歴歩

歴歩 歴史は歩く。ゆっくりと歩く。それを追いかける。

青森県鰺ヶ沢町・土人長根遺跡 鎌倉期の製鉄炉跡が出土

2012年08月23日 | Weblog
 22日、青森県鰺ヶ沢町赤石町の土人長根(どじんながね)遺跡で、鎌倉時代中期のものとみられる炭窯と製鉄炉跡が出土し報道陣に公開した。
 炭生産から鉄生産までの一連の工程が分かる遺構が見つかったのは県内で初めてで、当時の豪族が鉄生産に関わっていたのではないかとみられている。
 同町教委は、2009年に廃棄物処分場建設に伴い調査を開始し、昨年2011年には岩盤を刳り貫いた高さ約1m、奥行き5mの地下式炭窯が2基見つかった。 放射性炭素による年代測定で、ともに鎌倉時代の1250年前後のものとみられている。
 今年5月からの追加調査では、炭窯の南側の沢沿いの2か所で製鉄炉跡を発見。製鉄炉に近い排滓場からは鉄滓や炉壁、木炭が計2.5トン出土した。
 鎌倉時代にこの一帯を支配していた豪族・安藤氏との関連が注目される。
 一般公開が25、26日の各日午後1時から2時まで行われる。
[参考:2012.8.23読売新聞、2012.8.1東奥日報]

過去の関連ニュース・情報
 安藤氏

キーワード:土人長根遺跡、安藤氏

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする