なんじゃこりゃあ!!

自然科学全般をこよなく愛するブログです。OCNブログ人から引っ越してきています。

大村博士の功績(Newtonより)

2015年11月07日 | サイエンス

皆さんこんにちはtatuakicadoです(´・ω・`)

今日は今朝は寒くて曇りの気候でした。

今日は病院まで行ってインフルのワクチンを打ってきました。今年のワクチンは出回っている数量が少ないらしいですが接種出来ました。でも個人負担が3千円近くだったのでこれは何とかしてほしいと思います(;^ω^)

さて、先月号の新しいNewton記事からノーベル賞受賞する大村博士の功績を紹介していましたので軽く触れてみます。

私たち先進国の人の怖い病気と言えば癌や心臓病ですが発展途上国の人にとっては感染症が一番怖いと言います。

大村さんたちは留学をした後微生物を殺す化合物である抗生物質に注目していたようです。微生物は土壌から多く見つかります。ビニール袋にたくさんの土を集め微生物を培養していました。1970年代にストレプトセミス属と言う放線菌に抗生物質を多く作ることが知られています、大村さんはストレプトセミス属の内50種類の未知の物質を作る能力があることを発見したのです。この細菌はストレプトセミス・エバミティリスと名づけられました(静岡県のゴルフ場近辺の土から発見されたようです)

アメリカMSD社との協力でストレプトセミス・エバミティリスに寄生虫を殺す能力があることが発見されそれはエバーメクチンと言う物質に由来する事が分かりました。そのままでは人間に副作用があるため副作用がないイベルメクチンを開発したのです。

ではどのような病に効果があるのでしょうか?

寄生虫病のオンコセルカ症と言うのに効果があるのです。オンコセルカ症と言うのは黒バエに刺されると幼虫が人の体内入り非常にかゆい症状を称してそれが目に入ると炎症を起こし最悪の場合失明することもあります。

もう一つは蚊から発病するリンパ系フィラリア症です。この寄生虫はリンパに住み着きリンパ腺を傷つけてしまいむくみができます。皮膚が像のようになることから像皮症と呼ばれています。

詳しくは先月号Newtonをご覧ください。今なら十分買えます。

寄生虫病は何となくこれはこれで癌と違って怖い病気です、小さな発見で多くの人の命を救うのですね(^◇^)

さて、週末はお天気が悪くなるようなので傘を持ちましょう。

そりでは良い週末を<(_ _)>

コメント
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