グルーは高校「リセ・パ・ボン(悪事学園)」の同窓会に出席するが、そこで昆虫に変身した同窓生マキシム・ル・マルに襲撃されそうになる。グルーは反悪党同盟の捜査員として捜査を行っており、マキシムは逮捕されるが、マキシムからグルーに脅迫状が届く。反悪党同盟はグルーの家族を保護し、選ばれし5名のミニオンが一家を守るためにスーパーパワーを身に付ける。 |
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ミニオンが登場するILLUMINATION作品は6作品目。僕が劇場で鑑賞したのは(たぶん)3作目になる。前回の「ミニオンズ フィーバー」の時にも書いたことだけど、夏休みの1日、ぼんやりにんまりを求めて、見にでかけた。
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ミニオンとあるが、グルーが主人公である。
本作のグルーは《悪い人》ではなく、《悪い人を捕まえる人》側だ。妻、ジュニア、女の子3人とそれなりに平和に過ごしている。
同窓会に参加した彼は、高校時代に因縁のあるマキシムと再会。ものがたりが始まる。
従来の作品に連なるものがたりなので、安定の面白さ。ただし、初見の面白さ、ビックリは少なくなったかと思う。フランチャイズが続くと難しい問題だ。
スーパーパワーを身につけたメガミニオンたち。彼等の活躍はそれなりに面白い。いくつかのSF映画のhomage的なものもあった。イメージ(デザイン)が "Fantastic Four" に近いのもご愛敬。
僕だけかもしれないが、もう少しミニオンたちのドタバタが見たい。
そんな感じだ。
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登場するキャラクターたちが邦題になることはめずらしくない。本作(シリーズ)もスピンオフ以外以下の通りである。
Despicable Me(「怪盗グルーの月泥棒」,’10年)
Despicable Me 2(怪盗グルーのミニオン危機一発」,’13年)
Despicable Me 3(「怪盗グルーのミニオン大脱走」,’17年)
Despicable Me 4(本作)
4作ともミニオンは勿論、主人公のグルーの名前もない。dispicable meはあえて日本語にすると「卑劣な,ひどい自分」という意味になる。
タイトルの印象ではミニオンズが主人公、もしくはもう少したくさん活躍しそうに思えるけど、そうではない。スピンオフの「ミニオンズ」とは違い、あまり出番はない。劇場で最初に見た作品の印象が強すぎるのだ。やっぱり僕はミニオン好きなのだ。
シルベスター・スタローンの「ランボー」の原題はRamboではない。第1作公開時、日本の配給会社が邦題を「ランボー」として大ヒット。その後2作目以降のタイトルにはRamboが入る。