武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

福田総理の罪

2007年12月16日 | 人生の意味
テレビで福田総理と筑紫哲也の対談を見た。
福田さんの父親は元総理大臣で、東大法卒、財務省(大蔵省)キャリア官僚であった。
終戦時には現総理の福田さんは8歳だった。
8歳といえば物心がついていただろう。
但し、彼が軍国少年だったかどうかは知らない。
柔らかな物腰ながら、筑紫さんは福田総理に、そろそろ福田カラーを出したらどうか。そうでないと福田さんが何を目指しているのか分かりにくい、と述べていたが、福田総理は、「ホホホ、しっかりやっていきます」と暖簾に腕押しだった。
おそらく、この人は柳に枝折れなしの処世哲学を持っているのだろう。
馬耳東風にやり過ごしながら、その実、癇に障る事は目の陰影に出て、少しどもりがちに反論する。
優等生の生徒会長にはなれても、乱世の指導者にはなりえない。
それは、年金問題に対して「そんなことは公約でしたっけ?」と昨日の晩は何を食べたか思い出せと言われたかのように、素っ頓狂な声を出していた。
また薬害肝炎問題では「今、検討中です」と小学生でも言えることを言っていた。
裁判は5年もかかっているというのに、今まで自民党と厚労省は、患者のことを何も考えていなかったことを証明したようなものだ。
仙台地裁は国に責任は無いと判決したことを取り上げ、「だからそういう司法の判断もあるんです」と述べていたが、司法は自らの無能と堕落を世の中に示した以上の意味はない。
それよりも大阪高裁は、遠慮がちに、国は全員救済をすべきだが、そのような厚労省の言質がとれないために、和解文書に盛り込めなかったと発言している。
これは、もはや司法の問題ではなく、政治の責任なのである。
ここまで来れば、高裁での和解ではなく、上告したほうが時間はかかるが、最高裁判決までには、政治状況が変わっているのではないかと期待する。
驕る平家は、壇ノ浦の、つまり国民の怒りという海の渦の中で消える運命にある。
(ムラマサ、キリリと月影に冴える)

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福田衣里子さんの戦い

2007年12月15日 | 人生の意味
「これを飲むと思っていたのか。私達をみくびるな。正義を貫く為にがんばる」
泣くな、福田衣里子さん。
あなた(達)の後ろには、あなたを応援している人たちが大勢いる。
薬害肝炎問題。
我が日本には、自己の利益と保身の為には、国民を踏みにじっても、いささかの痛痒も感じない一群の人達がいる。
厚生労働省のキャリア官僚とミドリ十字(現・田辺三菱製薬)の狡猾な姿が浮び上ってくる。
厚労省の役人は公然と「薬害というものは無い」とうそぶく。
なぜなら、薬剤は常に副作用がつきものだ、とのたまう。
その証拠にクスリを逆に読めばリスクになり、危険と隣りあわせだと元・厚生官僚で、現在も薬剤行政のトップに君臨する宮島彰は講演会で吹聴する。
しかし、今回の薬害肝炎の論点はそういうところにはない。
1977年にアメリカではフィブリノゲンの危険性に気がつき、その使用を禁止している。
されど、血液製剤を大量に購入したミドリ十字は、その薬価が大変高く、いわばボロ儲けできる商売だった為、患者の生命・健康と引きかえに莫大な利益をむさぼり、その為には、フィブリノゲンの危険性を隠蔽し、被害拡大をもたらしたのは厚労省と田辺三菱の責任であり、犯罪であると言っているのだ。
同じミドリ十字と厚労省が起こした薬害エイズと同じ構造である。
医師法によると患者のカルテ保存期限は5年である。非常に短い。
建前は5年あれば充分だろうという安易な基準だが、本音は過去に遡って医療ミスを調べられないようにという隠蔽体質である。
良心的な病院はカルテをマイクロフィルムにとって、30年以上保管している。
なぜ福田衣里子さんは「正義」と言い、「使命」と言い切るのか、それはカルテが合法的に失われ、訴訟原告団に入れない人が多数存在するからだ。
肝炎治療にはインターフェロンが効くのだが、それでも6割の人しか効かないという。その治療方法は、抗がん剤と同じで体の激痛を伴い、頭髪が抜け、40度の高熱をもたらすという。
そしてインターフェロンだけで月6~7万円の治療費がかかるのだ。
福田衣里子さんは1年間、病院のベッドで闘病している。
もはや舛添は口舌の徒に過ぎないことがはっきりしたから、最後は福田総理の政治決断だが、この人も安倍と同じで、総理を先祖に持つものの甘さとお坊ちゃま体質で、あまり期待できないのではないのか。
福田・自民沈没まで後何日。
(ムラマサ、ギラリと光る)
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泣くな、福田衣里子さん

2007年12月14日 | 人生の意味
役人の試算では、一律全員救済をすれば、2兆円が必要だと福田総理を脅かしているという。
本当に2兆円かかると役人が言うなら、2兆円を出さなければならない。
今回の和解内容は、補償の対象となる投与期間を、フィブリノゲンは1985年8月~1988年6月と限定して、肝硬変と肝がんは4000万円、慢性肝炎は2000万円、感染したがまだ発症していない場合は1200万円の3ランクに分けて補償すると聞こえてくる。
対象人数は約200名であり、総額はたったの40億円である。
実際には、推計30万人のフィブリノゲン患者がいると言われているが、厚労省は、30万人はとても認めない、認めても原告団、患者リスト418名と、周辺人数だけだろう。
しかも、その418名リストには、多数の死亡者が含まれている。
厚生労働省と田辺三菱製薬(当時のミドリ十字)の責任は免れることはできない。
この薬害肝炎の本質は、フィブリノゲンそしてクリスマシン肝炎の原因は、血液製剤のウイルスだと発覚してからの対応が、患者に対して告知し治療を呼びかけるどころか、問題を隠蔽し闇に葬ろうとした役人と製薬会社の犯罪性にある。
アメリカでは30年前の1977年にフィブリノゲンは使用禁止にされているにも関わらず、厚生労働省と田辺三菱(=ミドリ十字)は使い続け、今回、見切り線とされた1988年6月のミドリ十字発表の安全に関する文書は、フィブリノゲンの副作用の注意喚起はしていても、「必要最小限」のフィブリノゲン使用をそれでも認めている文書なのだ。この文書発行をもって厚労省と製薬会社は免責を主張しているが、まったく免責にはなっていない。
現場の医師達が言うように「使用禁止」の文字がなければ何の意味も無いということだ。
田辺三菱は最大限の費用負担をしなければならぬし、厚生労働省も2兆円かかると試算するなら、その額を負担しなければならない。
田辺三菱の売上高は1700億円、経常利益は320億円だが、その経常利益300億円を、患者が苦しんだ20年間をかけて、6000億円は、患者救済に使わなければならない。そして国も300億円を20年間で6000億円、合計で1兆2千億円の費用は捻出しなければならないし、できることだ。
果たして、福田総理に政治決断ができるだろうか。
床屋の政治談議でもやっていれば、福田さんは人のいい町内会長くらいは務められるが、患者側に立った政治決断ができなければ、とてもとても総理大臣たる器ではない。
(ムラマサ、鈴のように鳴く)

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橋下の詭弁、舛添の逃げ

2007年12月13日 | 人生の意味
「あの人、お口が達者だけど、信用できないわね」
橋下の立候補宣言に対する、街の御婦人の言葉だ。
横山ノックよりはいいと思うが、その程度だ。
本人が著書で、政治家は嘘つきの始まりで、政治家になるのは権力欲の表れだと批判していたが、それをすっかり忘れたようだ。
それに、中国への買春ツアーは中国へのODA(経済援助)だとか言っているが、例え相手が共産独裁国家であろうが、日本の品位が問われる問題発言だ。
また、日本は徴兵制を敷くべきと主張するが、徴兵制を語る前に権力者の不正・腐敗を糾すことが先決だ。
また、それを言うなら、戦争と平和に対する思想と哲学を提示してもらいたい。
若者に命を捨てよと命令する前に、己の不明を恥じよ。
次に、橋下は、日本は核武装すべしという論者らしいが、こういう考え方は50年前のダイナソー的発想で、朝鮮と同じだ。
核兵器は、それを持った分だけ危険と隣り合わせになる。
国民の不幸の始まりだ。
橋下徹は、大阪知事選への立候補を自民党に伝えておきながら、テレビ番組では「出馬の意思はない」と繰り返し否定していた。
実は、今月3日に自民党の古賀誠と堺屋太一と東京で会い、橋下は、知事選への立候補の意思を伝えていた。
但し、事を隠密裏に進めるために、事前に立候補が明るみに出れば、話がなかったことにすると合意していたという。
その2日後、朝日新聞が、それをスッパ抜いた為、あわててしまった。
しかし、権力への欲望は捨てがたく、今回の立候補声明になったという訳だ。
それにしても、今の大阪は4兆8千億円の大借金を抱えているのだが、さてどうする。

年金問題で、舛添は、一転して役人答弁に終始し、逃げの一手だ。
苦労知らずの学者先生では、こんなものだろう。
保険庁長官の坂野泰治は、民主・長妻議員の鋭い攻めに憮然であったが、安い年金暮らしに困っている市井のお年寄りを考えたことがあるのだろうか。
また、福田総理も2ヶ月しか経っていないが、総理の器ではないことがはっきりして来た。
まるで、ちょっと政治好きな隣のおじさん風で、町内会長にはいいだろうが、一国の宰相たる人物ではない。
早く総選挙で自民・官僚に思い知らせなければ駄目だ。
驕る平家を壇ノ浦に滅ぼすのは長妻義経だ。
(ムラマサ、月影に冴える)
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橋下、湯木、舛添の言い訳

2007年12月12日 | 人間の欲望
38歳の橋下弁護士、政界にうって出るという。
出る出ないのすったもんだらしいが、自民党推薦ということか。
横山ノックを出した大阪だから、知名度から言えば文句なしだろう。
どうせなら、総理大臣を目指して代議士のほうが良かったと思うが、大阪のオモチャになるのか。

吉兆の湯木一族は世間を舐めきっている。
母親の湯木佐知子は、ボンクラ息子の隣で発言を指示していたが、見苦しい。
人を射抜くような鋭い目を持った母・佐知子は、死んだ父に対して申し訳ないと言っていたが、お客に対しての謝罪はなかった。
また両脇に2人の弁護士を同席させての会見は、謝罪会見というより言い訳会見だった。
不正が発覚すると、パートのオバサンのせいにしたり、出入り業者の悪口を言い始めたり、最後まで悪あがきをしていたが、遂に自ら主導した不正を認めた。
先祖の苦労と財産を、あたかも自らが築いたかのような錯覚に陥って、傲慢になったのだろう。

舛添大臣が、年金問題で逆切れしている。
来年の3月までには、5千万件の不明記録の照合を終わすと約束した安倍と、それを引き継いだ福田、そして舛添だが、年末になるにつれ「こんなにひどいとは思わなかった」と泣き言を言い始め、昨日、遂には逆切れして出来ないと投げ出してしまった。
それではいつまでに終えるのかという質問に「エンドレスだ」と開き直った舛添は、大臣そして政治家を辞めた方がいい。
年末年始の休みを返上しても、この照合はやるべきだ。
おとそ気分を味わっている状況ではない。
もし、それが来年の3月までにできなければ、政治決断をして、申請者全員に年金を支給しなければならない。それだけ重い事柄なのだ。
元々は社会保険庁が、メチャクチャなデタラメと公金横領という犯罪をやっていた役所だから、その落とし前はきっちりとつけて貰わなくてはならぬ。
保険庁の管理官・吉岡は、ごまかしの受け答えをするだけで、こういう役人は嘘つき罪と職務怠慢罪で逮捕すべきだ。
また町村は、「選挙向けに言っただけで、それを真に受けるとはいかがなものか」と、吉兆、赤福、マックも真っ青な偽装発言だ。
それにしても福田総理の反応は、他人事の隣のおじさん発言で、こういう態度では自民沈没も時間の問題だ。
(ムラマサ、鋭く一閃)
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