能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

祇園と舞妓さん・・・京の都の「華」祇園甲部・・・来年の都をどりに行きたいなあ

2014年11月30日 | 旅行記

京都の町を、つれづれに歩いていると、鴨川に・・・。

(ここでは賀茂川とは呼ばないようです)

歌舞伎の南座も、改めてみると、なかなか素敵なアキテクチャーです。

そろそろ顔見世の季節になってきました。

さらに歩くと、祇園に・・・。

京都を代表する花街です。

京都には5つの花街(かがい)があります。

また、それぞれの花街の踊りがあり、流派があります。

1400年の歴史を持つ京都の歴史の年輪を感じさせます。

調べてみたところ、5花街・おどり・流派は、次のとおりです。


 1.祇園甲部  都をどり  井上流

 2.宮川町    京おどり 若柳流

 3.先斗町    鴨川をどり 尾上流

 4.上七軒    北野をどり 花柳流

 5.祇園東    祇園をどり 藤間流


「をどり」という表現がいいですね。


この日、訪れたのが、祇園新地歌舞練場。舞

妓さんのトレーニングセンターです。


祇園甲部は、京の都最大の花街です。

その隣の建物、弥生会館ギオンコーナーでは、毎日、舞妓さんの実演を見ることが出来ます。

京舞、茶道、華道、琴、雅楽、狂言、文楽の7つの日本の伝統芸能に触れることが出来るようです。

昼間は、外国人観光客で賑わうのだと思います。

今回は、時間がなくライブを観ることができませんでしたが、

ロビーにあるディスプレイで鑑賞するとともに、花かんざしなどの展示で勉強することが出来ました。

花かんざしは、月替わりとのことを始めて知りました。

季節を大切にする京の都の雅を感じた次第です。

1月 稲穂・松竹梅

2月 梅

3月 菜の花

4月 桜

5月 藤

6月 柳

7月 団扇

8月 すすき

9月 桔梗

10月 菊

11月 紅葉

12月 まねき

桜、藤、桔梗、菊、紅葉・・・京都らしい花の並びが、いい感じです。

12月13日は、「事始め」ということで新年の準備に入るとのこと。

祇園甲部では、井上流の家元宅に芸舞妓さんが挨拶に訪れ、祝儀の舞扇を手渡されるそうです。

来年の都をどりには、足を運びたいと思います。


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商店街の原点 活力ある京都・錦市場は、地元客・観光客で「にぎわい感」 京の都の台所

2014年11月30日 | 旅行記

京都・錦小路(にしきこうじ)。

京都の食の台所と呼ばれている商店街です。

今でいう「デパ地下」に近い感じでしょうか?

日本の商店街、中心市街地が衰退化、シャッター化している中、まだまだ力強く商売をしている食のストリート。

東の寺町通から西の高倉通までの間に、鮮魚や青果などおよそ130のお店が所狭しと並んでいます。

その長さも245メートル。

もちろんシャッター店舗はありません。

明るいイメージのアーケードも設置されています。

道幅は、約3メートル。この狭さが、圧縮したスペースとなり、にぎわい感を創出しています。

この3メートルは、人の肩が触れ合うくらいの距離感。店舗先の商品を覗きこむ客が両側にいると、通行客の渋滞が起こるくらいの距離感です。


この通りは、平安京建設時から存在していて、当時は道幅が12メートルあったとのことです。

そこに自然発生的に市が建ちはじめ、集積化していったという流れです。


宇治拾遺物語では、当初、具足小路という名称であったものが、時のミカド(村上天皇?)が四条の綾小路と対比して錦小路と改称したらしいのです。

当時、大和錦を織る職人がたくさん住んでいたからとも言われています。

「錦」という魅惑的なネーミングも人々を集める大きなファクターだと思います。


また、品揃えもなかなか魅力的。

昔から商売を続ける食の専門店が軒を並べ、魚、野菜、惣菜などなど複数の競合店がひしめきあっています。

対面状況のフレンドリーなやり取りも必見。

標準語よりも、京都弁で商売されているお店の方が興味を惹かれました。

日本の商店街対策は、過去、ほとんど成果をあげていない状況。

ここ錦市場には、商店街を復活させるヒントが多数あるように思いました。


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