よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

なつかしい味。

2019年02月27日 | Weblog


昨年は予定面積9割終わってる二月末。

2日前に膝の激痛で目が覚め、膝の皿がパカっと割れるような痛み。

整骨院に行くと痛めているじん帯が悪化してるとのことで、

びっこ引きながら作業してもと腫れが治まるまで山はお休みすることに決めた。

ちょうど加工場も忙しいのでそっちに注力。切り替えよう。



たくさんの竹にキツツキの痕跡。フクロウも居るはずだけれど未だその姿は見れず。






食べきれない餅を細かくして薪ストーブ近くに置いといたらしっかり乾燥したので、

油で揚げ軽く塩でおかき。とてもうまい。




むかーし、うちで菌床ナメコをやってた時飽きるほど食べたナメコ醤油煮。

弟と初めてやったアルバイトが家業の「ナメコの軸切り」。収穫したナメコを出荷するのに、

ひと株ひと株ハサミで軸を切る作業があり、それ1キロ100円で張り切ってやったものだ。なつかしい。

その頃は切り落とした軸の方のしょうゆ煮をよく食べていた。コリコリしてとても美味かった。



これも久しぶりに食べた味。凍み豆腐焼き。油で焼いて生姜をたっぷり擦り下ろし、しょうゆをかけて。

ちっちゃい頃、親戚が凍み豆腐を作っていて、ハネものを頂いてきては母がこれを作ってくれた。

大人の今はとてもうまく感じます。それでもどこかさっぱりしていて物足りない。。。

なんでだろう、と考えると、当時はでかく作った豆腐の、製品にならない「切り落とす端っこ」を頂いて食べていたが、、

まさにそここそが豆の脂っけがたっぷりで美味かったんだろうなぁ・・・・。

懐かしくもあり、飽きない味、あるもんです。


土着菌。

2019年02月22日 | 農家の風景。

先日は直売所当番で久しぶりに わっぱ弁当。冷めても美味しく。

竹竹竹の日々は続く。

やっと昨年まで間伐したところと繋がってきて、疲労困憊のテンションをあげてくれる。

今は昼ちょっと前になると間伐した場所に陽が当たりとてもいいロケーションになり、それはそれは気持ちいい。

斜面作業が続き、終わってからのサムの散歩もなかなかキツイので、

作業地帯にロープを張って移動できるように繋いであげて一緒に間伐気分。

今日はちょぴっとカミさんが散歩してあげてご機嫌だ。

疲れが溜まってきたので久々に行きつけの整骨院へ。

ウォーターベットマッサージMaxがとても気持ちよかった。

が、昔スキーで痛めた古傷の膝が痛い、というか膝の皿が抜けるような気もして先生に診てもらうと

「ん〜〜〜、靭帯ですねぇ〜。」

どうしても無理な体勢だったり、予測に反した竹の動きに踏ん張ったりで力が入ってしまう。

「どうしたら?」

と訊ねると、

「休むしかないですねぇ〜・・・・」

と、言われても聞けない話なので

「通うからなんとかあと1ヶ月もたせてください!」

と懇願。できる限りの処置をしてもらって、帰りにサポーター買ってきたけれど動いてるうちにズレるのでテーピングの方がいいかもしれない。

で、今は昼も竹、夜も竹の事を調べたりで竹竹竹の毎日。

発酵資材にと米ヌカも精米所からたっぷりもらってきたが、これに、、、

土着菌も使おうと思っています。

間伐中にもたくさん葉っぱの下にあるし、雑木も混じる場所なので多種多様な菌の宝庫。

これを使わない手はないと結論。

昨日は朝夕ネットの定期市で色麻の有機農家和田さんにもいろいろ相談。

竹のみにこだわると狭くなってしまうので、幅広く考えて実践していこう。

近所には養鶏の同級生・UGも居るし牛飼っている農家もある。

畑に活かし、間伐して積み上げた竹の分解促進にも土着菌が1番有効なはず。

もろもろが頭を駆け巡っていたけれど、少しすっきりしてきました。


ザブングル。

2019年02月17日 | 農家の風景。

鶏肉から始まった趣味のスモーク。

今度は豚のロース肉でハム。山桜のチップに加え、

ハンター伊東さんからもらったサクランボの剪定枝をチップにして使って、ちょっとやり方を変えてやってみたら、これがなかなかの出来でうまくいった。

サクランボだから、という違いはわからない・・・・。

お弁当にも入れてみたいな。

粉砕機も最下段から10mくらい上昇しいよいよ今シーズンの本丸地帯に入りつつあるポジションへ。

こっから上は枯れ竹、倒伏竹がとにかく多くて歩くのもままならない状態。

けど型のいい筍がたくさん生える地帯でもあります。

ここがスカっと出来たらそれはそれは眺めのいい場所になるなぁ〜と妄想してテンションをあげて作業。

粉砕機担当のカミさん。端材が跳ねるのでヘルメットを貸してあげた。

どうしてもザブングルの主人公に見えてくる・・・。


直子ちゃんちで温床。

2019年02月12日 | 農家の風景。

昨日はほっかぶり仲間の直子ちゃんが

「今年もいよいよ始動!温床やりますよぉ〜」

と声をかけてもらったので、電熱線しか使ったことがないので勉強しに行きました。

米ぬかと籾殻と水。いつもやってるスタンダードバージョンに加え、

今年粉砕した竹チップも大量に持ち込んで試してもらうことになりました。

結構水たっぷり使うんだなぁー。

自分の家でも袋詰めにして単品発酵待ってみてますが、温床もやってみます。

竹間伐も300本くらいは切ったもののまだまだ。まだまだ。

重ねている場所の周りは思い切って切りまくり、ようやく木回しならぬ竹回しがやりやすくなってきました。

こっからググッと風景にも変化が加わってやりがいが出てくるハズです。

あと1ヶ月しかない!

今期初。乾燥前の凍み豆腐“凍みっぱなし”使ったカツ。美味しいです。


竹・竹・竹。

2019年02月06日 | 農家の風景。

毎日のように合間をみては、がっちり出来るときは朝から晩まで竹の間伐。

震災以来の“冬の誓い”。商売としての農業である前に、ありがたい風景から農家として在ること。

その為の間伐。



今日も農業共済新聞におんなじことを考えてる記事が載っていた。

気は急くが地道にやります。事あるごとに有望な人に竹の話をし、ゆる〜く連携していきたい。



から始まり、



こんな感じ。まだ1割くらいかな。今年も目標は約10アール。





粉砕機もバリバリ活躍で斜面の下は50センチほどの厚みにチップが積もっています。

粉砕機があるからあるもの全部粉砕してスカッと綺麗にしたいけどキリがないので割り切って、

倒す部分の太い根っこ部は割り切って積み上げにすることにする。


今年はなんばん畑、大豆にも使えるのではないか、裏のイチジクにも、、、、と構想中。実験実験。



道具も新調。混んだ竹藪はかかりがあったり竹が跳ねたり怪我が怖い。粉砕機は音が凄いので

思い切って防音イヤマフ付きヘルメット、そして騙し騙し4年持った山林長靴もピンが無くなり滑るので交換。

結構な額だけど安全と効率には替えられない。

やっぱり今年は機械につかず今度はチェンソーのハンドルが折れてしまい、これまた危ないとすぐさま街のチェンソー屋さんへ。

最近大枚を使っている効果か、格安で中古ハンドル見つけてくれたのに加えバッチリオーバーホールして整備してくれました。

いつも寡黙な同世代と思われる店主ですが、最近ちょっとずつ話が弾む関係になってきました。