最終出社日7月金曜夜=自分の送別会後の帰り道、
なんでか御曹司クンと二人になり、
御曹司クンがマーライオン化した為に終電を逃し、
とりあえず頑張れば徒歩でも帰られるなって歩きだしたら御曹司クンは付いてきた、
「おまえと歩きたい、家まで行かないから歩かせてよ?」
なんて言ってくる御曹司クンの家は都内某所のワインセラーがある所謂お屋敷で、
自分の自宅は神奈川県内某所の賃貸だから当然だけど逆方向、だから意図が解かって笑った、
「おまえ、コレ狙ってワザと飲み過ぎて吐いたんだろ?笑」
「おまえ結局は優しいって知ってるし、優しさに付け込んでも一緒にいる時間を伸ばしたいし…もう最後かもしんないし、」
とか言われて、そっから笑いながら言いあいになった、
「おまえ、家の特定する気だろ?酔っぱらいなうえにストーカーかよ、笑」
「ストーカーとか言うなよバカっ、それに特定したとこでオマエどうせ警察とか呼ぶだろ?」
「招かれざる客には呼ぶよ?笑」
「それくらい解かってますー解ってるから押しかけたりなんかしねえし、」
「ふうん?笑」
なんて会話しながら夜中の道を一緒に歩いて、こういう時間がなんだか懐かしかった。
こうして夜道をふたり並んで歩く相手は今もういない、そんなこと考えていたら訊かれた、
「なー、おまえ今なんか考えごとしてたろ?心ここにあらずって貌、」
こういうとこは敏感なんだよね?笑
そんな押しかけ道連れに笑って言ってやった、
「隣にいるのがオマエじゃなかったら良いなって考えてたよ?笑」
っていうか唯ひとり以外は誰でも同じなんだけどね?
そんな素直な感想と笑ったら御曹司クンは拗ねた、笑
「なんだよー最後まで俺のこと拒否かよ?終電まで犠牲にしたのにマジひでー、拗×泣」
「終電はオマエの勝手だろ?こっちこそ巻きこまれて迷惑、笑」
「だからタクシー乗ろうって言ったじゃん、拗」
って言われて、だから言ってやった、
「だからオマエ自宅に帰れよ、タクシー乗ってさ?笑」
ホント帰った方が良いだろうに?
そう思ったまんま言ったら腕を掴まれた、
「だから今夜だけはって言ってるじゃん、最後くらい一緒に歩かせろよ?」
「おまえ途中でヘタレるよ、1時間はかかるしさ?笑」
笑って答えながらギブアップするだろな思った、
だって1時間歩き続けるとかこいつのキャラじゃない、そんな事実に御曹司クンが言った、
「ヘタレない、おまえが歩けるんなら俺も歩く、」
「だったら自分のペースで歩くね、笑」
って予告していつものペースで歩きだして、
そしたら案の定だけど御曹司クンややテンパった、
「ちょ、おまえ歩くのすごい速くない?」
「よく言われる、笑」
「だよなー、もう一歩の距離が違うもんオマエ、」
「だね、笑、」
「あ、おまえ俺のことコイツチビとか思ったろ?拗」
「笑、」
「ああーもーーホントおまえはSだっ、拗×笑」
なんて他愛ない会話で歩きながら正直、ちょっと意外だった、
だって歩くとか御曹司クンはあまり得意じゃなさそうで、けれど付いてくる。
カナリがんばってくれてるんだろう、でも続かないだろう予測に言ってみた、
「おまえさ、無理に合わせて歩くと足にマメとか出来るんじゃない?歩き得意じゃなさそうだし、革靴ってケッコウ来るよ?」
ほんと歩くのは慣れ×靴による、
だから心配で言ったけど御曹司クンはちょっと笑った、
「おまえは平気なんだろ?だから俺も平気、たぶん、」
「自分とおまえだと脚慣れが違うよ?遠距離を歩いて通学とかしたことも無いだろが、笑」
「電車で1時間以上とかは通ってましたよーだ、」
「徒歩1時間をなめてんだろ?笑」
そんな会話しながら歩いて、で、なんとなく気がついて訊いてみた、
「おまえさ、もう歩けないとかって自分ん家の近くに来て言うつもりだろ?押しかけ傾れこみはゴメンだよ、笑」
押しかけあがりこむ気だろ?
そう笑いかけたら御曹司クンが言った、
「おまえが嫌ならタクシーで帰りますー、でも近くまでは行かせてよ?」
「なんでソンナ付いて来たいワケ?笑」
笑って尋ねて、そしたら言われた、
「一緒にいる時間を1秒でも多く欲しいだけだよ、最後かもしんないなら当り前だろ?」
あ、その台詞ちょっと自分にはキツイかも?
そんな本音に夜道だっていう場所も相乗効果だ、こういうのある意味で反則だ、
だけど言った本人は当たり前だけどソンナこと解からない、だから言ってやった、
「おまえさ、その台詞を幼馴染クンに言ってみな?今くらいストレートにきっちり言ったことないんだろ、」
御曹司クンにとって「幼馴染クン」はアキレス腱みたいなモンだ、
それくらい解ってるから言った隣、酔っぱらいの紅顔は泣きそうになった、
第58回 昔書いたブログも読んで欲しいブログトーナメント
眠いです、加筆あるのにナントナク書いたんですけど、笑
Aesculapius「樹神の懐14」草稿UP、倍ほど加筆予定です、
Aesculapius 第X章「冬三夜 act.3 Angel's tale」は校了しています、
第81話「凍結4」+Aesculapius 第X章「冬三夜 Angel's tale」act.1と2も校了です。
コレや小説ほか楽しんでもらえてたらコメント&バナーお願いします、
取り急ぎ、
智
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御曹司クンがマーライオン化した為に終電を逃し、
とりあえず頑張れば徒歩でも帰られるなって歩きだしたら御曹司クンは付いてきた、
「おまえと歩きたい、家まで行かないから歩かせてよ?」
なんて言ってくる御曹司クンの家は都内某所のワインセラーがある所謂お屋敷で、
自分の自宅は神奈川県内某所の賃貸だから当然だけど逆方向、だから意図が解かって笑った、
「おまえ、コレ狙ってワザと飲み過ぎて吐いたんだろ?笑」
「おまえ結局は優しいって知ってるし、優しさに付け込んでも一緒にいる時間を伸ばしたいし…もう最後かもしんないし、」
とか言われて、そっから笑いながら言いあいになった、
「おまえ、家の特定する気だろ?酔っぱらいなうえにストーカーかよ、笑」
「ストーカーとか言うなよバカっ、それに特定したとこでオマエどうせ警察とか呼ぶだろ?」
「招かれざる客には呼ぶよ?笑」
「それくらい解かってますー解ってるから押しかけたりなんかしねえし、」
「ふうん?笑」
なんて会話しながら夜中の道を一緒に歩いて、こういう時間がなんだか懐かしかった。
こうして夜道をふたり並んで歩く相手は今もういない、そんなこと考えていたら訊かれた、
「なー、おまえ今なんか考えごとしてたろ?心ここにあらずって貌、」
こういうとこは敏感なんだよね?笑
そんな押しかけ道連れに笑って言ってやった、
「隣にいるのがオマエじゃなかったら良いなって考えてたよ?笑」
っていうか唯ひとり以外は誰でも同じなんだけどね?
そんな素直な感想と笑ったら御曹司クンは拗ねた、笑
「なんだよー最後まで俺のこと拒否かよ?終電まで犠牲にしたのにマジひでー、拗×泣」
「終電はオマエの勝手だろ?こっちこそ巻きこまれて迷惑、笑」
「だからタクシー乗ろうって言ったじゃん、拗」
って言われて、だから言ってやった、
「だからオマエ自宅に帰れよ、タクシー乗ってさ?笑」
ホント帰った方が良いだろうに?
そう思ったまんま言ったら腕を掴まれた、
「だから今夜だけはって言ってるじゃん、最後くらい一緒に歩かせろよ?」
「おまえ途中でヘタレるよ、1時間はかかるしさ?笑」
笑って答えながらギブアップするだろな思った、
だって1時間歩き続けるとかこいつのキャラじゃない、そんな事実に御曹司クンが言った、
「ヘタレない、おまえが歩けるんなら俺も歩く、」
「だったら自分のペースで歩くね、笑」
って予告していつものペースで歩きだして、
そしたら案の定だけど御曹司クンややテンパった、
「ちょ、おまえ歩くのすごい速くない?」
「よく言われる、笑」
「だよなー、もう一歩の距離が違うもんオマエ、」
「だね、笑、」
「あ、おまえ俺のことコイツチビとか思ったろ?拗」
「笑、」
「ああーもーーホントおまえはSだっ、拗×笑」
なんて他愛ない会話で歩きながら正直、ちょっと意外だった、
だって歩くとか御曹司クンはあまり得意じゃなさそうで、けれど付いてくる。
カナリがんばってくれてるんだろう、でも続かないだろう予測に言ってみた、
「おまえさ、無理に合わせて歩くと足にマメとか出来るんじゃない?歩き得意じゃなさそうだし、革靴ってケッコウ来るよ?」
ほんと歩くのは慣れ×靴による、
だから心配で言ったけど御曹司クンはちょっと笑った、
「おまえは平気なんだろ?だから俺も平気、たぶん、」
「自分とおまえだと脚慣れが違うよ?遠距離を歩いて通学とかしたことも無いだろが、笑」
「電車で1時間以上とかは通ってましたよーだ、」
「徒歩1時間をなめてんだろ?笑」
そんな会話しながら歩いて、で、なんとなく気がついて訊いてみた、
「おまえさ、もう歩けないとかって自分ん家の近くに来て言うつもりだろ?押しかけ傾れこみはゴメンだよ、笑」
押しかけあがりこむ気だろ?
そう笑いかけたら御曹司クンが言った、
「おまえが嫌ならタクシーで帰りますー、でも近くまでは行かせてよ?」
「なんでソンナ付いて来たいワケ?笑」
笑って尋ねて、そしたら言われた、
「一緒にいる時間を1秒でも多く欲しいだけだよ、最後かもしんないなら当り前だろ?」
あ、その台詞ちょっと自分にはキツイかも?
そんな本音に夜道だっていう場所も相乗効果だ、こういうのある意味で反則だ、
だけど言った本人は当たり前だけどソンナこと解からない、だから言ってやった、
「おまえさ、その台詞を幼馴染クンに言ってみな?今くらいストレートにきっちり言ったことないんだろ、」
御曹司クンにとって「幼馴染クン」はアキレス腱みたいなモンだ、
それくらい解ってるから言った隣、酔っぱらいの紅顔は泣きそうになった、
第58回 昔書いたブログも読んで欲しいブログトーナメント
眠いです、加筆あるのにナントナク書いたんですけど、笑
Aesculapius「樹神の懐14」草稿UP、倍ほど加筆予定です、
Aesculapius 第X章「冬三夜 act.3 Angel's tale」は校了しています、
第81話「凍結4」+Aesculapius 第X章「冬三夜 Angel's tale」act.1と2も校了です。
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