本日は自己評価校長面接でした。
・・・申告書、自宅に置き忘れました。
気がついたら、6月も半分終わっていました。
地球外生命体による侵略から9年後の2027年、シカゴ。制圧されたアメリカ政府は「統治者」と呼ばれるエイリアンの管理下に置かれ、完全支配されていた。
「犯罪の事前抑止」の名の下に、全市民の身体にはGPSが埋め込まれ、死ぬまで監視、ルールを犯したものは地球外に追放されるという「囚われた国家」。市民の貧富の差はかつてないほど拡大し、街は荒廃。この狂った状況を打ち破り、自由を取り戻すため密かに結成されたレジスタンス・グループは、市内スタジアムで開催される「統治者」による団結集会への爆弾テロを計画する。(AEON CINEMAの作品紹介)
新型コロナウイルスによる外出自粛。この作品も鑑賞が遅れた作品のひとつ。6月第2週、勤務時間後AEON CINEMA大宮に出向いた。観客は僕を含めて3人だった。
地球外生命体に支配される地球のお話し。古い小説だが、A. C. Clarkeの「幼年期の終わり」を思い出した。あれを期待するのは無理なことは承知している。でも、どんな映画なのか、公開前から気にかかっていた作品である。
地球外生命体が、よく見えない
イメージはクモ、もしくはウニ。でもヒューマノイド型である。本作のジャンルはSF、侵略ものである。侵略者が最初から姿を見せなくてもいいが、最後まであんまりよくわからないのはちょっと残念。
侵略者に送り込まれてくる(?)ハンターと呼ばれる生命体(ロボット?)は、姿をはっきり見せすぎである。
地球を支配したのに、なぜシカゴだけ
まあ、これを言っては身もふたもない(ものがたりの舞台だからやむを得ない)けれど、地球のシカゴ以外の都市の様子は、ほとんど触れられていない。地球侵略についてのナレーションで、東京等が取り上げられていたが、それだけである。
ものがたりに広がりがあまりない。
時代設定は2027年のシカゴなのに
電話が有線、プッシュフォン。支配された地域の貧富の差が拡大したといっても、自動車は普通にあるし、貧困層の若者たちを描いているにしても貧相なインフラしか出てこない。アナログレコードも登場する。時代設定、社会設定にまとまりがない。まとまりがないのが、ディストピアということなのかもしれないが、未整理だと思う。
映像的に、ものがたり的に、わかりにくい
画像がいくらなんでも暗すぎる。昨年見た「アップグレード」も暗い画像だったが、それなりの意味ある暗さだった。本作はそうではないと思う。
そもそもレジスタンス・グループがホントにレジスタンスを成功できそうに思えない。必死な感じがしない。
地球外生命体が支配した地球にしては、支配が感じられない。地球から地下資源を奪うために地下深くに潜むのだが、その描写がない。
突っ込みどころ満載である。
☆二つかな。