能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

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すぐに使えるNLP 悩みや苦手がなくなり「なりたい自分」になれる心理学のスキル ビジネスパースン必読

2019年02月28日 | 本と雑誌
友人や知人にNLPのライセンスを持った人がたくさんいます。
NLPとは、悩みや苦手がなくなり「なりたい自分」になれる心理学のスキルだそうです。
友人から一冊の本を薦められました。


マンガでわかる!すぐに使えるNLP
藤川とも子著  日本実業出版社  1500円+税

著者は、米国NLP協会認定トレーナー。
大学では数学を専攻されていたとのこと。

同書は、本文とマンガを使って、NLPについて、とても分かりやすく解説されています。

NLPは、1970年代に米国で生まれた、脳と心を活用するための心理学。
Neuro Linguistic Programingの略。
「神経」「言語」「プログラミング」の三者関係を、カリフォルニア大学ジョン・グリンダー助教授と学生だったリチャード・バンドラーさんが研究、理論化したとのことです。

もともとは、ベトナム戦争のPTSDの治療から始まり、そこからコミュニケーション全般に関する手法に発展していきました。

目次
序章 これだけ知っておきたいNLPの基礎知識
第1章 人間関係はNLPで円滑になる
第2章 NLPで会話スキルをアップする
第3章 心と身体をリフレッシュするNLP
第4章 NLPで目標を着実に達成する
 

第5章 時間を有効に活用するNLPタイムマネジメント
第6章 NLPで「学び」がこんなにうまくいく!
第7章 NLPで、もっと豊かな自分になろう

地図は現地ではない」・・・NLPの前提の一つ。
人は、それぞれのフィルターで世界を認識、自分の都合で必要なものを選び取っています。
でも、有効なコミュニケーションを考えると、相手の地図を理解しなければなりません。

そして、二つ目のキーワードは、「すべての行動には肯定的な意図がある」ということ。
これは、ちょっと心理学ぽいですね。

そして、
人は常に最善の選択をしている
わたしたちはすでにリソースを持っている。リソースは記憶の中にある
そんな前提を、五感をフル活用していこうというのが、NLPのコアであると理解することが出来ました。

そして、NLPのテクニックや技法も、マンガを交えて、とても分かりやすく解説されています。
日時生活の中で使っている方法論も、実はNLPのメソッドだったんだという発見もあります。

1.人間関係のテクニック・・・ペーシング、ビリーフ、ラポール、キャリブレーション、ポジションチェンジ、サブモダリティ

2.会話スキル・・・アイアクセンシングキュー、優位感覚、アンカリング、アソシエイトとディソシエイト、メタモデル、ミルトンモデル

3.心身リフレッシュ・・・リフレーミング、ステイト管理、ブレイク

4.目標達成・・・チャンクアップとチャンクダウン、ビジュアルスカッシュ、スウィッシュ、無意識シグナル

5.時間管理・・・タイムライン、スルータイムとインタイム、インプットとアウトプット

6.学習・・・学びの五段階、ABCゲーム、TOTEモデル

NLPを楽しく学べる、とても面白い一冊でした。
マネジメントにたずさわる方、多忙なビジネスパースンに、ぜひとも読んでいただきたい一冊です。

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