よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

漬け まくり。

2018年11月29日 | 農家の風景。




チョビ隊長がやってきたのは震災の年。なんとめんこい!

親父との友人タンコちゃん二人で動物愛護センターへ行き、ドラフト会議よろしくくじ引きで連れてきたのがチョビ。

しかもタンコちゃんも兄弟を引当て、近所に暮らしている。。。年に一度の注射で会っては喧嘩してるけども。

月日の経つのは早い。





寒くなってくると白菜漬けが食べたくなるけど今年はまだ冷え込みが浅いのか

そんなに食べたくならない。

まだ漬けたくならない。もう少し。




自家用、お弁当用、来週に迫った新聞ばっぐコンクール用にと、今日はそのほかを漬けまくり。



青菜は天日干しして塩漬け。カミさんもう一つ試すみたい。











鳴子産の聖護院。藁でしばっているのがいい。

初めて漬けるがスライサーでは無理な大きさなので、四苦八苦しつつ包丁でスライス。薄く薄く・・・けどどーしても厚くなる。

酢漬けにして先日ゆず絞った時に冷凍しておいたゆず皮を散らす。楽しみ。




色麻の和田さんから頂いた日野菜かぶも干して酢漬け。





つづいては干し大根。

数年前まで親父が漬けた糠漬けが美味しくて、マネてみました。



昨年の冬初めて作ったらうまくいったハリハリ漬けも。

どーやって漬け汁作ったのか思い出しなら仕込む。。。ちょっとなんばん入れすぎたかだけど、うまい。



半日かかりましたが、

こういう時間が楽しいと思える年になってきました。





わら細工はいかが?

2018年11月28日 | 農家の風景。


親父の今年のせり。ただいま東北セブンイレブン「せり蕎麦」に入ってます。

ハウスのものもだいぶ良くなってきた。まさにこれから美味しくなっていきます。






さいきん忙しさにかまけて散歩させてあげなかったからか、チョビ隊長が突然オシッコが出なくなり病院に連れてったら尿道結石でヒヤヒヤ。

その場で溶かしてもらい採れてよかった。手術になったらかわいそうだったが無事元気に復活。

今日は久しぶりに散歩。その後はウラバタケのドン、サム副隊長も散歩。



来月あたまにあら伊達な道の駅直売所工芸部会主催で「わら細工講座」をやります。



念願だった工房ストロー・高橋伸一さんを講師に招いてしっかり学びます。

ちょっとだけ余裕が出来そうなので、地元の方を優先に数名参加を募りますので希望の方 tougarashi315@gmail.com 私までどうぞ。


このあたりでももちろん昔からわら細工はやっていたけれども、親父の年齢(今70)あたりからはもう「見てはいたけどやったことはない」人がほとんど。

んでもね、これが面白いんですよね。

高橋さんはセンスもいいのでそのあたりもみんなで学ぼうと企画しました。

お早めに。

牡蠣にはYOSCO,

2018年11月26日 | 農家ブランド

まだまだ続く牡蠣三昧。本日は待望のカキフライ。





さすがの牡蠣。身が縮まらず大ぶりプリプリ。


長石商店、高橋さんから聞いて驚いた話。

タバスコといえばピザ用に生まれた調味料だと思っていたら、

最初は牡蠣を美味しく食べるために出来たものらしい。

来てくださった日も炭火で焼いてYOSCOを振りかけて食べました。

とても合います。

まだまだ扱っているお店は少ないですが、

実はお世話になっているカキ小屋飛梅、仙台店、東京神田店でYOSCO扱って頂いてます。

ぜひ一度お試しください。



海と山。

2018年11月25日 | 農家ブランド




裏山に広がる竹やぶを、こんな竹林に、とことあるごとに話していたらまた大きなご縁をいただきました。


寒い中、奥松島からカキ漁師が来てくれました。東松島・長石商店の高橋洋さん。

牡蠣漁師、なので牡蠣も販売するけれど、牡蠣漁師の為の種ガキも手掛けるスペシャリスト。

日本にも数少ないグランドオイスターマイスターでフランスにも牡蠣で出かけるほどのお方。

そんな方が我が家に来てくれました。

9月に参加したコアトリエのご縁で東北工業大学の大沼さん、阿部さんにご紹介頂きました。

ズバリ、牡蠣の養殖棚に竹を使いたいと見に来て下さいました。

最初は、竹は自然のものだし形も厳密には色々なので、プラスティックや塩ビで規格品のようなものがあり、

それが主流なのだろうなと思い込んでました。。。

が、コストや作業的なもの、何より海の何かあったら海に散らばってしまうものは自然なものが、

という部分でも竹が1番使い勝手がいいと聞きビックリ。

さっそく裏山へ行き竹を見ながらたくさんお話しをしました。

自然のものとはいえやはり棚を組むのは人なので作業的にはまっすぐで太いものをご要望。

うちのはまだ間伐で気持ちのいい地帯は少なく、斜面なので太く長い成牡蠣養殖棚に使うサイズは期待に応えれそうにないですが、

浅瀬に作る「種ガキ養殖棚」用のものを請け負うことになりました。


高橋さんも生産者としてのプロ意識がすごく、話していてビリビリといい圧力を放つ方。

プレッシャーも大きいですがぜひとも関わりたいと思わせる魅力に溢れる方です。

干しタケノコで声をかけて下さった、にしき食品の会長と同様、

「目先ではなく、この関わりが周りにも広がるように考えて付き合ってほしい」という考え方。

竹の必要本数はものスゴイ数で到底、今の私、我が家で足りるものではない。



けれどいいタケノコを生産するため、手を入れて環境を整えたいからこの10年弱毎年奮闘している。

荒れてるから間伐しよう、ではとても続かない作業。

竹の可能性として、なんばんにも他の作物にも波及する素材だし、

よっちゃん農場の核になり得る可能性があると考えているから。

それは「売れる」から採れるものを採ってお金に替える、という「今」だけでなくって、

生産者、農業者としての根っこの部分だと思う。

そういう志を共する仲間を地域に増やし、海の漁師、山の農家で主体的に連携していきたい。

その為の大きな出会いでありました。

向き合う産物は違うけれど、とても刺激を頂けるご縁に育つと思います。








でっかい海のコンテナでどっさりと牡蠣を頂いて、こんなに食ったことがない!というほど食べました。

これまで食べてきた牡蠣が偽物に感じるほどプリプリで美味しい牡蠣。

焼きながら、流通する量販店での裏話や牡蠣をとことん利用する商売の話は面白く、

今後は生産者から直接買わないとうまい牡蠣にはありつけないなーと思わされました。

いやぁ〜すごい方です。


先日は秘密兵器、今日は山に向かう大きなモチベーションを頂きました。



必殺兵器登場っ!持つべきものは仲間だ。

2018年11月22日 | 農家ブランド


毎日すっかり寒くなってきました。畑の片付けもう少し。



そんな中ご縁を頂いて、県南、山元町の6次産業化推進講座へお招き頂いて久しぶりにしゃべりました。



先日コアトリエという東北工業大学のイベントの際に描いてもらった壁画風のイメージがとても好きで、

使用許可を頂いて今日お披露目しました。


近々町内に直売所が出来るということで、参加予定の農家の方、それを何らかの形でバックアップしたいという業種の方々が対象でした。

個人的にはなんばん加工から始まって作る、売る、伝える、というところでやってきたこと、今考えていることを、

そして地域として仲間とやってきたほっかぶり市の話、そして発展形としての農ドブル、

また、異業種の人、地域連携の取り組みとしてこれから本格的に力を注いていくタケノコ山の話など、

やってることは小さいですが、何かヒントになればという想いでおはなしさせてもらいました。

1時間以上あったので、これでもか!と資料を作っていったのに、20分余ってしまうという、

いつも通りスマートさに欠けるよっちゃんでしたが、質疑応答でたくさん話せて終ってみれば時間オーバーになったので、

それはそれで結果オーライだったかと前向きに捉えます。

なんばんよりもタケノコへの関心がとても高かった。北と南ですが今後も交流できたらと思います。


実は今日は軽トラでトコトコ出かけました。

講演前に宮城のこせがれ仲間、竹鶏ファームへ寄ってました。秘密兵器を借りるために。

この養鶏場では竹を活かし炭にして鳥の餌に使い養鶏しています。


春に蔵王ハーブの祭りで常務・志村くんと話した際に、

「うちに粉砕機ありますよ! 今は粉砕を地元の方に作業委託しているのであまり使ってません」

というので、

「んでぜひ使わせてください!」

とお願いし、今日借りに行ったというわけです。




初めて農場にお邪魔しました。

休業中とはいえ私も炭焼きなのですが、炭を焼いたあとの香り、竹酢液の香りが懐かしくもありいい雰囲気。

45000羽も飼ってるとのことですごい規模です。



きちんと管理して保管してる竹鶏特製鶏糞。使ってくれる方大募集中だそうです。



そしてメインの目的、秘密兵器・粉砕機。

84歳の会長まで登場して頂き、使い方を習ってお借りしてまいりました。

今年の間伐が楽しみでなりません。今年はたくさん竹パウダー作ります。

使ってみたい方、、、間伐お手伝いしてくれたらお分けします。

竹の活用、一緒に可能性を探りましょう!




帰りは直売コーナーで手羽先や燻製卵など買い物しつつ、取り組みの参考にとあっちこっちと拝見。

家族から始まり今や30名規模の会社。すごい。

人数ではなく、働いてる方がみな気持ちの良い方ばかりなのが印象的です。

勉強になりました。



成果でお返し出来るように、今年も間伐に励みます。

一日中軽トラで直立姿勢はやっぱり疲れました。