梅雨明けしたら、すぐ猛暑。キョーレツだけれど、これがいい。
畑の乾きを待って、大粒地大豆くるみ豆、一回目の土寄せ。
今年は半反、もちろん手作業。
半分超えて、暑さにはなれてきたものの、お昼になったので今日はやめに。
すっきりとして、笑ってるようにさえ見える畑。
毛皮のチョビはことさら梅雨明けの影響か。
木陰の涼しさを、私ら以上に堪能。たまらんようです。
四葉(すーよー)きゅうりも最盛期。
食感がいいです。家でも食べるし市があれば売りもしますが、メインは古漬け。
お弁当用に漬け込んでいます。30キロくらいはつけたかな。
いつだったか、有名なトンカツが宮城にやってきたと食べに行って、
確かにメインのトンカツはうまかった。
けれど、つけあわせも漬物もお味噌汁も・・・・パック破って開けただけ?
と、いうもののオンパレードでとてもがっかりしたのを覚えています。
そっからは、なにげない脇役こそが大事だと思ってます。
そんな梅雨明け間もない昨日は援農助っ人、プランナー松村夫妻が来てくれました。
なんばん(とうがらし)畑の整枝と草取り。
地味だけれども大事な作業。助かりました。
キリいいところで、暑さで倒れたらなんにもならないので切り上げ。
昼はノキサキでいつものBBQ。
ちょうど河南町の支倉ネーサンがもぎたてトウモロコシを配達に来てくれ、
生でもオッケーなんだけれど、熾してた炭火で焼きもろこし。
地元のはやっぱりうまい。
松村くんが遠野パドロン持ってきたので、うちの一番果よっちゃんパドロンと、
素揚げで味比べ。
うちのが美味しいという声だったけど、
自分的にはまだまだ味が出てない感じで遠野に一票かな。
んでもパドロン美味しい。来年は増やしたい。
午後は、やってみたい!というリクエストに応えて竹細工。
かご編み出来るかな、と思ってたけど、やっぱり初めてでは材料取りで精一杯。
素人(シロート)と玄人(クロート)の間の灰人(グレート)だからこその、
竹細工の普及活動はしたい。
今もちょくちょくお声はもらってますが、もう少しレベルをあげないと申し訳ないのでお断り中です。
梅雨があけると猛暑で、身体はもちろんキツくなるけれどうちの旬が来た、と毎年思います。
メイン作物が露地で育てるなんばん(とうがらし)だからかもしれない。
来年のたけのこ話も含めてゆっくり話せました。
話の中心は、
『地元の、宮城の旬をもれなく伝える仕事がしたい』
先日佐藤農場の社長・宗一さんと話したときに、
「いや〜、今年は梅が大豊作!には違いないけれど、西から旬が順繰りで、
最後に宮城さ来っぺ〜!もう価格はメタメタだどっ!」
と話してたけけど、たけのこも同じ。それでも、
「んでもや、、おらいの梅を待ってでけで買いさくるお客さんのありがで〜ごどっ!
そーいう仕事、して行きでっちゃなやっ!」
うちの筍も同んなじで、毎年、生でも水煮でも「待ってだよぉ〜!」という声が、
まだまだ小さいけれどもありがたく、なにより嬉しいもの。
旬の作にはハシリ、盛り、名残りの味があって、
それは決して迎えに行って得られるものではなく、
我々のような生産者が感じて、伝えて、残していくべき文化だと思っています。
そこにこだわるから黒森さんは宮城各地の畑を訪ね、
自分で感じて伝えることをやってくれている料理人。
作りてからするとこんなにありがたい事はありません。
「前は”旬を先取り”が商売で日本の旬をベースに献立作ってました。
けど今は”地元の、宮城の旬をしっかり伝える”を基礎に献立作ってます」
とお話されてました。
旬は迎えに行くものではなく、やってくるもの。
だからこそ、究極は直売という場を作りたい。
楽したいわけでも手数料ケチるわけでもない。
もったいない足元の旬の味わいを、きちんと伝えたいし、それが使命。
プランナーの松村夫妻、
宮城の海、
斉吉商店さんも同じ志を持ってるありがたい仲間。
黒森さんと話して、ものすごくすっきりしたし、力を頂きました。
食料はうちに任してよ!とはいえないほどの、
うちのような小さい農家の役割を教えてくれる仲間が最近はどんどん増え、
ありがたいかぎりです。
これで今年の夏もがんばれます。
心配していたけれど、すっかりゴンと仲良くなったウー(ウーサン・ハント)。
ゴンもウーが来てからまた大きくなった気が。
先月。
今月。
大人になっても、オス猫はおもしろいです。