<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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サイクリングを日常のスポーツにしてから数年が経過した。
きっかけは大阪北部地震だったことは度々このブログにも書いている。
あのとき、母の医療相談がなかったら私は家でのほほ〜んとしていただろうが、たまたま20kmほど先の実家近くにある病院へ行かなければならなかったため運休してしまっていた電車に変わって自転車でそこへ向かったのだった。

このサイクリングに目覚めたこともあいまってここんところ走行距離が伸びている。
1ヶ月300km程度だったのが、ここ3ヶ月は500kmほど走っているのだ。
これは何も無理やり走っているのではなく、走っていることに楽しさを覚えた結果なのだ。
走っていると日頃の鬱積が解消されるような感覚がある。
登り坂を上がっている苦しいシュチュエーションでさえ、登り切ったときの快感が忘れられず頑張るようになった。
また仕事のことや私事でも難しい課題があるときは自転車を漕ぎながら考え事をすると何やら解決策を思いつくことも少なくない。
サイクリングは色んな効果があって実にユニークなのだ。

ところで、自転車は道路交通法により車道の路側帯を走ることになっている。
確かにスポーツバイクを漕ぐようになって巡航速度が平均30km/hとなると歩道を走るのは危険だ。
時々お年寄り(本心ではジジイ、ババア)が運転する50ccのバイクがトロトロ走っているのが邪魔で追い抜いたりすることもある。
従ってスポーツバイクは車道を走るのが正解なんだろうな、と妙に関心したりすることもあるのだ。

ところが、最近登場した電動バイクは非常に危険な乗り物という印象をうけてうけている。
というのも、高校生のヤンキーには電動バイクに乗っているものが少なくなく、それらが歩道を爆走しているのを目にすることが非常に多くなってきた。
電動バイクは原付きに該当する乗り物なので歩道を走るのは法令違反なのだが、そんなことは彼らには関係ない。
歩道をスイスイ。
逆走でもスイスイ。
年寄りがいても、子供がいてもお構いなし。

原チャリより質が悪いのはエンジン音がしないことで、仮にも暴走族ならエンジン音を轟かせながらやっていくるのでこっちとしても注意を払うことができる。
ところ電動自転車は音をさせずに忍び寄ってくるので突然遭遇するとびっくりしたりするのだ。
電動自転車はパワーの関係なのかスポーツサイクルほどスピードが出ないものが多いが、それはそれでお年寄りの50ccバイクと同じで走る障害になることも少なくない。

電気自転車の暴走族。
非常に陰鬱な存在だ。



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