歴歩

歴歩 歴史は歩く。ゆっくりと歩く。それを追いかける。

三重県菰野町・飛塚古墳 赤く塗られた5世紀の家形、壺形、円筒埴輪片約1千点が出土

2012年08月02日 | Weblog
 県埋蔵文化財センターは31日、菰野町大強原の飛塚古墳(直径28mの円墳)で、古墳に並べられていたとみられる赤く塗られた家形、壺形、円筒などの埴輪片が約1千点見つかったと発表した。
 飛塚古墳の造営時期は古墳時代の後期(六世紀)とされてきたが、出土品から中期前半(五世紀)に遡る。北勢での中期古墳は珍しく、空白期を埋める貴重な成果としている。 また、家形埴輪の出土で、豪族などの墓とみられるとしている。
 表面を赤く塗った円筒埴輪は愛知県岡崎市など伊勢湾周辺の古墳埴輪で見られる。
 現地説明会が4日(土)午前十時半から開かれる。
[参考:伊勢新聞、中日新聞、三重県埋蔵文化財センターHP]

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浜松市都田町・郷ケ平3号墳 弾琴人物埴輪が県内初出土

2012年08月02日 | Weblog
 浜松市文化財課は31日、昨年度に同市北区都田町の郷ケ平(ごうがひら)古墳群3号墳(全長22mの前方後円墳、5世紀後半)から出土した遺物のうち、復元などが済んだ埴輪6点を公開した。 このうち、弾琴(だんきん)人物埴輪の出土は県内初。馬形埴輪の完全復元も県内初となる。
 弾琴人物埴輪は、祭祀などで琴をはじく男性の姿を模っていて、全国でも出土は30例ほど。 今回は琴部分(全長約30cm)ののみが復元できた。大きさは全国最大級で、側板や弦を張る突起など、琴の造形を細かく表現している。人物部分は、破片が少ないが、高さ1m近いと推測される。
 馬形埴輪は、全長103cm、高さ70cm。 当時の轡や鞍、装飾用の鈴など、馬具の様子が確認できる。
 8月1日から9月1日まで、市楽器博物館(同市中区中央)で開催される特別展「埋もれた楽器たち~古代への音浪漫~」で一般公開される。
[参考:静岡新聞、中日新聞、浜松市楽器博物館HP]
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奈良県上牧町・久渡3号墳 画文帯環状乳神獣鏡が出土

2012年08月02日 | Weblog
 奈良県上牧(かんまき)町が1日、宅地開発に伴う昨年11月からの調査で、標高約70mの丘陵地で古墳時代前期初頭から終末期の古墳7基を発見し、久渡(くど)古墳群と名付けたこと、そのうち古墳時代初期(3世紀後半)の3号墳(1辺15mの方墳)から、後漢時代に作られた中国鏡「画文帯環状乳神獣鏡(がもんたいかんじょうにゅうしんじゅうきょう)」が見つかったと発表した。 同時代の古墳は政権があったとされる奈良盆地東南部に集中しており、盆地北西部の同町では初めての出土。
 画文帯環状乳神獣鏡は、直径約14.2cm、約511gで、和泉黄金塚古墳(大阪府和泉市)で出土した鏡(重文)と同型鏡だった。
 一方、町は、3~5号墳の埋葬施設などを発掘中に計約46㎡を重機で破壊し、施設の構造や副葬品の配置などが分からなくなったと発表した。3号墳から出土した中国鏡も2つに割れていた。
 遺物などは5日午前10時~午後3時、町文化センターで一般公開する。

 また、昨年末5月末に3号墳の南側では、新たに飛鳥時代(7世紀頃)に築造されたとみられる久渡2号墳の存在が確認された。丘陵の南側斜面にあり、墳丘の背後に東西30m、高さ3mにわたって大規模に背面カットされた直径約16mの円墳と判明した。凝灰岩片も採取されこのような築造方法は終末期古墳の皇族などの墓の特徴とされるという。
 平安時代の延喜式に、2号墳のある地域周辺に天武天皇の皇子・高市皇子(654?-696)の墓が存在したとの記述(注)もあり、2号墳は高市皇子の墓の可能性もあるとしている。
 (注) 三立岡墓/高市皇子。在大和国広瀬郡。兆域/東西六町。南北四町。無守戸。

[参考:共同通信、毎日新聞、朝日新聞、読売新聞、産経新聞、奈良新聞、NNNニュース、読売テレビ、上牧町HP]

重機で発掘、銅鏡真っ二つ 奈良・上牧町の古墳で(朝日新聞) - goo ニュース

久渡古墳群の位置が、新聞情報および上牧町HPの情報ではよくわからない。読売新聞の記事にある写真から3号墳の位置を推定しみた。


久渡古墳群、久渡3号墳
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