昨日の朝は寒かった。多分、今年一番だっただろう。外にある水という水は全て厚い氷に蔽われた状態になっている。凍る朝、びっしりと霜も降りる。悪いことばかりではない。怪奇とも言える現象を見ることが出来る▼写真1は9月17日に紹介したシモバシラの花である。この花が枯れ、霜が降りる今の時期になると水を吸い上げ白い花を見せる日がある。写真2~4が今朝のシモバシラの花の状態である。地中から吸い上げた水分が茎から噴き出すようだが寒い日はこれが凍り、このような状態を作る。通常の霜柱とは異なり氷の結晶のようである。手で触れるとポリッと取れる。見た目は綿菓子と言うところか▼まだ雪に覆われ、その雪も固まった日、ノバトが畑のプラムの木に来てこちらを見ている。餌探しが出来ず手持ちぶさたなのかも知れない。ハトは平和の象徴であるがノバトはカラスと同じように畑に捲いた種をほじくるなど農家にとっては悪者である。でも近くで見るとやっぱり可愛い▼朝の散歩道、昼間に雪が溶けて流れる水分が凍り滑る。山道を上るのは良いが下りは怖い。一度、ズルズルっとなり、しりもちを着きそうになったが何とか腕で支えられた。その時、先ず周りを見渡した。若い日の習慣は残っている。