利根輪太郎の競輪人間学 郡司 浩平選手の思惑?

2023年01月22日 21時35分27秒 | 未来予測研究会の掲示板

GⅢ 大宮競輪 東日本発祥倉茂記念杯

最終日(1月22日)

並び予想 2-9-6 7-3 5(単騎) 8-1-4

レース評

連勝ストップの平原だが評価は全く変わらない。吉田のハコから大宮記念10度目の優勝だ。郡司の強烈捲りも当然高い支持!

 

1番人気1-4(5.5倍)

なぜ、2日間も2番の郡司 浩平選手は、9番の深谷 知広選手の前で勝負したのか?

不可解と思われた。

だが、結果は打倒<平原 康多選手!> 結果として平原 選手を5着に沈めたのである。

9-5 6,260円(24番人気)

9-5-3 4万5,610円(134番人気)

 

 




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
1 9 深谷 知広   14.6    
  2 5 中本 匠栄 2車身 14.7    
3 3 佐藤 慎太郎 1/4車輪 14.4      
4 4 宿口 陽一 1/2車輪 14.2      
5 1 平原 康多 1車身 14.4   S  
6 7 新山 響平 1車身1/2 14.8      
  7 8 吉田 有希 2車身 15.1      
× 8 2 郡司 浩平 1/2車身 15.4   B  
  9 6 萩原 孝之 3/4車輪 15.0    

戦い終わって

戦い終わって写真

 吉田有希を叩いた新山響平が一息ついたところで郡司浩平のカマシが炸裂! 

郡司-深谷知広の後ろはいつの間にか中本匠栄となっていて最終バックはこの3人で通過。

地元の平原康多は最後までコースを探せず詰まりっぱなしで、ゴールは絶好ハコ回りの深谷が楽々抜け出し昨年8月の小田原以来となるG3優勝を飾った。

「番手に付いての優勝は初めてなので、いつもと違う感覚があります。郡司が強かったですね。初日のレースがあったので後ろ攻めはツラい位置になると思って、前の方からのスタートと決めていました。何とか付け切ってそこから出来るだけ援護と思ったんですけど、後ろにもすごいメンバーが控えていたので最後は踏ませてもらいました。郡司の踏み方だったり車の出方だったり1度付いて確認できていたので、初日よりは落ち着いて走れたと思います。これからまた前も後ろもあると思うんですけど、後ろになったときは余裕を持って援護できるように精進したい。ただそれで番手の意識が強くなりすぎるのもどうかと思うので、いつでも自力で逃げ切れる準備はしておかないと…。去年は前半比較的戦えて後半失速したので、そこを注意してトレーニングしながら計画的にやっていきたいですね」。
 萩原孝之を捌いて深谷後位に入った中本が内を突くように2着。

「関東勢が前取ったらその四番手がベストだったけど、郡司君が入れてくれそうもなかったので。あとは新山君がどれくらいのスピードで来るかどうかでした。どこかで緩むと思ったし、萩原さん一車掬って。本当は深谷君が振った時に掬いたかったけど気持ちに余裕がなくて。展開は絶好だったんですが。記念の決勝で余裕持って動けるくらいにならないと」。
 新山マークの佐藤慎太郎が外に持ち出し3着に入った。「吉田君は突っ張るだろうと読んでいた分、響平に遅れてしまった。

それに、タイミング逃さず仕掛けた郡司の気持ちが強かったね。響平は本当に強くなっているし、これから経験を積んでいけば。最後中本君に踏み負けたのは悔しいし、気持ち入れて練習します。G1で勝ち負けするには全体的なレベルアップが必要」。


「最大の復讐」とは、立派な人間になること

2023年01月22日 21時02分07秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

あなたは、どれほど悔しい思いをしたことがあるだろうか?

人生は、悔しさをバネに飛躍するものなのだ。

だが、多くの場合、悔しさを<運の悪さ>と諦めるてしまうのが、人の常でもある。

悔しさは、決して諦めれ放置すべきではない。

なぜなら、悔しさは生きるエネルギーの大きな源泉になるものなのだ。

例えば子どものころには「いじめ」られた悔しもあるだろう。

視点を変えれば「最大の復讐」とは、立派な人間になること。

つまり「いじめ」られたことで、人間的に大きく成長し、人生で使命を果たして成功することなのだ。

 


日本酒 118円が140円に

2023年01月22日 20時59分50秒 | 社会・文化・政治・経済

月桂冠、日本酒やリキュール値上げ 11月から3~14%

月桂冠(京都市)は18日、日本酒やリキュールなど約150品目を11月1日出荷分から3~14%程度値上げすると発表した。

値上げは2014年以来となる。

原材料費や物流費などのコスト上昇が理由で、月桂冠は「企業努力による価格据え置きが困難な状況にある」と説明した。


邂逅の喜び

2023年01月22日 12時16分08秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

人生というのは、その人がどんな人と出会ったかが大事である。

その意味で、「邂逅の喜び」を噛みしめるような人生でありたい。

師と尊敬できる人との出会いもあるものだ。

実は、崇拝していた児童文学者の漆原 智良さんから、「邂逅!」とわずか2文字のメールをいただいたのに、返信しなかった。

なぜ、返信しなかったのか?「恐れおおかった」とでももいうべきか。つまり、身に過ぎたことで恐縮したのである

漆原さんは、友人の北村さんと同じく戦災孤児であった。

漆原 智良(うるしばら ともよし、1934年1月19日 - 2022年4月15日)

東京・浅草生まれ。縁故疎開で、1945年から2年間、栃木県芳賀郡南高根沢村(現在の芳賀町)で過ごした。東京大空襲で家族をなくす。

法政大学文学部卒業。最初の赴任地・八丈小島をはじめとして、東京都の公立小・中学校で28年間勤務後、依願退職。立教大学実践女子短期大学秋草学園短期大学講師。

 

 


利根輪太郎の競輪人間学 本命ラインが抑え込まれる 展開のアヤ

2023年01月21日 20時28分44秒 | 未来予測研究会の掲示板

  GⅢ 大宮競輪 東日本発祥倉茂記念杯

3日目(1月21日)

10レース

並び予想 1-8 2-9-7 3-5 4-6

レース評

パンツの色が違う新山−佐藤コンビからだが、深谷の自力も超パワフルで全く互角。穴は連日長い距離を踏んでいる谷口か。

当然、2番の新山 響平選手は先行と思われた。

こうなと、9番の佐藤 慎太郎選手が断然有利だろう。

そこで9-2と9-3の3連単で勝負した。

だが、3番の深谷 知広選手に抑え込まれて、2番の新山 選手は捲りの展開になる。

誤算である。

 

1番人気(5.4倍)

結果

2-9 860円(4番人気)

2-9-3 2,680円(7番人気)

 



選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
1 2 新山 響平   13.8   強烈捲届く
2 9 佐藤 慎太郎 2車身 13.8   気合で続く
× 3 3 深谷 知広 3/4車輪 14.6   B 叩き逃粘る
4 5 中田 健太 1/4車輪 14.5     深谷迫るも
5 1 谷口 遼平 1車身1/2 14.5     深谷併され
  6 8 宮越 孝治 1車身 14.4     捌かれ後退
7 7 伏見 俊昭 3/4車身 14.1     捲りに離れ
  8 4 稲垣 裕之 1/2車身 14.6     捌き4番手
  9 6 伊代野 貴照 6車身 15.0   S 稲垣裕任せ

 

12レース

並び予想 5-9-1-6 8-7-2 4-3 

レース評

吉田の存在は頼もしすぎるし平原の3連勝濃厚だ。武藤もここは大チャンスの番組で離れずぴったり。皿屋や中川も動くが…。

 

1番人気 5-1(2・6倍)

5番の平原 康多選手は地元であり、ダントツ!

だが、5-9ラインが8-7ラインに抑え込まれた。10レースと同じである。

まさか、5番の平原 選手が2着となる。

これが競輪、絶対の本命などないのだ。

 結果

9-5 2,290円(4番人気)

9-5-7 1万4,400円(34番人気)

 




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
1 9 吉田 有希   14.9   追上げ直鋭
2 5 平原 康多 1/2車身 14.8   前追い迫る
× 3 7 中本 匠栄 3/4車身 14.6     自ら踏込む
  4 2 坂本 健太郎 1車身1/2 14.7     中本匠乗り
  5 4 皿屋 豊 1車輪 15.3   B 先行後ろ敵
  6 6 紺野 哲也 3/4車身 15.0     併走の後ろ
7 1 武藤 龍生 1車身1/2 15.2     三谷と絡む
8 8 中川 誠一郎 3車身 15.4     捲れず浮く
9 3 三谷 将太 5車身 16.1   S 援護も離れ

熱意こそが幸福と健康の秘訣

2023年01月21日 11時41分34秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼若いときに読んだ本は、溌剌とした精神の血となり肉となり、やがて生涯の骨格さえ形成するものだ。

▼一つの信仰、それこそが人間にとって、必要なものである。

何をも、信じぜざる者は、不幸なる哉(かな)ユゴー「レ・ミゼラブル」

▼熱意こそが幸福と健康の秘訣―哲学者・ラッセル

バートランド・アーサー・ウィリアム・ラッセル1872年5月18日 - 1970年2月2日)は、イギリス哲学者論理学者数学者であり、社会批評家政治活動家である。

▼宗教は、人を救うためにある。人を救うのは観念論ではなく、具体的な「知恵」であり、「行動」である。

▼真に克服すべきは「核兵器を容認する思想」であり、その認識の共有こそ、国境を超えて民衆が連帯できる足場である。


文学者の手紙 1 明治の文人たち (日本近代文学館資料叢書)

2023年01月21日 11時41分34秒 | 社会・文化・政治・経済

木村次郎は、手紙が好きであった。

従弟とは、短歌を競ってつくったものだ。

二人は歌人の伯父の影響を受けたのだろう。

また、いわゆるペンフレンドに手紙を送ったほか、親しい学友たちにも手紙を書いた

自作の詩、短歌、俳句などを添えて、手紙に挿入したのだ。

ペンフレンドは、愛媛県の大三島や和歌山県田辺市、新潟の村上市、北海道紋別市の高校生などであった。

和歌山県田辺市から修学旅行で東京へ来た高校生とは御茶ノ水で出会った。

高校生たちは、本郷の古風な日本旅館に投宿していたのだ。

手紙が好きなのは、近代の文学者たちの影響であろうか?

文学者の手紙 1 明治の文人たち

日本近代文学館所蔵の書簡のうち、おもに明治期に活躍した文人126人の書簡を中心に、幕末から大正にいたる319通を掲載。文人同士の交流、言文一致のやりとりなど、新しい物語を...

 

文学者の手紙 5 近代の女性文学者たち (日本近代文学館資料叢書)

<picture>文学者の手紙 5 近代の女性文学者たち</picture>

著者中嶋 歌子 (ほか著),日本近代文学館 (編)

日本近代文学館所蔵の書簡から、明治・大正・昭和期に活躍した女性作家・歌人等46人、292通の書簡を集めたもの。「女性と戦争」問題を含む女性文学者における近代の実質が見えて...

 


取手・利根川堤防 白雪の富士山が見えた!

2023年01月21日 08時46分24秒 | 日記・断片

午前7時に家を出る。

大寒であり実に寒い、手袋を忘れたのてダウンコートのポケットに手をいれる。

身をさすような冷たい強風の中、取手・利根川堤防へ向かう。

富士山が見えるかを期待しているので、「今日はどうか?」と堤防の石の階段を登る。

道の下から、散歩している人の姿が見えた。

風は堤防では身をもっていかれるようだ。

北風であり帽子が飛ばされる勢いだ。

「今日は見えた、見えたぞ」とつぶやく。

白雪の富士山が見えて「来た甲斐があった」と気分が高揚してきた。

犬を連れているは人たちは緑地公園の遊歩道を行く。

自動車が2台停まっていた。

「車から降りて散歩でもしているのか?」と想ってみた。

動画リンク
 
取手・利根川堤防の光景
動画リンク
 
取手・利根川堤防の光景 2024年1月21日
動画リンク
 
取手・利根川堤防の光景 2024年1月21日
動画リンク
 
 
夕刻の富士山
 

戦争の経験談

2023年01月20日 22時54分12秒 | 日記・断片

残り少ない生存者からの戦争経験の話に耳を傾ける。

散歩仲間の鈴木さんからは、中国大陸からの命からがらの逃避行を聞いたことがある。

多くの方から、努めて体験談を聞いたわけではないが、今日は、茨城県内の方から体験談を聞く機会があった。

取手駅に近い、「亀すし」店内のことだった。

父母と兄弟姉妹7人の家族での、戦前と戦後の生活の変遷であった。

そこには、多くのドラマがあったのだ。

機会があれば、さらに詳細に聞きたいと思うのだ。

 

 

 


江戸幕府権力に飼いならせてきた日本人

2023年01月20日 15時31分41秒 | 社会・文化・政治・経済

江戸幕府の民衆支配

上下関係を明確にして、格差を一般社会にも浸透させたのは江戸幕府です。

士農工商(しのうこうしょう)で社会を構成する封建的身分制度を明確に打ち出し、序列をはっきりとさせて身分を固定化しました。

武士のみが支配者階級で特権が与えられ、農工商は被支配者階級として武士の下に位置付けられます。

大名行列を平伏して見送る

街中では武士が何事も優先され、武士への侮辱的態度は「切り捨て御免」などという言葉によって成敗されることもありました。

大名行列が往来を通過するときは、平伏して通り過ぎるのを待つなど、厳然たる身分格差が当たり前のように浸透していったのです。

儒教を推進した江戸幕府による政策

江戸幕府は、幕藩制社会の支配と秩序維持の合理化にふさわしい学問として儒教を、とりわけその儒教から派生した朱子学を幕府の思想・教育の基本としました。


朱子学の創始者 朱熹(しゅき)

儒教そのものは平安時代以前より日本に伝わっていましたが、当時は僧侶やごく一部の知識人に学問として取り入れられている程度。

どうして日本国民は「おかみ」に逆らえないようにできているのか?

お上御上(おかみ)とは、貴人主君に対する尊称である。転じて、公儀権力を示す。戦国時代にもお上というものがあった。

日本人が権力に従順だとしたら、その理由は何であるのか?

「従順ならざる唯一の日本人」とは白洲次郎を称してGHQ要人が語った言葉と伝えられる。

 白洲次郎は吉田茂の側近として占領下GHQと渡り合ったが、イギリス帰り(1919~25年にケンブリッジ・クレア・カレッジ留学)の流暢なイギリス英語を駆使して、GHQと対等に論争をしたと伝えられている。

吉田茂を説得し、日本語で演説させる

終戦後は外務大臣に就任した吉田茂(1945年)の懇請で終戦連絡中央事務局(終連)の参与に就任し、GHQとの交渉にあたったのである。GHQの要請に対し、イギリス仕込みの英語で堂々と反論し、前述したように、「従順ならざる唯一の日本人」と称されたのである。

昭和天皇からダグラス・マッカーサーに対するクリスマス・プレゼントを届けた時に「その辺にでも置いてくれ」とぞんざいに扱われたため激怒して「仮にも天皇陛下からの贈り物をその辺に置けとはなにごとか!」と怒鳴りつけ、持ち帰ろうとしてマッカーサーを慌てさせたと言われている。

 


利根輪太郎の競輪人間学 油断大敵

2023年01月20日 15時31分41秒 | 未来予測研究会の掲示板

GⅢ 大宮競輪 東日本発祥倉茂記念杯

2日目(1月20日)

7レース 7-1 160円(1番人気)

8レース 2-4 490円(1番人気)

9レース?

並び 1-9 2-6 3-5-8 7-4

レース評

前回の立川記念では二次予選敗退の新山。それだけに今回はきっちりクリアしたい。稲垣や近藤は捌き&捲りで応戦だ。

1番人気 3-5(2・5倍)

7レース、8レースがラインできまったので、9レースも3-5のラインで決まると期待して車券を買った。

勝負したのは、3-5-1 3-5-9 3-5-8である。

だが、3-5の並びが 3-1-5になってしまう。

5番が離れたスキに1番が3番の番手にはまったのだ。

5番の油断であろう。

46歳の5番伏見 俊選手が、45歳の1番稲垣 裕之選手に番手を奪われたのである。

番手にはまれば、3-1が1-3になる。

3点ボックス車券も一考

結果

1-3 4,130円(9番人気)

1-3-5 18,760円(44番人気)

 




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
× 1 1 稲垣 裕之   14.6 S  
2 3 新山 響平 1/4車輪 14.7 B  
3 5 伏見 俊昭 3/4車輪 14.4      
  4 8 紺野 哲也 3/4車身 14.4      
5 2 近藤 隆司 1/2車身 14.2      
6 7 門田 凌 4車身 14.1      
7 9 澤田 義和 3/4車身 14.5      
  8 6 松坂 英司 2車身 14.8      
  9 4 戸田 洋平 3/4車身 14.4

1番人気

結果

1-3 4,130円(9番人気)

1-3-5 18,760円(44番人気)

 


足元が大切

2023年01月20日 10時28分25秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼「足下(そっか)を掘れ、そこに泉あり」

足元が大切である。

一つ一つ目標を明快にして、着実にていねいに取り組んでいく。

その積み重ねの中に道は開かれる。

小さなことを決しておろそかにしてはならない。

▼「使命の場所」とは、他のどこかではなく、自分が今いる場所なのだ。

誰かがやるのではなく、自分が「一人立つ」ことだ。

自分が地域社会の担い手となる―との使命感に立つことだ。

▼自分の周りの地域社会の安穏が、世界の平和につながる。

地域の<近所の絆>が基本である。

いずれの地であれ、近所の人たちと胸襟を開いて仲良く暮らせたら幸福である。

それが万人の願望ではないだろうか。

▼わが地域を心から愛し誇りとしながら、地域に貢献していく―こう決めて前進していく人こそ地域を幸福に導く先駆者である。

 


「わがこと」と考える想像力

2023年01月20日 10時10分29秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼周りで起きたことを「人ごと」と思うのではなく「わがこと」と捉え、考えて行動する。

そこには想像力が働く。

「追体験」することで、自分の視野が広がり、相手の苦しみや悩みにも同苦できるものだ。

▼世界で起きている紛争や戦争も現実には「人ごと」であるが、「わがごと」としてその悲惨さを思いやれば、想像力を豊に養う契機とるだろう。

▼「ぱっと見の印象」にばかり目をむけがちな若者たちの傾向―光が当たらない部分を含めて、人間の全体像を理解する努力が希薄になっているのだろう。

心の機微を繊細に感じとる想像力を養うために「文学」がある。

 


相手の善性を信じる

2023年01月20日 09時25分15秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼相手の欠点にいらいらすれば、その感情ばかりに支配される。

相手の長所を見つめる―その出発は<自己の変革>である。

▼時代は勇敢な者に味方する―詩人・シラー

▼自分のことしか考えられない人間から、他者のために尽せる人間になりたい―と人生の方向を転換する。

▼地域社会の伸展は、新しい世代が勇躍し前進する中にある。

▼苦しみや難儀を避けてはならない。

朗らかにに進もう。

「勇気の人」は、朗らかである。

「信念の人」は、愉快である。

いかなる艱難にも一歩を退くことなく、勇敢に信念を貫くことだ。

▼日本も世界も、激動と不安の中にある。

誰もが信頼できる何かを求めている。だからこそ、目の前の一人を大切にし、相手の善性を信じ、相互の理解を深めることだ。


増補版 チェ・ゲバラ伝

2023年01月19日 23時00分28秒 | 社会・文化・政治・経済

好 徹  (著)

内容(「BOOK」データベースより)

世界の記憶遺産にもなった英雄。決定版伝記!

南米だけでなく、世界中で愛される英雄・ゲバラ。裕福な一族に生まれた男は、なぜ医者の道を捨て、革命に身を投じたのか?
南米アルゼンチンの裕福な家に生まれ、医師になるも、貧困と圧制と腐敗の覆う現実を憂い、キューバ革命へと身を投じたチェ・ゲバラ。
彼はどのように生き、そして死んだのか。その情熱と友情。
遺した言葉は「ユネスコ世界記憶遺産」にも登録され、いまなお全世界で語られる伝説の男、ゲバラを描いた不朽の傑作評伝、増補版。
南米アルゼンチンの裕福な家に生まれたゲバラは、貧困と圧制と腐敗の覆う現実を目のあたりにし、医師となった後キューバ革命へと身を投じました。
しかも革命成功後も政府の大臣の座を捨てて、一ゲリラ戦士に立ち帰り、最期はボリビアの寒村で迎えます。
何が彼を駆り立てたのか?
遺した言葉は「ユネスコ世界記憶遺産」にも登録され、いまなお全世界で語られる伝説の男、チェ・ゲバラを描いた、三好徹さんの不朽の傑作評伝。最近判明した事実も盛り込んだ増補版です。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

三好/徹
1931(昭和6)年、東京生まれ。横浜国大経済学部卒業。
50年、読売新聞社入社。調査部、「週刊読売」などに勤務。
59年、小説「遠い声」でデビュー。65年に読売新聞社を退社、67年、「風塵地帯」で日本推理作家協会賞、68年、「聖少女」で直木賞受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
 
 
 
日本で学生運動などで革命というと、社会主義革命や共産主義革命が来るが、彼らの主張が、なぜか空虚で嘘くさく思えるのは、大衆の心に響かない言葉と行動にあると思う。
どこかで、大衆を蔑視し、己のエリート性に溺れているのではないか。
 
三島由紀夫と東大全共闘の対話集会などを見ても、全く大衆などは考慮していないように聞こえた。
今回、ゲバラの評伝を読んで、彼の革命は、現実の米帝による農民からの搾取と、それに加担して富を得ている腐敗した政府への怒りが、かれを革命へと向かわせたのであって、現実の貧農などの苦しい生活を革命により変革することが大事で、共産主義や社会主義革命という思想的根拠は、後付けであったという事実に驚いた。
 
理屈よりも、現実の変革が彼にとっては、だいじなことであり、そうでなければ、キューバに留まり権力側についていていれば、名誉と地位が安泰だったのに、それらをなげうって、ボリビアという死地に赴く必要はなかったはずだ。
もっと早く彼を知るべきだった。
 
 
 
以前からチェゲバラに興味があったので、年末年始に読みました。

私利私欲を持たず、理想と情熱にのみ人生を賭ける人は、一定数いるものですが、彼の場合はその熱量と清廉潔白さに置いて、他を圧倒しています。こういう人たちが社会を変える原動力になるのですね。

とはいうものの、非常に危険であることは確か。高すぎる理想と強すぎる信念は、非寛容に繋がります。要するに、サボりたい楽したい、私のような凡人を粛正する方向へ走ってしまうことが多分にあるわけですが、彼はそうはならなかった…。

カストロとあの世でどんな話をしてるのでしょうね。
 
 
 
チェ・ゲバラ。アルゼンチン出身のキューバ革命で先導的な役割を果たした革命家ということは知っているが、なぜTシャツやタバコのラベルに使用されるほどの人気があるのか知らなかった。
コンゴのくだりは飛ばし読みしたが、なるほど興味深い人物であることがよく分かった。
「歴史は多くの革命家をもったが、いったん権力を手にした革命家がみずからその地位を放棄して、困苦にみちた新たな戦列に加わったという例はかつてない。」という点や「無私」の姿勢、雄弁ではないが内に秘めた情熱など、我々の琴線に触れる人物だった。
 
 
 
高い理想と強烈な個性、堪能とは言い難い実務能力。チェ・ゲバラは日本史に例えるなら高杉晋作に人柄が酷似している。
 
 
 
こんな世界が自分が生まれた頃に有ったこと、それから50年が経過しているが、変わってない部分がたくさん残されていることに気付かされました。
元の本は祖父の本棚に有ったような気もします。家のどこかで見たように思えますが、有ったとしても辻褄は合いますね。
世界の見方が変わりそうな気がしています。
 
 
 
ラテンアメリカ史上希代の革命家であるチェ・ゲバラにの一生が描かれた1冊。
緻密な情報収集に基づき、非常に情報量が多い良著。

評判の良い医者としての道よりも、革命家として苦難の道を進むことを厭わなかったチェゲバラ。
カストロとチェ。
この2人がいなければキューバ革命は間違いなく成功しなかったであろう。
カストロへの別れの手紙の最後に、
永遠の勝利まで。祖国か死か。
ありったけの革命的情熱をこめて君を抱擁する。
なんというかっこよさであろうか。

キューバでの地位を放棄してまで、新たな困難な地に赴こうとするチェ。
キューバ、コンゴ、ボリビアとラテンアメリカ諸国に限らず、アフリカにまで革命の地を求めようとするチェ。
まさしく生涯革命家であった。
 
 
 
 
有名な革命家であるチェ・ゲバラについてまとめた本ではあるが、どうも公平性、中立性が乏しい。
例えば、作者の望むような革命精神を持たなかったと思われるような行動をした人物はかなり露骨にこき下ろしているのに対し、ゲバラの愚かな行動に対してはいちいち作者の弁護が入る。
文章としてはよくできているし、さまざまなルートを使い、詳細に調べたことも分かるのだが、彼が如何に偉大な人物であったとしても、彼のような生き方を無条件に肯定すべきではないし、このような際どい生涯を送った人物の伝記として、むやみに賛美するようなバイアスがかかっていることに危険を感じる。