山岳点景：秋花に草紅葉

山上花園、秋色の標高1,700メートル

山岳点景：秋花に草紅葉

山上の高原は秋、尾花の銀色ゆれる白山菊シラヤマギク。
叢のあしもと染まる蘇芳ふかい草紅葉。

草紅葉にからまる薄紫の小花は蔓竜胆ツルリンドウ、紅色×薄紫が秋の陽に映えます。

透ける紫やさしい竜胆リンドウ、この花が終わると山は冬が訪れます。

猪独活シシウドも紅葉の時、
枯れた花にワインレッドの萼がきれいです。

あざやかな赤は立風露タチフウロの紅葉、
薄紅色の夏花も可憐ですが紅葉も色ふかく惹かれます。

秋の麒麟草アキノキリンソウ、
黄金きらめく花×蘇芳色ふかい葉、秋色コントラストの一花。

頭上も黄色まじりだす梢、
深まる秋に青色たからかな尾根の空。

霜枯れる赤色、冬が兆します。

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撮影地：高原＠山梨県某所2017.9

○見晴らしが良い草原状の山は風雨に晒されやすい＝気温低下しやすいため低体温症の危険が高いです。
○浮石や木の根が多いため、日没後は転倒の危険が高いです。
○山梨県の山域は野性獣の生息地＝ツキノワグマ・イノシシも多いため早朝や遅い午後は遭遇の危険があります。
○秋の山は午後14時すぎると気温が低下します、防寒着は必携で。
○秋の日没は早いです、15時すぎると北斜面の森は暗くなります。
※草原になっている山は悪天候の影響を受けやすく、逃げ場もありません。
ルート自体の危険度は低いため軽装備でも登れる＝初心者コースと紹介されるため、装備不足による遭難事故が多発してます。
低山でも楽ちんルートでも山は山、山の三品＝水・雨具・照明器具はハイキングでも必ず持参してください。
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