武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

福田衣里子は荒野を照らす蒼い月

2007年12月21日 | 人生の意味
二人の政治家が政治的に死んだ。
福田総理、戦前生まれで昭和20年の終戦時には、軍国少年の8歳であった。
父は東京帝国大学卒の大蔵官僚エリート、後に総理大臣を極める。
そして、もう一人は、東大卒の東大政治学助教授出身、厚労省大臣・舛添。
20分で慌しく記者会見を終え、隣室に待機していた福田衣里子さん達を避けるようにして、通常、使わない出口から足早に立ち去った。
患者の一律救済は出来ないから、和解金を増やして、これで打ち切りだと言う福田総理と舛添大臣、そして厚労省と財務官僚の傲慢さは、やがて国民からの手痛いしっぺ返しを受けるだろう。
舛添が大臣に登用されたとき、期待半分、疑心半分と述べたが、やはり口舌の徒であったようだ。
昨日の記者会見、舛添の弁解として、大阪高裁が出した骨子案以上には政府は踏み込めないから、今回提示した政府の和解案が精一杯だ、と述べていたが、大阪高裁は、本当は一律救済が望ましいが、国がそれを飲まないから、骨子案には書けなかったと所見で明確に述べている。 これでは話が逆だ。
また直接和解金として40億円見当、それに加えて線引きの外に対しては30億円、総合計70億円をやるから、それで打ち切りにして、後は原告側で自由に裁量分配せよという意味は、後は患者が何人増えようが国は一切関知しないという責任逃れであり、カネで切り捨て、後は患者同士で話をつけろという、乱暴なやり方だ。
例えて言えば、子供が障害者になったからといって、親が育児放棄、子捨て、あげくの果ては、子殺しをするようなものだ。
今の時代、こんなことが許されるはずがない。
厚労省は、これは薬の副作用であるから、仕方がないと主張するが、事情を知らない人は信じるかも知れないが、この問題は副作用の問題ではなく、止血剤フィブリノゲンにウイルスが混入しており、それが発覚したにも関わらず、厚労省と田辺三菱製薬(当時のミドリ十字)は、それを故意に隠蔽し、フィブリノゲンの使用禁止に踏み切らなかったばかりか、注意喚起をアリバイ的に出しただけで、それに及んでもフィブリノゲンの使用を認めており、かつ被害患者のリストを作成していたにも関わらず、そのリストを最近まで隠し続け、患者の早期治療が出来なかったという、その犯罪性を責めているのだ。そしてその背景にはエイズ薬害と全く同じ構造である、田辺三菱製薬(ミドリ十字)の商売優先と、ミドリ十字を天領・天下りにしていた厚労省・キャリア官僚の保身と患者無視の態度が存在する。
「舛添大臣は私たちと握っていた手を放しました。福田総理も私たちに背を向けたまま、私たちが全面解決という山に登ろうとしているのを突き落としました」と言い、
福田衣里子さんは、「私達はもてあそばれた。舛添大臣は官僚と心をひとつにしてしまった」 と声を詰まらせたが、「国が見捨てたとしても、私たちはそれで終わるわけにはいかない」と言い切った。
官僚の犯罪追求と、訴訟に入れない人たちを救う一律救済を求めての戦いはこれからも続く。
最後に、衣里子さん、今日の飛行機で長崎に帰ると話してくれた。
故郷に抱かれて、元気を取り戻して欲しい。
さて、ムラマサ、どうする。
(月影に蒼く冴える)

20日の朝日新聞発表の世論調査では福田内閣支持率は31%に急落した。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

舛添の演技

2007年12月20日 | 人生の意味
薬害肝炎問題。
舛添大臣が辞表を胸に官邸の福田総理を訪ね、一律救済の直訴をしたが、福田さん冷たかったそうな。
舛添の旦那は、官邸の裏口から入って、裏口から帰っていったが、辞表は懐に入れたままだったという。 そして昨日の夜9時にはベッドに入り込んで、ふて寝ということだった。
さて、今日20日が最終デッドラインだ。
福田丸の目の前に巨大な氷河が迫っているが、安倍丸沈没と状況が似てきた。

不思議な命令。
飲酒運転で追突し幼い子供3人を死亡させ、危険運転致死罪に問われた元・福岡市職員、今林大(23)について、福岡地裁・川口宰護裁判長は、福岡地検に対し訴因の変更を命じた。
訴因の変更とは、訴えの内容を変更して、より罪の軽い過失致死と酒気帯び運転の罪にせよと裁判所が検察に命令したことである。
地検が、変更に応じない場合は、犯人・今林が無罪になる可能性が出てくるため、命令には従わざるを得ない。 
今林は、危険運転致死罪とひき逃げの罪に問われ、懲役25年を求刑されて結審し、来年1月8日に判決の予定だった。
それがなぜ罪の内容を突然変えるように検察に命令したのか。
法的には許されるが、結審後にこれを行うとは実際問題メチャクチャな命令と言っても過言ではない。
分かりやすく言えば、裁判所が自ら罪を指定し、自ら判決を下すことになり 「自ら杭を打つ」と称して、法曹界では異様な目で見られることになる。
もし過失致死傷罪になれば、川口裁判長は、事実上そのように決めてしまった訳であるが、そうなれば最高懲役は7年6月しかならない。
弁護人と犯人は、「酩酊ではなく微酔だった」と反論し、追突したのは前の車の大上さんが急ブレーキをかけたからだと主張していたという。
それに対して、大上哲央さんは「急ブレーキをかけたことは絶対に無い」 と憤慨しているという。
大上さんが急ブレーキをかける要素は全くない。
当時、大上さんは、「バックミラーに写った後ろの車が猛スピードで接近して来て、あっと言う間にぶつかってきた」と証言している。
事件当日、今林は居酒屋で大量にビール、焼酎を飲み、その後、スナックでブランデーを飲んで酩酊状態だったという。 そして自宅に戻り、自分の車を出し運転し、悲惨な事故を引き起こしてしまった。 酒は飲んだ直後よりも、1~2時間たった頃の方が酔いが回る。 まして車の運転は、急激な眠気を催したか、急性アルコール中毒による意識不明(失神)状態に陥ったのではないかと推測する。
そして、この事件には、悲しいエピソードがある。
事故を起こした直後に、海に転落した車を救出しようと駆けつけた消防隊の隊長は、何と犯人・今林の父親だったという。
(ムラマサ、虚空を一閃)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

怒りの散弾銃

2007年12月19日 | 人生の意味

薬害肝炎事件。
今日明日にも福田総理の政治決断があるかどうか見極めたい。
昨日の福田さんの態度は、少しどもりながら逆切れしていたが。
がんばれ福田衣里子さん、原告団の皆さん。

佐世保・散弾銃乱射事件。
散弾より威力のあるスラッグ弾が使われたのではないかという憶測が飛ぶが、それはどうでもいい話で、犯人はレーザー照準つきの散弾銃で無垢な市民と子供達8人を殺傷したということだ。
イタリア製で、24万円で犯人は買ったそうな。
それ以外にも散弾銃を2丁持っていた。しかも弾は2700発以上保有していたという。時々、アルバイトをするくらいで、職を転々とし、スポーツセンターの会員になり、プレジャーボートを買い、それらは親のスネかじりで、多額の借金もあり、周辺には自己破産をほのめかしていたそうな。
さて、猟友会が害獣駆除をやって、銃の保有は社会の為になっていると弁護する論調もあるが、100歩譲って、それはライフル銃で十分だろう。
今の社会で散弾銃をもつ必要はない。散弾銃で人を撃った場合、相手に無数の鉛球を撃ちこみ、致命傷を負わせることができるから、殺傷力が高い銃として定評がある。散弾銃は即刻、全面禁止にするべきだ。
それにライフル銃の所有も、もっと厳格にするべきだ。
何といっても、銃器は凶器そのものなのだ。
他人の保証人を3名位つけなければ駄目だ。こういう事件があった場合、被害者の損害賠償を負担する必要がある。社会的に信用力が高くなければ銃器の所有許可は認められない。医師の異常なしという診断書があったからと佐世保署は弁解するが、3分しか診断しない医師の診断書では意味が無い。
また近隣住民が「あの男はおかしいぞ」と訴えているのに、ろくな調査もしなかった警察は怠慢の限りだ。また銃の「先台」を預かるのに、強制力がないからと弁解していたが、それでは子供の仕事だ。

守屋・防衛省腐敗事件。
宮崎は、裏金担当の山田アメリカの秋山に送金を指示し、守屋の長男がサラ金から借りていた借金返済のために、守屋の妻・幸子の口座に2万ドルを送金させていたという。
また守屋の二女の米国留学費用として、二女の口座に1万2千ドルを振り込ませていた。
いずれの送金も、まず幸子が宮崎におねだりし、宮崎は守屋の了解を取り送金した。その際、守屋は「お願いします」と頼んだという。
妻の幸子は処分保留ということで昨日保釈されたが、これは武士の情けというものだ。
さらに、防衛省が情報収集を目的とする工作費を架空の領収書で裏金化して、幹部や関係者が自由に使えるような不正経理を組織ぐるみで数十年にわたり続けていたという。 工作費は、年1億6400万円にも上り。裏金が職員同士の飲食・高級クラブに流用されていた。
だいたいが、こんなスパイもどきの工作費なるものは防衛省に必要がない。
即刻、予算カットすべし。
これは国民の血税である。
さて、防衛事務次官・増田好平の会見を見ていると、しどろもどろの役人発言で、こういうのが国の防衛トップとは、人がいないものだ。
(ムラマサ、鋭く斬る)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

外交官の給料は安いか

2007年12月18日 | 人間の欲望
これほどの給料を貰っておきながら、まだ足りぬから上げよと外務省外交官は言う。
入省15年目、37歳、米ワシントン勤務で4人家族の一等書記官は月額135万円。
年収は1、850万円なり。
本省でのランクはキャリア官僚で課長補佐に相当するが、在外勤務手当て月40万円が含まれるから収入はより高い。
何でも接待が多く、カネがかかるからもっと出せということらしいが、外交接待とか交際ならば、堂々と経費で落とせば良い。
実は、外交官の接待費は天井知らずで、領収書無しが多いと言われる。
つまり「外交機密」という天下の印籠があるから使い放題だ。
何でもかんでも「外交機密」費に計上するのは日常茶飯事で、日本の国会議員の外遊接待費から、自分の家族だけの高級ディナー費用も外交機密費で落としているのに、それ以上何が欲しいのか。
もちろん高級住宅費、車、メイド、何でもござれの公費で落とされている。
それだけの待遇を得ておきながら、朝鮮による拉致問題では、外務省の幹部であったヒゲの槙田局長は「拉致された日本人10人の命より、日朝国交正常化の方が大事だ」 と、 国会の外交委員会で堂々と言い放ったのは立派と言うのか、無能と堕落を自ら証明している。
かつて外務省の松尾は、キャリア官僚の意を受けて、裏金をプールし、競馬馬を20頭も保有して稼いでいたのは、記憶に新しい。
外務官僚恐るべしである。

福田内閣の支持率が軒並み10ポイント以上も急落したという。
世間は正直だ。共同通信では、内閣支持率は11・7%マイナスの35・3%と急落した。
「びんぼうくじを引いてしまったのか」福田さん。
筑紫さんも言っているように、福田カラーが出てこない。まるで浮遊するクラゲみたいで、コンニャク総理だ。そのくせ、逆切れの毒針はもっているようだ。
年金、薬害肝炎、防衛省腐敗、の対応を見ていると、まるで隣のおじさん発言だから、一国の宰相としては情けなくなるのだ。
 (ムラマサ、鋭く斬る)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カトリック教徒の怒りの散弾銃

2007年12月17日 | 人生の意味
銃は力の象徴だ。
自殺した犯人の車に散弾銃の実弾が2700発残されていたという。
弾を所有できるのは800発までが法規制だから、その異常さが浮かび上がる。
一体、何人殺すつもりだったのだろう。
そして、その法で許された800発という弾数も多すぎる。
長崎・佐世保の散弾銃乱射で8人を殺傷した事件。
こういう危ない凶器を、自己申告で簡単に所有できるとは、恐ろしいことだ。
日本の政治家は口を開けば「国民の安全と安心」と念仏のように言うが、全くの空念仏であることが分かる。
銃器産業から政治献金をもらっているから口をつぐんでいるのだろう。
さて犯人はカトリック教徒だったというが、心の病だ。
大学を中退し、職を転々とし、無職の状態にも関わらず、小型ボートを買い、殺した友人と一緒に海釣りを楽しんでいたという。
その友人とは中学以来の親友だった。
散弾銃3丁について警察・公安委員会から許可を受けていたというが、事件前から複数の近隣住民が恐怖の声を上げていたという。
「あの男が銃を持っているのは危ない」と警察に訴えたが、「お前にはそれを言う権利がない」と、逆に怒られたと近所の男性は憤慨する。
日本で、現在、許可を受けているのは、散弾銃30万丁、ライフル銃4万丁だというが、 
こんな多数の銃が街に氾濫しているとは知らなかった。
今年はすでに発砲事件が54件発生。5月には鹿児島で金融業の男が弟を散弾銃で射殺する事件があったし、最近、父の管理ミスで5歳の子供が小さな弟を射殺する事件もあった。
この際、銃の所持を全面禁止にするか、ガン・コントロールをもっと厳しくするべきだ。
特に散弾銃は殺傷能力が高い。散弾銃とは、弾である樹脂ケースの中に無数の鉛球を詰め込み、発射すると放散するのではなく、相手に命中すると、その中でそれらの鉛球が散らばるから、殺傷力が非常に高い。
仮に死亡しなくても、体内に入った無数の鉛球を手術で取るのは厄介で、二次被害をもたらすことになる。
以前、隣人トラブルで、姉妹が男に襲われたことがあったが、一人は即死し、生き残った一人は、半身不随の重傷を負った。これも散弾銃の威力である。
少なくても、散弾銃は全面禁止にすべきだ。
(ムラマサ、一閃)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする