今日は所属する直売所の忘年会。
とはいえ、今1つの問題を抱え、その説明会を兼ね。
二人居たパートさんの一人が今年5月から産休。
今年一杯で復帰の予定も、どうやら難しいらしい。
その間、一人分を会員の当番で埋めていきた。
店の売上も中々思うように伸びずにおり、それなら
ば来年以降もパートは二人に戻さず、一人プラス会員
の当番で埋めようという話に。
正直なところ、これはキツイ。
自分らで運営しているとはいえ、商売的に見れば
卸先の1つという見方が強い。
そのため、現在一月に一度程度の当番が、月二回に
なるというのはとても負担。
各家計の収入プラスαで参加している会員からすると、
「自分たちの店なんだから、当番増えてもしょうがない」
という理屈は正しくても、我々の場合、家族も少ないし、
当番の為に誰かを雇う、という事態にまで発展しかねない。
本末転倒になってしまう。
先日、会員に説明する前に、役員会でも徹底論議。
10人程でトコトン想いのたけをブツケ合った。
が、孤立。
今の状況、売上が立たないから人件費が出ず、当番という
のは仕方ない、しかし前述のような自分の思い、それとは
別に「直売所」としてプラスに転換する為の戦略が全く出
ない事に少々残念な思いが。
商売はいい時も悪い時もある。だけれど、経営というのは
戦略無しにはあり得ないという思いもある。
直売所とはいえ、大きいところは別として、生産者から直
仕入れというのは今やありふれて「売り」としては弱い。
そんな転換期だからこそ、どう上向きに持っていくかという
話し合い無しに「現状こうだから皆今後も当番よろしく!」
というのは尻すぼみになりそうで「みんなこれでいいの?」
という距離感を感じてしまう。
大きく分かれるのは、前述のような「家計の収入+α」派と、
「その出荷商品で全ての家計収入をあげている」派の二つ。
もともとの直売所の設立者である加工品出荷者は私と同じ
考えであり、その他は前者の意見。
今年も各地で産地廃棄、市場で価格が付かないほど暴落した
野菜畑を自ら踏みつぶす光景がニュースになったけれど、
私はまだまだ半人前とはいえ「農家も自営業」という意識で
やっている。もっと自前の販路なりを開拓すべきで、補助金
出るからいいや棄てちまえ~!というのに安易にのるのは
どうかと思ってる。
兼業が当たり前で言葉上今の農業を憂う前に、もう少し現状
を踏まえて物事にあたらないとまずいんではないか?と常々
思う。
話が逸れたけれど、直売所の今後も、そんな内容を含むんじゃ
ないか、と思ったのです。
今のままでは足の引っ張り合いに成りかねない・・・
まだ結論は先だけど、さてどうなるやら・・・