よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

みや祇のしめ飾り。

2017年11月30日 | 農家ブランド


明日から師走。大詰め。今年も後半はあっという間。


朝から今日は仙台へ。

プランナー・松村くんと仙台の花屋さんHatoiroへ。

今年チャレンジする藁編み、正月飾りの最終打合せ。

企画・藁仕事 高橋博之(よっちゃん農場)

アレンジ 舟山さん(Hatoiro店主)

ムード 松村くん(ムードセンターまつむら)


の三者で形にすることが一歩めの大きなテーマ。出来るだけ宮城の素材を使い、活かしました。

今年は、、、







こういう感じ。

泉Selva・日々ノ道具 にて限定販売いただく予定です。

稲作文化をそのまま遺すというよりは、今の感性でいいと思うものを形にして出していく。

年々進化したいと思います。



その後昼ごはんはイタリアンレストラン、レキップボンドへ。


県6次化支援事業で協力頂いているお店で、

考案頂いたよっちゃん農場商品を使ったメニューを堪能してきました。

・よっちゃんなんばんにレモン果汁を加えたビネグレットソースのサラダ と マグロのカルパッチョ

・激辛よっちゃん と 炭焼なんばん/醤油風味 を使ったパスタ

・炭焼なんばん/みそ風味 とチーズ のピザ


どれも基本のメニューがうまいんだけれど、ブロッコリーもふんだんのパスタは、

これでもか!とよっちゃん農場を感じられつつ、絶妙な味具合で印象に残りました。

今後、定番メニュー化も考えて頂けそう。また行きます。




一味。

2017年11月29日 | Weblog

今日は奇妙なほどに日中は温かく過ごせたが終日暴風。


午前中は大沼旅館ブルーファームチームと打合せ。




年末開催のサッカー小林選手の催しも含めて諸々。ぬくもり弁当の発展版お披露目のチャンスももらったのでがんばりたい。

こんな機会はめったにないのでサッカーやってる甥っ子達も呼ぶつもり。

小林さんは人柄もともていいので技術云々だけではなく一流選手を感じてほしい。



その後は地熱乾燥室へなんばんをどっさり入れて、あとは戻って夜まで一味ひき。



以前お客さんから頂いた、建築現場の粉塵対策用のがっちりマスクを装着して4時間。粉で10キロ弱の一味。

乾燥材入れて真空して茶箱で保存していきます。



今日は時間無くて温泉は我慢。かわりに板そば藤治朗で鴨蕎麦。手打ちで安くてうまかった。偶然なるこりんにも遭遇。おすすめです。


くるみ豆2017収穫。一味挽き。

2017年11月28日 | 農家の風景。


朝は痺れるような寒さ。

昼過ぎまでぎっちり加工場仕事をし、午後に畑。






2017くるみ豆、今年はあっさり収穫終了。

夏場の雨で1/3しか手入れ出来なかったのはしょうがないにしても、手を入れたところは苗の型は歴代で1番いい気がする。

カミさん曰く「枯れ草を集めてるようだ」との言葉通り、さやの数は目も当てられないほどだが、

収穫をもう少し早めに出来ていれば・・・とちょっと悔いが残る。

納豆作れるか、来年のタネ取って終わりか、、少し乾燥して脱穀します。


夕方から一味の粉挽き。ちょっとだけ。



これが乾燥前の生。




鳴子・地熱乾燥後。



粗挽き。



仕上げびき。


用途に合わせて細くひいたり風味を残す為に粗挽きにしたり。今日は仕上がり3.5キロ。

とにかく作業中は辛い空気が充満でマスクつけても油断するとくしゃみがとまらない。

ぼちぼちやっていきます。

なんばん収穫、完了。

2017年11月27日 | 農家の風景。


最後まで畑を赤く染めていた生らー油、一味とうがらし用の鷹の爪、午前中に収穫完了!

これをもって今年のなんばん畑、ようやく全量収穫終えました。



あとは片付けを待つだけです。




とはいえこっから実を外して乾燥まではまだまだかかります。実際に収穫してみて驚きの量。

鳴子の二箇所お借りしてる地熱乾燥所でも第一弾の乾燥があがったので、

明日からはいよいよ粉にひく作業がスタートします。

来年に向けていろいろとデータや段取りを考えながらなので効率はまだ二の次。

どちらも温泉主と色々話す中でやれることが拡がっていけばいいと思っています。

このところ、温泉そのものというほか、その地熱のエネルギーも上手に活用しようと若い経営者や外から来た人たちがいろいろと動いています。

どうしても温泉地だと「どう宿の魅力を訴えてお客さんを集めるか」というある種狭い視点で考えられ、

繁盛するかしないかばかりだったけれど、面白くなりそうです。

中でも地に足がついた人達とは肌も合うので、農家視点でも色々とご一緒できたらと考えています。

年をとったせいか、最近若い人達の感性に感心することが多いです。

若い時は違う点で刺激され、視野が広がるのは新しい発見でもあります。



このところは鳴子通いなので帰りの温泉がたまりません。

今日は中山平・うなぎの湯。

戻って仕事する気にもなれず、頭も重くなってきたので師走前に髪切りにhaleに行き1日終了。




明日から大豆くるみちゃんも収穫に入ります!




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2017年11月26日 | 農家の風景。



今日は1日雨模様。

その分ちょっとあったかくて助かった。



朝いちから畑に入ったが、最後まで終わらず。明日こそ。



昨夜夜なべした分、鳴子のもう一箇所の温泉乾燥室へ。こちらはちょっと高めの温度。どうなるか比較検討。



昼からは ゆきむすびでお馴染み鳴子の米プロジェクト主催の催し「食の哲学塾」へ。





ようやく!地元学・結城先生の生講演を聞けました。


あくまでも答は現場にあるという考えに基づいた話はとても腑に落ちました。

生きていく為の食、感謝の食、今世の中にあふれる楽しみの食、、、、

その食を生み出すもの、買う側、その人同士が繋がっていく場所の大切さ。

命の根源である食の、これまでとこれから。

結城節、引き込まれました。




続いては河北新報・門田さんが1年アメリカで取材してきたCSAについて学ぶ時間。

最後は米プロジェクト代表上野さんも交えてのパネルディスカッション。





ここ最近アタマの中にあるものについて、いろんな立場の人たちの話を一つの空間で聞けたので今後の指標としてとても参考になりました。

自分の中の方向として、加工品から入ってるから製造小売事業を中心にこれまで来ましたが、

そればかりに入り込めない何か、ひっかかりがずっとありました。それは根本が農家であるというところにあると思う。

よっちゃんシリーズのメーカー。では何か気持ち悪いなにか。

そのへんのモヤモヤが少し晴れてきました。

来年の筍から実践していきたいと思います。