鳥居松遺跡(同市中区森田町)で、昨年3月に出土した「金装円頭大刀」が、6日から同区蜆塚の市博物館で初公開される。
国内初発見となる精巧な竜の文様が施され、金銀の箔が張られたカエデ製木の柄部分が見どころという。
6世紀中ごろに朝鮮半島で作られたとみられる。
7日午後1時からは、発掘成果の報告会がある。
[参考:毎日新聞]、中日新聞、浜松市文化振興財団HP]
過去のニュース・情報
2008年03月19日 浜松・鳥居松遺跡 完全形の金装飾大刀が出土
奈良から平安時代頃の貴重な木簡が出土したばかりの浜松市中区森田町の鳥居松遺跡で、「金装円頭大刀(きんそうえんとうたち)」と見られる金装飾付きの大刀がほぼ完全な形で出土し、同市が19日、現地で報道陣に公開した。 6世紀ごろの伊場大溝の小川の跡の底から出土した。水のあった場所から完全な大刀が見つかったのは全国初。全長80cmで刀身は鉄製。木製の柄と柄頭は唐草文様の装飾が施され、幅4cm、長さ4cmの柄頭と呼ばれる先端部分には、竜と鳳凰が立体的に彫られ、一部に金箔が残っていた。全体を金箔で覆っていたとみられる。ひもを通すための懸通孔(かけどおしあな)はハート形で、類例がないという。 市は「朝鮮半島から輸入されたものかもしれない。神を鎮めるため金の刀を川底に沈めたのではないか。遺跡周辺に豪族がいたことの裏付けにもなる。」としている。
過去の出土品で付近に遠江国敷智(ふち)郡役所があったと考えられている。
[静岡新聞、読売新聞、毎日新聞]
国内初発見となる精巧な竜の文様が施され、金銀の箔が張られたカエデ製木の柄部分が見どころという。
6世紀中ごろに朝鮮半島で作られたとみられる。
7日午後1時からは、発掘成果の報告会がある。
[参考:毎日新聞]、中日新聞、浜松市文化振興財団HP]
過去のニュース・情報
2008年03月19日 浜松・鳥居松遺跡 完全形の金装飾大刀が出土
奈良から平安時代頃の貴重な木簡が出土したばかりの浜松市中区森田町の鳥居松遺跡で、「金装円頭大刀(きんそうえんとうたち)」と見られる金装飾付きの大刀がほぼ完全な形で出土し、同市が19日、現地で報道陣に公開した。 6世紀ごろの伊場大溝の小川の跡の底から出土した。水のあった場所から完全な大刀が見つかったのは全国初。全長80cmで刀身は鉄製。木製の柄と柄頭は唐草文様の装飾が施され、幅4cm、長さ4cmの柄頭と呼ばれる先端部分には、竜と鳳凰が立体的に彫られ、一部に金箔が残っていた。全体を金箔で覆っていたとみられる。ひもを通すための懸通孔(かけどおしあな)はハート形で、類例がないという。 市は「朝鮮半島から輸入されたものかもしれない。神を鎮めるため金の刀を川底に沈めたのではないか。遺跡周辺に豪族がいたことの裏付けにもなる。」としている。
過去の出土品で付近に遠江国敷智(ふち)郡役所があったと考えられている。
[静岡新聞、読売新聞、毎日新聞]