京都宇治と言えば、平等院。
1000年前に、出世し、テッペンまで上り詰めた藤原道長の別荘を、その息子である頼通が寺にしたのが、平等院です。
日本の十円玉のデザインでもあります。
京都駅から少し離れた距離のため、なかなか足を伸ばせない宇治ですが、平等院は一見の価値ありです。
平安時代の浄土庭園の代表作であり、世界文化遺産にも登録されています。
鳳凰堂には、仏師・定朝作の阿弥陀如来像(国宝)が安置されています。
JR宇治駅から「あじろぎの道」を進むと、平等院に着きます。
源氏物語の主人公光源氏・・・そのモデルとも言われるのが源融(みなもとのとおる)。
嵯峨天皇の皇子で左大臣。その別荘だったという説もあるそうです。
宇治川を巡る道筋には、貴族的な雰囲気がどことなく漂っているような気もします。
平安貴族が、お金と人手にいとめをつけず作り上げた「浄土」の世界。
京の都の朱雀を守る、パワースポットです。
一度は見てみたい世界文化遺産です。