★民主党ナチ政権の怖さ。
「皆さん、島原に道路作りたくないですか。もし、そういう選択(自民の中村法道が知事になる)ことを長崎の方がされるのであれば、民主党政権は、それなりの姿勢を示すだろうと私は思います。それが政治だ」と声を張り上げた。
これは民主党・選対委員長の石井一が、長崎の知事選で橋本剛を応援演説した際の、セリフである。つまり民主党を勝たせれば甘い汁を吸わせてやるが、負ければ長崎には金は落とさないという、「脅かし」をやってのけた。
さらに小沢一郎、ガマの顔を歪めながら、「民主党が推薦した橋本が当選すれば、交付金は望み通り、そして長崎県に高速道路はすぐに出来ます」。
どちらも元自民党・田中派の土建政治。票と政治献金を寄こせば、悪いようにはしない。道路も、橋も、ダムも何でもござれ。選挙民をバカにした、この卑しい物言い。
我々は、それまでの自民党利権政治を変えるために、民主党を選んだはずだ。
しかし、民主党の小沢ナチ党は、自民党よりひどい。権力で締め上げ、言う事を聞く者には飴をやり、聞かぬ者には仕置きをするやり方だ。それが政治だと言うなら、我々は明確に「ノー」を突きつける。
★福田衣里子。
本ページは昨年の総選挙では、自民党の久間に対峙した福田衣里子を応援した。今回の長崎知事選で福田は橋本に張り付いて、どぶ板をやったが、その甲斐なく民主系の橋本剛は自民系の中村法道に9万票差で大敗した。
つまり、小沢党のやりかたは、綺麗な面をかぶり、国民の支持を得る。選挙で勝てば、小沢党の権力政治が姿を現す。つまりナチの台頭と同じだ。
さて、福田衣里子さんのメガネが高級メガネに変わった。個人的には昔の普通のメガネの方が良かったが。
★前原誠司。
今回、民主党は、延べ130人を越える国会議員を長崎に送り、前原、原口、赤松、レンホウらの有名議員が前面に出た。しかし、前原誠司もこんなことをやっていれば、ガマと同じ目で見られる。驚いたことに前原は島原道路を、赤松はミカン農家への補助金を約束してきたニンジン選挙だった。前原誠司も堕落し始めたのか。元社会党の赤松広隆は、元々、利権政治家だが、前原も道路をエサに選挙活動をやるようになれば、マコト橋の古賀誠と同じだ。
墓堀番人の顔を持つ輿石も長崎に入ったが、前原も墓穴を掘られぬように気をつけたほうがいい。
★長崎県と町田市。町田市の国会議員
どちらも今や民主王国なのだ。長崎の4選挙区で民主党が独占、町田も地元で強力だった自民党の伊藤公介に圧勝した小沢ガールズの新人。それが今回、逆に民主党は大差で惨敗した。町田では小沢ガールズ20人以上が応援に駆けつけたのだが。
今回の選挙で投票率が、どちらも10%も跳ね上がった。その分析をすれば、無党派といわれるインテリ層が民主党を見限り、自民党に票を入れたということ。
さて、今年7月の参院選では民主党ナチ政権を惨敗させる。
★鳩山由紀夫。
長崎、町田の大敗について、「政治とカネの問題があった」と、他人事のように喋っていた。自分の秘書2人が起訴されても他人事であったが、他人には厳しく、自分には甘い脱税マザコン総理。
★小泉進次郎。
今や自民党のエースだという。確かに歯切れが良いし、論点を鋭く突いている。
「民主党は小沢さんを怖がっているが、本当に怖いのは国民の目線だ」。
さらに「長崎、町田で勝利したが、自民党に対するYESではなく、民主党に対するNOなんだ。だから自民党は頑張らなければならない」。
なるほど、鋭い。バックに父・小泉さんのコーチがついている。
★トヨタ・豊田章男社長。
新聞テレビは、ワシントンのダレス空港で豊田さんを狙って待ち受けていたようだが、あいにく豊田さんはプライベートジェットで、他の空港に降りた。
24日の米国下院の公聴会において、豊田社長がどのような弁明を行うか世界が注目している。公聴会は政治ショーの意味合いが濃くなったが、同時に側面的にはNY州の大陪審からトヨタに召喚状が出されたから、刑事訴追の可能性もある。
トヨタは既に大手法律事務所の米国人弁護士を雇い、対策を練っているそうだが、豊田社長は、正直に話をしたほうがいい。もちろん話の仕方がある訳だが。米国人は理屈で納得させられたい人種であるし、また同時に利害には鋭く反応するから、その辺の「突きどころ」がある。
豊田さん、高校はハワイ、米国東部の大学でMBAを取得したそうだが、記者会見での英語を聴くと、少しダウトだった。ハワイは日本語で生活できるし、米国MBAといっても、日本語コースもある。
いずれにしろ公聴会では日本語で話すことをお勧めする。通訳は、頭の回転が速い、ディベートを勝ち抜いてきたようなタイプ。いってみればハーバード式弁論術を武器にするキャリアウーマン。今回のケース、男ではなく女性の方がいい。
さてさて、まるでローマ時代、腹を空かせたライオンが待ち構えているコロッシアムに、引きずり出されるような豊田さん、ファイト。
★豪州の新聞「オーストラリアン」。
オーストラリアンというのは 先祖の出自が出るせいか、性質が悪い。
昨日、オーストラリアで岡田克也と豪州のスミス外相が共同会見を開いた。その場で、スミス外相は、「クジラ問題で日本を国際司法裁判所に提訴するケースもある」と日本の外務大臣を前にして発言したのは、非常に失礼な話だ。
理論的には、日本は国際機関IWCの公認の下に捕鯨を行っている。従って、現行の国際ルールにおいて、誰からも責められる筋合いはない。
このスミス外相、言って見れば、面前で理屈の通らぬ喧嘩を売っているようなものだ。スミスの顔は狐顔で、抜け目の無い顔をしている。
さて今回、周囲の反対を押し切って豪州へ飛んだのは岡田克也自身であるが、この人、何をやらせても間が抜けている。
赤門卒で経産省官僚出だから、マークシートは得意なのだろうが、死に損ないのフランケンのような顔をしているから、不気味だ。
一方、オーストラリアン紙、22日の社説、調査捕鯨を中止しなければ、日本を国際司法裁判所に訴えると述べたラッド首相を批判した。クジラ問題よりも、日本との友好関係を大事にすべきだと、論を張った。
「日本はわが国の大きな輸出市場であり、間違いなく重要な同盟国だ」と強調し、「自分たちだけがモラルを持っていると思いこむシー・シェバードを、擁護するだけの首相では、将来ビジョンがない」と、ラッド首相をチクリ。
「子供のカンガルーを、ライフル銃で殺さないで」。
(ムラマサ、鋭く斬る)