京都の町を、つれづれに歩いていると、鴨川に・・・。
(ここでは賀茂川とは呼ばないようです)
歌舞伎の南座も、改めてみると、なかなか素敵なアキテクチャーです。
そろそろ顔見世の季節になってきました。
さらに歩くと、祇園に・・・。
京都を代表する花街です。
京都には5つの花街(かがい)があります。
また、それぞれの花街の踊りがあり、流派があります。
1400年の歴史を持つ京都の歴史の年輪を感じさせます。
調べてみたところ、5花街・おどり・流派は、次のとおりです。
1.祇園甲部 都をどり 井上流
2.宮川町 京おどり 若柳流
3.先斗町 鴨川をどり 尾上流
4.上七軒 北野をどり 花柳流
5.祇園東 祇園をどり 藤間流
「をどり」という表現がいいですね。
この日、訪れたのが、祇園新地歌舞練場。舞
妓さんのトレーニングセンターです。
祇園甲部は、京の都最大の花街です。
その隣の建物、弥生会館ギオンコーナーでは、毎日、舞妓さんの実演を見ることが出来ます。
京舞、茶道、華道、琴、雅楽、狂言、文楽の7つの日本の伝統芸能に触れることが出来るようです。
昼間は、外国人観光客で賑わうのだと思います。
今回は、時間がなくライブを観ることができませんでしたが、
ロビーにあるディスプレイで鑑賞するとともに、花かんざしなどの展示で勉強することが出来ました。
花かんざしは、月替わりとのことを始めて知りました。
季節を大切にする京の都の雅を感じた次第です。
1月 稲穂・松竹梅
2月 梅
3月 菜の花
4月 桜
5月 藤
6月 柳
7月 団扇
8月 すすき
9月 桔梗
10月 菊
11月 紅葉
12月 まねき
桜、藤、桔梗、菊、紅葉・・・京都らしい花の並びが、いい感じです。
12月13日は、「事始め」ということで新年の準備に入るとのこと。
祇園甲部では、井上流の家元宅に芸舞妓さんが挨拶に訪れ、祝儀の舞扇を手渡されるそうです。
来年の都をどりには、足を運びたいと思います。