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スター・ウォーズのレイア姫を演じたキャリー・フィッシャーが亡くなった翌日、その母である女優のデビー・レイノルズが亡くなった。
新聞報道によると娘の葬儀の打ち合わせの最中に不調を訴え、病院へ運ばれたがそのままなくなったのだという。
なんという悲劇なのだろうか。

デビー・レイノルズというと映画「雨に唄えば」でジーン・ケリー、ドナルド・オコーナーと共演していたのが印象的で、他の映画は正直私は見たことが無いように思う。
しかし「雨に唄えば」は映画そのものがMGMミュージカルの金字塔のひとつであり、かつデビー・レイノルズの演技や踊りも秀逸であったため強く記憶に刻まれることになった。

1978年に日本でスター・ウォーズを公開された頃、私はテレビで放送された「ザッツ・エンタテイメント」で「雨に唄えば」の幾つかのシーンを観たばかりで、
「レイア姫のお義母さんはあの女優さんだ」
というような記憶の仕方をしたものであった。

キャリー・フィッシャーの出演作品はスター・ウォーズシリーズとメグ・ライアン、ビリー・クリスタル、ブルーノ・カービーと共演した「恋人たちの予感」、ダン・エイクロイド、ジョン・ベルーシーと共演した「ブルースブラザーズ」の1つのシリーズと2つの映画を見ることができた。
スター・ウォーズ以外は脇役だったが、それはそれで印象に残る役柄だった。
脇役とはいいながら、スター・ウォーズの主演の一人だっただけに少なくとも他の女優さんたちのように「過去の人」という印象は最後までなかった。
1作しか観ていなかったデビー・レイノルズにしても同じだったかも知れない。

この母と娘。
二人の女優が相次いで亡くなったというのは、なんともショッキングなことだろうか。
キャリー・フィッシャーはまだ60才。
デビー・レイノルズもFBを書き込むような粋なお婆さんだったようだが、その元気さとは反対に老いた体にとって娘の死というものは受け入れるにはあまりに大きな出来事だったのだろう。
まさか娘の死の翌日に自身も亡くなってしまうとは。
FBを見ると、そのショックがどれほどのものであったのか。
気の毒でならない。
この不思議な母娘の繋がりは世界中の映画ファンに大きなショックと運命を感じさせているに違いないのだ。

デビー・レイノルズのFBページ

https://www.facebook.com/thedebbiereynolds/posts/811585312313920

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