今年もお雛様はボンから避難して本棚の中
去年よりもう一段、本をのけて
毎年交代制で出てきてもらうことにした
そのうち下の段は
牛車と駕籠だけ、という年もあるかも・・・
3月3日までは
お人形さんたちに持ってもらってたお菓子を
「お下がり」と言ってはちょこちょこいただき
全部食べてしまったら
また箱に戻ってもらおうか・・・
巻尺を引っ張り出しすぎて
戻らなくなった
無理矢理入れ込もうとしても全然だめ
中はどうなってるんかなぁと
こじ開けたとたんに
ゼンマイやら小さいバネやら
びっくり箱のごとく飛び出してきて
見事にバラバラに・・・
わーん、どうしましょ
直せるかしら
スマホで調べて・・・
悪戦苦闘の末
無事元どおり
ニコちゃん復活してよかった！
自分のものさし、を意識するようになって
人は人、自分は自分、と
人と比べて落ち込んだりしても
立ち直るのが早くなった
身の丈、を意識するようになって
それは本当に自分に必要か、
本当に自分に合ってるか、と
考えてみるようになった
いざ一律10万円支給、となって
（今度はほんとのほんとかな）
早くも寄付を表明する人も現れた
エッセンシャルワーカーと
そうでない仕事をしている人
私は専業主婦
年金暮らしの両親
今回は誰もどんな定規でも測れない
緊急事態
だからこそ笑顔がひとつでも
なくならないように
絶対ボンがいたずらするだろうから
今年はどうしたものかと
なかなか出さなかったお雛様
なんとかおふたり様だけ・・・
ぴったり収まった
あら、今年は個室でございますのね。
たまにはひとりもいいものね、なんだかお気楽ですこと、
おほほほほ・・・
おひなさま用、と言っては
苺味のチョコやクッキー、
キャラメルコーンもも味などなど
ピンク色のパッケージのお菓子を
買うのを楽しみにしているこの頃だったが
３月３日を前にして
我慢できず食べてしまった・・・全部
まおちゃんとまいちゃん（勝手に名付けました）が
心なしか怒ってはるように見えてきて・・・
さぁさぁスポンジケーキを焼きましょう
父の趣味のひとつ
五重塔作り
なぜ五重塔なのかはわからないけど
実家に行く度に増えているような・・・
そして今年のお正月
「お前にも大きいのをひとつやる」
と、上機嫌の父
「え〜！五重塔？！しかもそんな大きいやつ
・・・置くとこないわぁ〜〜」
冗談めかして断ってみたけど全く通じず
お正月早々へんこな父の機嫌を損ねてはならぬと
車に積み込み持って帰ったはいいけど
どこに置こうかまだ決めかねている
久しぶりの晴れ
春を思わせる陽気らしいけど
まだ少し屋根の雪が残る昔家の中は
冷え切ったまま・・・
それでも
ガラス越しのお日様の明るさに
えいやっと重い腰を上げて
お雛様を出してくる
黒板には「枕草子」の一節
いつか全文をじっくり読もうと思って
買ったままだった
パラパラとページをめくる
ただ過ぎに過ぐるもの
帆かけたる舟。人の齢。春、夏、秋、冬。
アタクシ、歳を重ねてまいりましたが
扇を持つ手はまだまだ白魚のようだと言われます
でも
最近気になるのが
おすべらかしの乱れと・・・
チョビひげ！？
そういえば三人官女たちが騒いでおりました
「オバサンのオッサン化」
アタクシのことなのでしょうか・・・