よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

今年もはじまり「焼きなんばん」

2021年07月30日 | 農家ブランド

今日はカミさんと川渡へ。


癒しの隠れ家 Anelaにて「黄土漢方蒸し」を体験。

カミさんが身体のメンテに通っていて、最近加わったメニュー。

大汗かきのワタシだが、実はとっても冷え性。

今日も30分ほど蒸されたけれど汗が出ず。冷え性らしい。

身体の芯の部分と表皮で結露のような状態になっているみたい。

サウナに入っても初回はずいぶん入っていられるほど、冷え性なのです。

もうすぐ50歳。

昨年あたりから竹やぶ仕事もなんだか、パワー全開!!

だけでは続けらんないかなぁ〜、と思い始めていた今日このごろ。

男性の体験者も少ないようで、汗は出ずとも気持ちよかったので、

ちょっと通って続けてみようと思います。



そんなところ、心配していた台風直撃も大したことなく過ぎてくれてホッと一安心。

栽培をお願いしてる農家から,なんばん(とうがらし)出荷がはじまっていよいようちのメインシーズン開始です。


焼きなんばん。

鮮度のいいうちに炭火で一次加工をします。

岩出山では昔からこれを瓶に入れ、醤油に漬け込んで食べられてきた文化があります。

うちは色々と作ってますがこれが原点、はじまりの味。

今年も大事に作ります。

炙りに使う炭はGAIA清水さんに紹介してもらってから惚れ込んでいる、

土佐備長炭~ICHI~の炭。サイコーです。







一緒に暮らし始めると、似てくるものですね。






竹シチュー。

2021年07月25日 | 農家の風景。

古漬け、樽いっぱいになったので漬け返し。水でさっと洗い再び20%の塩で。




夏場になると足元は足袋がいい。軽快で蒸れない。

けれども炎天下では畑の土の熱さが直にキキマス。



急遽、用途のない竹があったので支柱を作ることに。

今年は【鷹の爪】に加え、品薄にならないようにと、

初挑戦、中華系の【満点星】というなんばんも大量に植えたので足りず。


これまでは鉄にプラコーティングのものを買い足してきたけれども、、、

もちが悪い。

細いと弱い、と、年々太くしてるものの、2年経つとどっかからサビが入ったりして、

だめになるものが多い。何よりそれの廃棄がめんどくさい。

ので援農部隊の取引先のみんなとも『竹やぶ活動の一環でやろう』と話してたところ。


カミさんと二人がかりで昨日半日、今日ちょっとで500本も作れる。





あるもの使ったので曲がったりしているけれどもまっすぐの竹を20本も切ったら十分な量を作れる。

気を使わないで使えてダメならチップにしてもととにかく楽。

今後はこれだ。

竹をとことん。




来たときから1,5倍になったウー。

あんまりしゃべりませんが、すくすく。

ゴンと仲良しです。







雲丹うまい。

2021年07月23日 | 農家の風景。

新玉ねぎと割干し発酵メンマ・竹之芯和え。うまいです。

ごま油をタラっと香り付けしたらもっといいです。

竹之芯、道の駅で予約を頂けるほど定着してきたのはありがたい限り。






ご褒美飯。

震災後、仕事作りで立ち上げたプロジェクトでお世話になっている、

南三陸のケイコさんから雲丹を頂き丼に。

この上ない美味しさ。

震災は大きな傷でもあるけれど、一方で海の豊かさとありがたさと、美味しさを再認識させられるご縁を頂きました。

何よりも竹林に意識を向けられたのは震災がきっかけ。

それだけ、たくさんの人に何かを植え付けてくれたのも震災。

海と山は繋がっています。

その為にも出来ることを小さくやるのみ。

そんな、海の仕事もすっかり復興しているケイコさんが一枚一枚手づくしした新聞ばっぐ、


今年楽天に田中投手が復帰した記念に球団から仕事を頂きました。

球場で販売中です。

残り僅かとのことなので、機会があればよろしくお願いします。






お弁当も夏に。

このところは新物とうもろこしご飯です。


いんげんの春巻き。


皮にチーズ、青しそ、そしてよっちゃん軽く塗って巻く。

そしたらもう一枚巻いて二重にします。5分ほど揚げて終わり。

中の春巻き蒸されるので美味しいです。





夏茗荷も出始めました。

暑いと食欲がなくなりますが、おかか茗荷はそんな時でもご飯が進みます。


草刈りも進行中。




田んぼ2回目終わり。

カミさん共々刈り刃を新調して切れ味抜群。

のってしまって長時間、腰に効きました。


草刈り前にスモークが食べたくなり、着火。


ニンニク、玉ねぎ、セロリと塩胡椒で3日寝かせてました。


草刈り終わったら出来上がり。

風味は抜群でしたが塩が足りなかった・・・。





最近気になってて買ったのがこれ。


竹100%のトイレットペーパー。

かなりいいです。

どっか作ってくれるところないかな。みやぎ竹やぶ会議と連携できたら面白い。





ゴンとウーは毎日ハッスルでうるさいくらいに元気。



ゴンは寝姿もハッスルしています。




旬を楽しむ。旬を伝える。

2021年07月18日 | 農家ブランド



梅雨明けしたら、すぐ猛暑。キョーレツだけれど、これがいい。


畑の乾きを待って、大粒地大豆くるみ豆、一回目の土寄せ。

今年は半反、もちろん手作業。


半分超えて、暑さにはなれてきたものの、お昼になったので今日はやめに。


すっきりとして、笑ってるようにさえ見える畑。


毛皮のチョビはことさら梅雨明けの影響か。

木陰の涼しさを、私ら以上に堪能。たまらんようです。



四葉(すーよー)きゅうりも最盛期。

食感がいいです。家でも食べるし市があれば売りもしますが、メインは古漬け。

お弁当用に漬け込んでいます。30キロくらいはつけたかな。

いつだったか、有名なトンカツが宮城にやってきたと食べに行って、

確かにメインのトンカツはうまかった。

けれど、つけあわせも漬物もお味噌汁も・・・・パック破って開けただけ?

と、いうもののオンパレードでとてもがっかりしたのを覚えています。

そっからは、なにげない脇役こそが大事だと思ってます。



そんな梅雨明け間もない昨日は援農助っ人、プランナー松村夫妻が来てくれました。


なんばん(とうがらし)畑の整枝と草取り。

地味だけれども大事な作業。助かりました。

キリいいところで、暑さで倒れたらなんにもならないので切り上げ。

昼はノキサキでいつものBBQ。

ちょうど河南町の支倉ネーサンがもぎたてトウモロコシを配達に来てくれ、



生でもオッケーなんだけれど、熾してた炭火で焼きもろこし。

地元のはやっぱりうまい。


松村くんが遠野パドロン持ってきたので、うちの一番果よっちゃんパドロンと、

素揚げで味比べ。

うちのが美味しいという声だったけど、

自分的にはまだまだ味が出てない感じで遠野に一票かな。

んでもパドロン美味しい。来年は増やしたい。


午後は、やってみたい!というリクエストに応えて竹細工。

かご編み出来るかな、と思ってたけど、やっぱり初めてでは材料取りで精一杯。

素人(シロート)と玄人(クロート)の間の灰人(グレート)だからこその、

竹細工の普及活動はしたい。

今もちょくちょくお声はもらってますが、もう少しレベルをあげないと申し訳ないのでお断り中です。




梅雨があけると猛暑で、身体はもちろんキツくなるけれどうちの旬が来た、と毎年思います。

メイン作物が露地で育てるなんばん(とうがらし)だからかもしれない。

先週、3ヶ月ぶりに参加した朝市夕市ネットの定期市で、

地元宮城素材を味わえる中華KUROMORIの代表黒森さんと久しぶりに。

来年のたけのこ話も含めてゆっくり話せました。

話の中心は、

『地元の、宮城の旬をもれなく伝える仕事がしたい』

先日佐藤農場の社長・宗一さんと話したときに、

「いや〜、今年は梅が大豊作!には違いないけれど、西から旬が順繰りで、

 最後に宮城さ来っぺ〜!もう価格はメタメタだどっ!」

と話してたけけど、たけのこも同じ。それでも、

「んでもや、、おらいの梅を待ってでけで買いさくるお客さんのありがで〜ごどっ!

 そーいう仕事、して行きでっちゃなやっ!」

うちの筍も同んなじで、毎年、生でも水煮でも「待ってだよぉ〜!」という声が、

まだまだ小さいけれどもありがたく、なにより嬉しいもの。


旬の作にはハシリ、盛り、名残りの味があって、

それは決して迎えに行って得られるものではなく、

我々のような生産者が感じて、伝えて、残していくべき文化だと思っています。


そこにこだわるから黒森さんは宮城各地の畑を訪ね、

自分で感じて伝えることをやってくれている料理人。

作りてからするとこんなにありがたい事はありません。

今年何度も足を運んでくれた大原グループの野澤親方も、

「前は”旬を先取り”が商売で日本の旬をベースに献立作ってました。

 けど今は”地元の、宮城の旬をしっかり伝える”を基礎に献立作ってます」

とお話されてました。

旬は迎えに行くものではなく、やってくるもの。

だからこそ、究極は直売という場を作りたい。

楽したいわけでも手数料ケチるわけでもない。

もったいない足元の旬の味わいを、きちんと伝えたいし、それが使命。


何度も援農に通ってくれるこうめの佐々木ご夫婦や日本料理うすだのラキさん、

プランナーの松村夫妻、

宮城の海、斉吉商店さんも同じ志を持ってるありがたい仲間。



黒森さんと話して、ものすごくすっきりしたし、力を頂きました。



食料はうちに任してよ!とはいえないほどの、

うちのような小さい農家の役割を教えてくれる仲間が最近はどんどん増え、

ありがたいかぎりです。


これで今年の夏もがんばれます。



心配していたけれど、すっかりゴンと仲良くなったウー(ウーサン・ハント)。



ゴンもウーが来てからまた大きくなった気が。

先月。


今月。

大人になっても、オス猫はおもしろいです。





竹細工再開。

2021年07月11日 | 農家の風景。



梅雨の伸び盛り、きゅうり、そして3色いんげん最盛期。

毎日たくさん食べてます。

今年は味がのってうまいので今のところ飽きません。


天ぷら。


先日粉に挽いた山椒と岩塩で美味しい。何より香りがブラボーで、さっぱりといくらで食べれる。

このさっぱり感で天ぷらのカロリー相殺される?と思えるほど美味しいです。



そうめんの季節に入りました。

ちょうど先日岩出山工芸館の浅ザルを頂き使いました。

やはり水切れ良く素晴らしい網代編み。


農繁期で休みにしていた竹細工教室も再開しました。

農家仲間でやっているので忙しいと休まざるを得ません。

各自で、、、といってもやっぱり触る時間が減るので未熟な腕はさらに落ちます。

そんな調子でダラダラやってもせっかくの時間に成果が見えにくいので、

話し合いの末目標設定をし直してリスタートしました。

年内、下手でもなんでも小さく展示会を予定しますのでぜひ我らの取り組みを見てください。


そして新しいゴンの仲間が。

竹細工仲間から雌猫を譲っていただいて仲間入り。

ゴンの妹分。梅の季節なので「梅子」とカミさん命名。


まだ二ヶ月くらいだけど気が強そう。

ゴンに仲間が出来て嬉しそうで構いまくり(喧嘩か?)、


お疲れです。