田舎の証明の一つ、それはコイン精米機だ。
コインを入れてスタートボタンを押せば、自動的に玄米を白米に精米してくれる機械。農家や田舎の住人は、自家用米を保存の利く玄米で保存し、必要に応じて精米する。私も大江のKさんからお米を玄米で譲ってもらったので、今日その一部を精米しに行ってきた。
「その町の田舎度は、コイン精米機の台数に比例する」(田舎の法則その1)という法則がある(...かどうかは知らないが結構当たっている)。わが町岩倉にはコイン精米機が1台ある!田舎度としては最低レベルだが、田舎であることは間違いない。もっとも近年、南の方からは優游さんのお住まいあたりを越えて都会前線がどんどん迫ってきている。田舎暮らし応援団の大江には少なくとも10台はありそうで、田舎度10を越える立派な田舎だ。逆にこの指数は、来るべき食糧難の時代での「生き残れる度」の指標でもある。
さて、そのわが町唯一のコイン精米機にこんな張り紙がしてあった。
ここ岩倉で主に作付けされているのはキヌヒカリ、丹後コシヒカリより930円安い。でも、お隣さんが作っている岩倉キヌヒカリも丹後コシヒカリに負けないくらいおいしい。むしろ炊き上がりの米粒の立ち上がりと艶、噛むほどに滲み出てくる甘さは上かもしれない。