能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

秋の京都 京都と言えば五重塔 東寺の紅葉もなかなかの風情でした・・・昔の大学キャンパスを歩く

2014年11月29日 | 旅行記

新幹線からも見ることの出来る五重塔。

東寺の五重塔です。

東寺の正式名称は、教王護国寺。

世界遺産です。

空海により真言密教の根本道場と定められ、嵯峨天皇や公家たちからの庇護のもと、今に続きます。

(羅城門を挟んで反対側にあった西寺は度重なる火災で衰退しました・・・)

東寺の五重塔は、京都のシンポル。

現存する木造の塔としては最大で高さ55メートル。

東寺は、今日の都のランドマークだったんだと思います。

現在の塔は徳川家光による再建で5代目になるそうです。

今回は、観覧料をお納めして、その1階部分に入ることが出来ました。

心柱の一部も見ることができました。

空海や最澄の貢献の一つが、仏教教育の体系化と資格制度だったんじゃないかと思います。

10年以上の修行のもと、ライセンスを付与し全国に派遣する・・・信者を増やす・・・という施策を反復継続したことが、今に繋がっているのです。


「The KYOTO」のスナップショットです

そういった意味では、お寺というのは、今でいう大学のキャンパス。

講堂があり、時計台があり・・・です。

東寺の中にも、種智院大学があります。

最澄の天台宗でいえば、高野山大学ということになります。


そういえば、五重塔や巨大な伽藍は、とてもアカデミックな雰囲気を漂わせています。

紅葉も、どことなく知的な感じです。

新幹線から、いつも見ていて、行けなかった駅近の東寺。素晴らしいスポットでした。

昔の仏教の修行者は、より高みを求めて修行されていたのではないかと思います。

たまには、池の周りで腰を落とし、しばしの休息をとっていたのかもしれません。


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