってきた。
よそ様の国に、嘘をついて重爆撃を行い、戦車を繰り出し、市民を制圧しようとしても、所詮、不可能であり、また許されないことなのだ。、

北朝鮮問題でも、アメリカは北の核拡散ばかりが気になって、ついに6ヶ国協議ではなくて、3ヶ国協議(米、中、朝)になってしまった。これで12月中旬に開催される6ヶ国協議は実質形骸化である。 アメリカが相手にするのは中国だけであり、そして標的の北朝鮮だけであることが明確になった。
日本は、後で話だけ聞かせてやるが、口は出すな、金だけ出せということである。

実際、日本は、欧米、アジアともに外交能力はない。国際政治を語る哲学がないから相手にされない。テキヤの顔役みたいな麻生外相と、しゃもと狐みたいな外務省の高級官僚は金は使っても人の心を掴むことはなかった。
今秋、国連が騒がしかった頃、我が日本の国連大使は、あのように眉間に皺を寄せて険しい顔をしか見せられなかった。人様の顔ばかり言って申し訳ないが、心の中は顔に現われる。

ブッシュ大統領の外交を支えてきた高官の辞任が相次ぎ、ライス国務長官が頭を悩ませているそうな。ラムズフェルドがいなくなり、国務副長官が空席になり、ボルトン国連大使が辞意を表明。苦しいときに人が離れていくブッシュの顔に苦渋が現われる。
デデンデン
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リアル韓国、冬のソナタ

2006年12月08日 | 国際外交の真実

             <朝鮮総督府>

リアル韓国の冬のソナタとは 96年前までさかのぼり現代に生きる人々の財産を没収するという現代韓国のやり方は、他国のことながら、そら恐ろしさを感じる。
1910年の日韓併合を推進した当時の韓国の官僚、政治家、及び親日協力者の先祖と子孫を洗い出し、2004年に法律として制定された<親日反民族行為法>に基づき、該当者約400人の子孫を調査している。 
去る12月6日、日本による朝鮮の植民統治に加担した親日派として、李完用ら106人を韓国政府は公表した。
ノ・ムヒョン大統領が進める歴史見直しの一環で、親日派を公式認定するそうな。 親日協力家と認定されれば、財産を没収される。 世間的にも村八分にあうだろう。 まさしく、現代の魔女狩りであると韓国社会は戦々恐々である。

例えば、日本の法律では、一番長い時効は殺人罪でさえ25年である。
それが先祖がやった96年前までさかのぼって罪を追求するというのは世界の常識からすれば考えられない。 他の同じ例で言えば、台湾がある。 台湾も韓国と同じことが歴史的には起きた。 つまり日本による支配統治である。 違いは民族の違いだけである。 台湾に行けば親日家が多く、70歳以上の人は日本語を話し、昔は良かったと懐かしんでくれる。 しかし朝鮮民族は違う。 悪いことをしたかどうかというより、日本と仲良くしたからお前は駄目だという論理なのだろう。 
2006年の感覚でもって96年前までさかのぼり、事の善悪を決めていこうという姿勢が恐ろしい。
日本攻撃、日本排撃が現代韓国で進行しているということである。
ただ、このことは突然韓国社会に表れたのではなく、戦後61年間フツフツと発酵されてきたものが、金大中、ノムヒョンさんの反日思想のもと爆発したものだろう。 
余談だが、金大中大統領のとき、ソウル中心部の市庁近くにあった国立博物館が撤去された。 クラシックな西洋建築で白い尖塔が目立つ歴史的な博物館であった。 ソウルの市庁から大通りの突き当たりに威厳を見せて立っていたものだ。それがなぜ当時韓国国内の反対を押し切って破壊撤去されたのか? 戦前、韓国を統治した日本の朝鮮総督府であったからである。 
朝鮮民族あな恐ろしや。
韓国人の心の底流に日本に対する恨み骨髄、この恨みはらさでおくものか、オドロオドロしいものが渦巻いているようでございます。 デデンデン
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十字架を背負ったホリエモン

2006年12月07日 | 人間の欲望
十字架を背負ったホリエモン

ホリエモン城は合法の名で構築されている。
株式交換、株式大分割、投資ファンドは表からは手を出せない。
その時、思いがけない内部密告があったそうな。
決算書だけを見ても、専門家でも本当のことは分からない。だから公認会計士が事前のチェックをし、認証が必要になってくる。そこに会計士のごまかしが介在する。粉飾決算という容疑は仰々しいが、今回の件は、本当は修正で済む軽微な内容であったが、権力と検察は、それを突破口に本丸を攻め落とすことに決意したのだ。合法の傘の下で、あくどいことをする奴らは、一気に叩き出す、そのように権力は意志一致した。
ホリエモンの本性は、市場破壊者である、膨らんだ現金(げんなま)が闇の社会と結託することにより、より凶暴性を増してきた。
投資ファンドで闇の勢力と繋がったから、権力は恐れた。
この闇社会とのつながりはどのようにできたのかははっきりしない、
蟻は砂糖を求めて自然と現われる。
ただ死んだHS証券副社長であった野口氏が窓口であったことは確かである。

ホリエモンの恋人の父親、有馬氏から4000万円を引き出し、資本金わずか600万円の個人会社から時価総額8000億円の上場会社まで大変化するには尋常のやりかたではできないだろう。小室哲也のホームページを作っていた頃は、ドラエモンでもよかったろうが。

ライブドアはIT企業を名乗り、ITのイメージが強いが、実態はファイナンスの会社であった。つまり金融ブローカーである。90%の利益は金融から出ていた。
核心は、投資事業組合である。これを耳にすると労働組合とか、共済組合みたいに聞こえるかも知れないが、これが事業の柱である。要するに、闇の金を集めて、サラ金へ融資、株投機、企業買収を行う、金が金を生むシステムである。一般の人には無縁のものである。これの設立は合法であるが、闇に隠れている現代社会のダークサイドといってよい。まず出資者の名前を表に出す必要はない。これ合法である。金儲けプロジェクトの為に作られ、儲けたら秘かに消えていくブラックボックスそのものである。これにホリエモングループは力を注いだ。
ホリエモンウイルスは市場において急激に増殖を始めようとした。だからホリエモンを潰す必要があった。何でもいいから潰す。表向きは法と証拠によって、粉飾決算で叩きのめす。ホリエモンは本気で逮捕されるとは思わなかった、せいぜい会計処理のミスで抗弁し、それは会計士の責任として、担当者が怒られておしまいでしょうというレベルである。なぜなら、繰り返すが、粉飾決算以外はすべて合法なのである。しかし権力にとって、粉飾決算容疑は、あくまでも建前である。六法全書を開けば、どのようにでも料理ができる、
これでドカンと本丸をやって一発でホリエモン壊滅である。
HS証券副社長の野口氏が検察に挙げられれば、すべてが明るみに出る。
検察特捜部の強制捜査が入ったということは、次には逮捕が近い。
悪い奴らは、こういう絵図はよく知っている。
だから死人に口無しの花である。
腸がはみ出るほど腹を深くえぐった刃物の使い方は、その筋のプロのやり方だという。

権力の動きを読み取れなかったのはホリエモンの油断と甘さである。、
フジテレビから強奪した400億円と自社株時価総額でソニーがやられる前に、検察の作戦コード名<ホリーナイト>が決行された。
ホリエモンの明日はどっちだ、 デデンデン

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