よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

ついに初物!

2020年03月31日 | 農家ブランド

梅が満開。


志村けんさんがコロナで亡くなってしまいました。

思った以上にショックです。

小さい頃、土曜の夜は、7時は日本むかし話、7時半はあばれはっちゃく、

そして8時は全員集合!という、弟と共にとても楽しみな夜でした。

今のように難しくなくって、年代問わず、誰でも笑える面白さは他にいないまさに芸人だったと思います。

弟とよくヒゲダンスしていたのを思い出します、。

本当に残念です。



明日から雨らしいので、今日は山。 イノシシの猛威が止まりません。






木の皮もかじりまくり、ほぼ竹林全面荒らしまくりです。 

写真では伝わらないほど、ひどい。見ると毎度、気持ちがポキっと折れます。。。

特に昨年間伐しチップを撒いていたフカフカゾーンはひどい。

歩くのもままならないほどにぼっこぼこです。


それでも、、と午前はカラタチを剪定して昨日じっくり観察した東側進入路周りへ、

ツンツンの枯竹と組み合わせてぐるりと。

午後はもっとも怪しい、フンもぶちまけまくりの北の山奥付近の竹柵を補強。

怒りをエネルギーにして柵をつくりまくりました。

チョビ隊長がずっと一緒でしたが、電柵も、カラタチも、器用にすり抜けるその様を見ると、

こっちががっかりしてしまいます。

イノシシとは同じではないでしょうが、、、

今年は半年、いつもより柵つくりなどに時間割いたのに……、がっかりな状況です。

やはり「城壁」というくらいにガッチリと囲えるまでは我慢が続きそう。


おまけに先週の強風続きで陽の当たらないところにあった太い楢、山桜が倒されてもおり、

しっちゃかめっちゃかな心境ですが、負けずに山を整え続けます。


帰りしな、カミさんと肩で息をしながら帰る途中、あらされ放題の場所で足に感触。

ん? と、確認すると!!!!!



小さいですが、生き残りの初物が!

先日手を借りて片付けた栗の木のそば。ナタしか無かったので上手にはいきませんでしたが、

まあまあのサイズ!初物ゲットです! 

また明日から踏ん張ります。


田んぼの始まり。

2020年03月29日 | 農家の風景。



今日は稲の種まきする箱に床土入れ作業。

その昔から機械を共同購入した縁に始まり、

毎年隣家のシゲルさんちと共同です。

お互い家族総出で近況交換し合いつつの作業。

うちの親父もですが、シゲルさんも、いざ始まるとせっかちで、それが息子世代の我々にはいい意味でも悪い意味でも邪魔くさいのぉ〜、が今日のメインテーマでした。

いよいよ田んぼの始まりだなー。

今年は金のいぶきのストックがたくさんあるのでお休み。

ひとめぼれのみ作付け予定。

ちょこっと苗を譲ってもらい、しめ縄用にもち米も芹田の片隅に植えます。




監督はうちにて待機です。






先週はいい飲み会がありました。

昨年亡くなった農家仲間がきっかけで、

二代目・六根舎

と題し、








時節柄、飲食店応援兼ねて面々に縁のあるお店を巡りました。

それぞれとは話していても、皆でという機会は無く、

亡くなった田原くんの仲間内でやった葬儀の場がきっかけでした。

それぞれのやり方での農業を極めるべく、

日々死力を尽くしている面々。

新規と代々の違いとか、それぞれの悩みだったり、考える未来だったり、自分のポリシーだったり、

色々と話しましたが、時間はあっという間でした。

ほぼバカ笑いしてましたが。

志が近いので、とても安心出来るいい空間になりました。

新規参入の農家に!
堅苦しい場とひと足違ったざっくばらんなものとして、農業仲間に加わろうとしてくれる人に拓いていこうよ、というが二代目・六根舎の想い。


また、折を見て集まりたいものです。

みんな忙しいので、またふとしたタイミングでしょうが。





たけのこ。

2020年03月26日 | 農家ブランド

ようやく最後の中華系「朝天唐辛子」が発芽。


約ひと月かかった。


本日は市場見学。




たけのこワッショイな感じでたくさんあるかと期待していたら、

コロナショックで出口の飲食店の打撃によって、予約分のみ週に数回しか入荷しないそうです。

それでもあってよかった。今日の目的は梱包のお勉強です。

市場勝負するつもりはないのだけれど「ほほ〜」と取扱店にも喜んでもらえるような梱包をと少しは思っています。

その後は案内してくれた、

うちに朝掘りタケノコを引き取りに来てくれる坂上さん、

それを取り扱い店に届けてくれる櫻井社長と打ち合わせ。

山菜の弱点は収穫からアクがどんどん増えてしまうこと。

なので、遠くのブランド筍もいいけれど、足もと、地元の鮮度を活かした販路を作りたいという考えから今回の連携ができました。

地元直売所では、一定量以上はものが溢れ価格競争になってしまう。

鮮度落ちを加工してもやる気がでないので、うまい掘りたてを届けられる販路を作るべく動いてきました。

全量瓶詰めというのも量的に不可能なので、うちの山はこれだけの収量!

というのが見えてくるのはまだ5,6年先なので、いろいろと試したいと思っています。

ここ数年は直接来られる方も出てきたので、近いうちに直売できるように、、、家の前を片付けたい。と昨年も今年も思っていましたが、間伐の欲が出てしまい手つかず。

いずれは必ず作ります。

お弁当部門も同じ考えですが、

まずは。地元の旬を旬に味わうのが一番うまいし、それが健康な身体を作ってくれると信じています。

そういうことをちゃんとやりたい。



戻ってから山へ。ちょっと昨日の夜なべが効いて体調不良でしたが少しだけ。

昨年のもらい火山火事から今日で一年。焼け跡見ると今でもゾッとします。

そんな竹林・南半面最後の山頂に差し掛かってきました。

現場に行くと昨年までとは見違えて、調子悪くてもテンション上がります。



山頂は粉砕機も上がれずなので、切り倒して獣害対策の柵つくりに使います。

あと4,5日で南は終了できるかも。




山に入るたびに思うのは、竹林を生業に加えよう、と思わせた面積になった分だけ、

もともと山にあった雑木が朽ちてしまっているということ。

広葉樹は伐採しても萌芽更新といって自分で新しい芽を出して生きます。

それすら出来ない状態にしてしまったことを忘れずに、

明日も山へ向かいます。

電気柵。

2020年03月22日 | 農家の風景。


今年はなんばんキレイに芽が出せました。 まずはホッと。

中華系の品種のみ、まだ芽が出ず。ジリジリしながら待つことにします。




週末は毎年恒例親戚会。






甥っ子も無事高校に合格し、ゆっくり楽しく飲み食いしました。



ここ数日強風。山はなおさら強く、せっかく張った電気柵は

かろうじて電気は流れているものの、あちこちから飛んでくる木の枝や倒された竹で

「柵」の役目を果たせない箇所多数・・・。これでは・・・



夕方、副隊長サムを連れて散歩したところ、荒らし方が半端でない!

電気柵でビリっと来て頭にきたとしか思えないくらいの荒し様。

もう100本以上は食われてる気がします。

電気柵を直しながら見回り、他の侵入経路を探るべくグルっと一周。

ただでさえ山は障害が多いので気が抜けません。


親戚会の帰り、うちにみんなで寄りました。

義妹のお父さんが福島で美味しい果樹をつくるプロ。

せっかくなのでと、梅やぶどうの剪定を教わる帰りしな、カラタチの木に立ち止まりました。

「これ、実がなっても使いようがないんですよね。なにか利用方法ありますか?」

と聞いてみたら、

「実はともかく、この枝、イノシシ除けに使ってる人たくさん居るよ。

 剪定してここぞというところに刺しといたら少しは役に立つと思うよ」

なるほど。


利用できるものはなんでも使います。明日から剪定して棘柵つくります。






電気柵。

2020年03月19日 | 農家ブランド

快晴。Tシャツでもいいくらいの気温。

お弁当少量だったので、カミさんに任せて午前から甥っ子と山へ行く。

まずは電動チェンソーの使い方を教え、電気柵を張る通りを片付け。



午後から3人で電気柵設置。



北西面、竹林最深部分300m、2時間かけて取り付け、無事通電。

南部分は倒伏竹での柵もあるので、全体の半分ぐらいはガードしたことになる。

これで、イノシシがどう動いてくるのか。


ちょっと休憩して、枯竹片付け。1人加わると捗り方がまるで違う。




アルバイト、助かってます。