よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

修復不能の炭窯。

2011年03月31日 | Weblog

雨、との予想だったが何とか晴れて一日過ぎた。
が、カミさんが直売所当番、私は加工場に籠りきりで外仕事叶わず。



今回の地震被害で大きかったものの一つ、炭窯が破壊された事。


栗原地震をかろうじて持ちこたえ、
よっちゃん祭りで天井コンクリ補強したのですが、
今回の大地震でバックリと割れ、とうとう天井落ちました。。

もはや修復云々のレベルではなく、一旦壊して再生するしかありません。

今でも思い出す。
炭焼きなんか始めよーという私のため、親父をはじめとして近所の力自慢が集結し、
総勢毎日6、7人でひたすら土を搗き固めること約10日もかかって作ったっけ。
機械で簡単に作ったものではないので、出来はかなりのものだったのに…。

今すぐどうこう出来ないし、かなり後回しにはなるが、
やはり炭は良い。そして火を見ている時間が何とも言えずまた好きだった。


せっかく覚えた技術だし、じっくりゆっくり再生したいと思う。

ストレス。

2011年03月30日 | Weblog

むむむ。
先週末、週明けには落ち着くだろうと踏んでいたガソリン。
今だ、平常化に近づいているのかいないのか、並ばないと入れられない。

毎朝納品時のみ、今は車を使っている。
通勤しているわけでなし、
入れたところでまだまだ、普通に開いている店も少ないし、
と、意地でも「わざわざ行列に加わるものか」という方針を変えず今日も終える。

が、田んぼにはそろそろトラクタも入らないとイケナイし、
必要な油がどうなるのか、とても気になる。
農協は「大丈夫」というけれど、いつになったら大丈夫なのか。。。


暇を見ては家の修繕。

(けっこうやばい。落ちた土壁の一部。家西側全面が今は危険、どーしよー…)



旦那の実家が若柳のGAIA佐々木さんからお昼に電話を頂く。
地味なのか、震度で言ったら最高レベルのウチや栗駒方面、素直な揺れの被害あるんだよねーという話。

旦那さん実家も古い家らしく、うちと同様一部土壁が落っこち、
基礎もだいぶ揺すられたらしく、家には住めず「離れ」や納屋にて生活中らしい。



今日もコツコツ家修理。
数年前の年末に一度やった障子戸修理を思い出し、バキバキになった桟も一から作り、殆ど差し替える。
我ながらマズマズの出来。。

まったく気分転換にも出れず、出ても行くところがないカミさん少しストレスたまり気味。

避難所なんかもっと大変だろーな。


まんず、やれる事を少しずつ。



力を合わせよー!

2011年03月29日 | Weblog

ガソリンは相変わらず。
が、直売所、小売店は徐々に落ち着いて来た模様。


朝いちで東京GAIA社長と話す。
東京では既にテレビは日常化。
ニュースでも「いかに原発を乗り切るか」という話しばかりらしい。
もっと根本で、震災から原発まで、災害全体を、これからを良く考える提案が少ない、と嘆いていた。

経済最優先で来たのは良い、けれど、どこかで生活の在り方との兼ね合い、バランスを考えないと。
今回はそういう意味では大事なタイミングだと思うのに。。。
政治家も、そしてマスコミも、、、「違うだろ!」が多すぎる。


朝、納品先でヒヨッコ隊長から、ぷりん隊長が海沿いの被災地に
救援物資を手渡しで送る「とどけ隊」活動で奮闘中と聞き、早速電話。
今は身動き取れないけれど、落ち着いたら是非一日でもボランティアしよーと、夜な夜なカミさんと語っている。
ので、取りあえず役立てるのであればと、状況と必要な物資を伺う。

午後、近くのビック梅園、佐藤農場の専務と電話。
「ひと段落したら、仲間内だけでも良いから、何か協力出来る事をしに海沿いに行こう!」
と誓い合う。


同じ被災に遭っても、程度によってその被害の大きさは違う。
が、同じ宮城県、同じ東北人、仲間としてその傷の深さを補いあえれば、
ほんのちょっとでも、
「前に進もうか」
そう思えるタイミングを早めることは出来るはず。
早く、そういう機会を作りたい。



我が家の被害の大きさは。

2011年03月28日 | Weblog

今朝も食事中に大きな余震。
おっかない。


震災後、片付ける時間も取れず、とりあえずどの部屋も中途半端なまま。
合間を見て、出来るところだけでも補修をしよーと少しずつDIY。

結構な被害なのでと、一応り災証明取得も準備。
あちこち見て回りながら、写真も。

外壁はあちこち落ちて、窓も割れ、何年も前だけれど
裏部分に付け足した台所部分はザックリと傾いたりと、
考えるだけでもブルーになるけれども。。。

とりあえずは我々夫婦の部屋の奥座敷の障子でも直そうかと、
片付け始めると驚き。
立て付けが悪いなぁとは思ってたけれど、縁側から軒下をのぞくと、
なんと土台の一部が、専門になんというのか、組んでる太い部材が一カ所抜けてしまっていた。
注意して家全体を見ると、基礎石からアチコチずれてしまっているではないか。。。
それであちこちがかなり歪んでしまっているのだ。。

ウチの家は昔は茅葺きで、数年前に屋根を葺いてもらっていた職人さんも居なく
なり、お金もかかるしと上から瓦っぽいトタンで被せている。
ので、中に茅はあるので、今の普通の家よりも、かな~り重い。。
柱もそれなりにブッといので、それを考えると横綱級。

それがぐら~りぐら~りと大きく振られ、基礎石からずれちゃった。
これがズレるって、栗原地震でも持ちこたえていたのに…


うーむ…こりゃ~大変。

よ~し、この機会だ!
建て替えちゃえ~!!
なんて、言えちゃったら最高なんだけれど、現実はそう簡単でもない。

が、それを現実の目標として、がんばろー!

第二の人生。

2011年03月27日 | Weblog

家族揃って、気が張りっぱなしで少々疲れ気味。
かといって、気分転換に出かけるにもガソリンがなく、
かといってガソリン買うのに大行列に並ぶ気にもならない。
山へ入って薪の確保する事で身体を動かすのが
気分転換になっている今日このごろ。

親父が2月で退職し、毎日家に居る生活に変わり、
まだまだペースがつかめては居ないよーだけれど、
私らと一緒に朝納品に出かけ、これまでなかった
他の生産者との情報交換やらが楽しいようだ。


勤めの時は慌ただしく納品して…だったので、
今は他の商品もゆっくり見れるので、作付けを
考える意味でも大いに刺激になっている模様。

今はつぼみ菜が生鮮出荷、
そして趣味で始まった「ウコン」の出荷が親父の仕事。
ウコンは商品として中々難しい面もあるけれど、
年々お客様もついて来たようで、面積も少しずつ増え、
昨年からは、春、秋ウコン、2種に増えました。




第2の人生、直売所でがっつり稼いでくれ!