萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚285

2014-12-02 00:30:00 | 雑談寓話
「ほら、こんなこと書いてきたんだけどコレって元恋人に会っちゃったカンジでしょ?でも私じゃない自覚はあるからね、」

From:御曹司サン
本文:もう他人だって解かってるけど裏切られた感じする。
   こんな訳わかんないメールしてごめん、吐きだしたかった。

なんてメールを花サンが見せてくれた6月土曜、
こんな状況ホントどうすりゃイインダよって想いながら訊いてみた、

「花サンはこれにナンテ返事したわけ?」

こんなメール返信けっこう困るだろ?
なんて思いながら訊いたら言われた、

「実はね、これには返信してないの、」

それはいちばん良いのかも?って納得が可笑しくてつい笑った、

「返信しないその後は?笑」
「なんか他愛ないフツーのメールだよ、っていってもトモさんがらみ多いけど、」

笑って応えてくれる、でも言われた内容はそれなり重たい、
この返答も困るなって思っていたら訊かれた、

「それで昨夜の呑み、御曹司サンの元恋人のことで恋愛相談だったの?」

やっぱり気になっちゃうよね?そんな相手に訊き返した、

「どんな相談だったと花サンは思う?笑」
「あ、推理形式なんだ?」

ちょっと笑って相槌して、それから彼女は言った、

「もう他人だって言ってるから元恋人なのは確定だと思うんだよね、それで裏切られた感じってあるでしょ?だから元カノが新しい恋人と一緒にいるとこ見たのかなって、」

かなり近い、でも間違っている。
その間違いこそ問題なアタリ指摘してみた、

「元恋人が元カノだって思う根拠は?笑」

そこが一連の問題点だろう?そんな問題提起に花サンは目を瞬いて言った、

「あ、もしかして元カレが今カレといたってこと?」

また惜しいね、笑

第59回 1年以上前に書いたブログブログトーナメント

相変わらず眠いので短めですけどUPしました、
Aesculapius「Dryad5」加筆まだします、不定期連載「天津風27」読み直したら校了です。
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取り急ぎ、



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