ここ数年、東京都下や首都圏で増殖中の「串カツ田中」。
ロードサイドに煌々と輝く、ちょっとチープなイメージの串カツ屋さん。
中国地方でも、山口県下関店に次ぎ、1月5日、広島店がオープンしました。
明るく、安く、美味しい大阪の味を堪能してきました。
二度づけ禁止です・・・笑。
店員さんも元気でパワフル、若い人が多く、ちょっと驚かされました。
ドリンクの注文の際にも、店員さんとジャンケンをしたり、
サイコロでチンチロリンをしたりとエンターテイメント満載です。
明るいお店で、お腹いっぱい食べて飲んで、一人2000円ちょっと。
客単価が2400円ということですので、ほんと、コスパ高いです。
同社のwebサイトを見たところ、IR、ディスクロージャーが充実。
BS、PL、CSの財務三表のみならず、経営方針を発表する社長の動画までが添付されています。
BS、PL、CSの財務三表のみならず、経営方針を発表する社長の動画までが添付されています。
ここまで、オープンにしてもいいものなのか?
逆に言うと、経営の自信と串カツ文化を広めるというミッションが、そうさせているのでしょう。
これは、ただものではない企業と認知しました。
串カツの「次」の事業、ビジョンが提示されれば、投資するかもしれません。
「串カツ田中」の誕生したのが、リーマンショックの年、2008年。
8000万円の債務超過からの大逆転ホームランでした。
8000万円の債務超過からの大逆転ホームランでした。
社長の貫さんはトヨタ輸送で10年、副社長の田中さんは広告代理店出身。
脱サラの起業で東京表参道、大阪心斎橋で高級京料理店を経営していたそうです。
それが、リーマンショックで大ピンチに・・・。
その時、副社長の田中さんが食べた大阪西成の串カツのレシピが発見され、再起業・・・。
串カツ田中は、世田谷区の住宅地の中に1号店が開店しました。
資金不足のため居抜き、社長も現場で店舗を手作りしたようです。
が、これが、大ブレーク。
株式会社串カツ田中の誕生です。
現在では、首都圏を中心に160店舗あまり。
売上高も39億円。
中期経営計画では、1000店舗を目指すと発表されています。
鳥貴族などが受賞した外食アワードも獲得。
フランチャイズ制度も導入、これから、さらなるジャンプアップが期待されます。
業種業態のマネをする競合飲食も出来そうな雰囲気です。
焼鳥戦争の次は、串揚げ戦争なんですかね。
それから、人手不足問題や時給単価のアップもボトルネックになるリスクもあります。
でも、串カツ田中のサクセスストーリーは、中小企業の事業再生のお手本。
起業家精神、創意工夫、ガンバリズムと気合と根性、クールなプランニング・・・すべてがかみあいました。
明るく、安く、美味しい大阪の味「串カツ田中」・・・おすすめです。