よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

ピンピンころり。

2012年05月31日 | 復興プロジェクト



やる事はあったけれど、寝てしまいました

朝は普通に起きて、飯を食って、ちょっとだけ… …のつもりが昼過ぎまで爆睡

外に出ると好天ポカポカ

もったいない、あれもこれも出来たのに…と思いながら、今日はいいや!と本屋行ったりフラフラ外出。


久しぶりにレンタル屋さんにも寄りました。
朝、新藤監督の訃報をテレビで目にし「一枚のハガキ」という映画を見たくてでしたが、
寄った店では取扱無しでがっかり。

享年100歳での大往生。
理想的な人生だな~と思いました。
最後の最後まで映画監督という仕事をつづけ、老衰で最後を迎える。。理想です。



昨夜、葉っぱビジネスで知られる横石社長の昨年聞いた講演の時の言葉も話題になりました。

「うちの町の福祉は、モットーがピンピンころり!」

年取った爺さんだ婆さんだと脇に追いやらないで、仕事を作ってあげる。
老人だってやりたいことがあるし、期待されれば張り切って取り組む。違うのは年齢だけ。
動けるうちはみんな人生を謳歌する為に一生懸命に動き、パタッと逝く。

おれもそれが理想だなぁ~。
なんぼ金持ってて高級な老人ホーム入っても、きっと3日で飽きるもの。。。ま、ボケたら3日ってわかんないだろうけど


最近はおじいさんおばあちゃんにも注目しています。
やっぱり経験の違いは大きいし、知恵をどっさり持っている。
それをゆっくりと聞く機会も作りたい。ぜったいにプラスになるし。
年のせいかもしれないけれど、昔のこの場所はどんなんだったか、そんな話も聞きたい。


エボラボ仲間のトマトキングY君も口癖。
「とっしょり(年寄り)が元気な町にしたい!」


そんな地域にしたいな~。将来の自分たちの為にもね

多面性のある発信。

2012年05月30日 | 農家ブランド


二日間の仙山交流味祭最終日。

報道効果の恩恵をたっぷり頂き、朝からラッシュラッシュ

昨日買って美味しかったというお客さんも結構来てくれて、
いろんな意味で出て良かった!と久々ニッコリのイベント。

そんな忙しさはミッちゃんノンちゃん2枚看板にお任せし、
よっちゃんは別動で雑誌の取材の話を頂いたので対応、そして商談など。。。。



そして夜。

東北村のTさん、Mくんと打ち上げ。
Mくん御用達のオサレなカフェ「forsta」にて。。。
本場インド仕込みのカレーを始め、料理が絶品でした!



東北村の今後にアイデアの妄想タネだし合戦。

これから何を作り出せるか?作り出すのか?

お客さんである村民になにを提案していくのか?

東北村も"作り手"が集う舞台であり、それぞれが仕事の一つとして関わる以上、
ビシネス目線の「ならでは」要素は必須。

必須ではあるけれど最後でいい、と私は思う。

先日ここにも書いたけれど、お金で始まる事業はそれに尽きてしまう。どうしても。

今回の震災で言えば数々の復興プロジェクトが始まってはすぐ終わってしまうのも、そこに原因がある気がする。

私は幸せだ、と思える一つに、今日のようなイベント出店する際のお客さんとの一言目に思うところがある。

売るだけなら

「いらっしゃいませ」

が始まり。

けど、ここ最近は

「こんにちは~!」

と始まり世間話に発展、が多い。これはありがたい関係性だと思う。

つまりは人と人。
商品は入り口でもあり出口でもある。
お客さんとしての立場と売る側としての立場。
そこに、立場を超え「人と人」としての共有価値が作れるかどうか。

東北村も、これからの海山ネットの在り方もそうだけれど、
全国から沢山の声を頂いて、今後俺らはどうするか。

ある意味東北村でも海山ネットでも、ビシネスとして割りきっての商品づくりはそう難しくはない。
けれど、売買以上の価値を作れなければ一過性で終わる。そう思う。

それが俺らの答えなの!? それは違うと思う。
人や土地、そして想い入れなど、一見してわかりにくいものが、生まれる商品の多面的な価値になり、拡がりにもなる。
私にしてもこのブログは、よっちゃんの一つの価値提案だと思って、県庁職員Y田さんにも刺激され、心を入れ替えて今年は毎日書くようにしてます。
商売用だけではなく、出来るだけ素に近い気持ちで。

一年365日書けば、それだけで365のよっちゃんへのゲートが出来る。
文章としての完成度は別にして、一つの入り口より、読めば読むほど、
私の商品や、想いや、風景など多面性が出て立体的に知ってもらえるんじゃないか。。そんな気持ちです。
それによって離れる人は居ていいし、認めてもらえればうれしい。


絆って言葉を、当地の自分たちが単なる流行語にしちゃったら終わりです。


ある意味では数字に表せない以上ビシネスよりも難しいその価値観をいかに提案し、形にするか。
けれど、それが作れれば数字は後からきっとついてくる。ほとんど確信に近いものがある。



そんな事を語り合い、男泣きしためんどくさい夜(笑)







傍らで女性陣は言う「男ってめんどくさっ!」と。ほほえみながら。。。。。。

切磋琢磨。

2012年05月29日 | 農家ブランド


仙山交流味祭@勾当台公園初日。

本来であればお声がかからないイベントなんですが、朝市夕市ネット枠で出店。
数年前に一度だけ出た時はすごい人・人・人の波だった印象があった。

けど、やっぱ「イベント慣れ」ですかねぇ~~。
今ひとつぐぉ~~!!という波がない平穏な一日でした!

午前中ふと「タケノコ大丈夫か!?残んないか!?」

と不安でしたが結果は・・・




おかげ様でした!
仲間がツイッターで後方支援してくれたり、常連さんもいっぱい寄ってくれて安心して帰れました!

よっちゃんも結構出ましたし、バンプーカレーパンも完売して想定の結果にたどり着いた。

ありがとうございましたぁ~~~!




さて明日が最終日にしてタケノコ水煮はラスト。
あとは当分朝夕ネット以外は仙台行きはお休みになります。
今日ウチで親父が明日販売分を一生懸命に茹でてくれたので、どうぞご来店下さいましっ!





出展者ですが、明日の終盤は気になった商品を買うお客さんにもなります。
全国の百貨店とか純なる「競争」だと違うのでしょうけれど、
私も勾当台では今でも沢山の看板で沢山の団体の枠で出展させて頂き、今があります。
そして、
大抵最後は出展者同士で「買いっこする」。

商品が、作ってる人が好きだから買うというのと、もうひとつ。
そこには、団体が発展する為の仲間意識があると思う。

やっぱりどこであろうと朝早くから準備して車を走らせ、
最後は片付けして疲れてフラフラしながら帰るのがイベント出店。

気持ちを込めたものを全部売って帰りたい無駄を出したくないというのは本心。

そんなところを共有しているからこそ、

「来年もまたみんなで一緒に出るべっちゃ! お互い頑張っペな!」

という気持ちの交流が「買いっこ」にもある気がするなー。


そんな事をふと思ったのは、
四万十や、河北の畠山さんによるところが大きい。

「生産者 仲間 お客さん」

のコミュニティとしての完成度。

それが一番大事で問われている気がする。

我々のような地方の生産者はそこが生命線でもあり、
また大手企業には出来ない仕掛け・差別化が出来るキーワードかも知れない。


さ、今日こそ爆睡!



今こそ「人の手」が、流れを作る時。

2012年05月28日 | 自営業




今日は午前に雨の中、3時間一人ぼっちでタケノコ掘りしました。
シーズン終わりにして、初めて全体を歩きまわりました。激ヤセですきっと。。。。

そうです。
明日から二日間イベントで、そうでなくとも立て込んでいる毎日なのに、
タケノコ山2町歩全てを歩いたということは、そうしないと量が集まらなかった。。いよいよエンディングが近い。

明日から二日間、勾当台での販売が「掘りたて・茹でたて」は最後だと思います。どうぞご利用下さい。



で、一方加工場ではカミさんと、タカちゃん娘新人ノンちゃんが奮闘。



ノンちゃん、23歳プリティガールです!明日からの販売にも連れていきます!

東京からこっちに戻った当初は沈んでましたが元気元気。
人・モノ・カネの三拍子が揃って「無い」よっちゃん農場の、知恵と手ワザと工夫が織り成す仕事を楽しんでくれています!
母ちゃん似で気概のあるいい子です!
これから当分来てもらいます!

夕方、タケノコを煮ながら「海山教室」を妄想する。
みんなそれぞれが出来る範囲で目一杯やってきた復興プロジェクト。
確かに「人・モノ・カネ」に余裕があれば、もっとビックに成果がある事ができてるのかもしれない。

けれども。

手仕事って、時間がかかる。

そして、時間が無いと見えないものがある。

だからこそ、ベースはこの海山も「縁を生み出す人と人とが繋がる場づくりを第一基盤」と定義してきた。

そして教室。

ここでもやることは同じ。

動きが早いのが今の世の中なら、今こそ、手わざで時間をかけたモノの価値を提案し続けるのが、海山の役目。

そうでないと、震災も原発事故も、ただの「過程の出来事」でしかない。ビジネスチャンスでしかない。


そうではないだろう!? と強く思うから。


よっちゃんなんばんだって、私が「キーっ」といくら急いても麹の発酵は急いでくれない。それと一緒。


価値って流行ではないから。

だから田舎は面白い。

先日は包丁とぎで思った。

先日初めて農協に来ていた包丁とぎに、包丁とナタを研いでもらった。

頼みにいったらベルトサンダー類の機械が並んでいた。

水も無ければ砥石もない。ん?大丈夫?と思ったけれど、時間も無いし取り急ぎと頼んだ。

やっぱり「手わざ」にはかなわない、って思った。

戻ってきてすぐは、スパスパ切れる! けどすぐにダメになった。

毎月の定期市、朝夕ネットには包丁研屋のおじいちゃんがやってくる。

寡黙に一本一本、黙々と砥石と水で仕事をこなす。

地味だけど、やっぱり確か。

それを真似るって思ってから、追いつくまでにはべらぼうな時間がかかるだろうなぁ~と、毎回思う。

そんな価値が、おれは好きだ。








たけのこ掘り大会開催っ!

2012年05月27日 | 休息・・


大崎観光公社事務局長早川さんご一行が訪ねてくれて、今日はタケノコ掘り大会

面白かったです。









タケノコは終盤に入りつつありますが、よく探せばまだまだ型の良いのは採れます。


今日は未経験者なので入り口、杉山に広がったところを捜索してみました。
杉山のところは土が柔らかくって、いいタケノコが採れます。

みんな始めは斜面を歩くのもオボツカナイ感じでしたが徐々に慣れ、
たっぷりと掘りあげました。


山を歩いて、ウチの雑然とした自然を満喫して腹を減らしたところで昼メシ。

実は先日、
コラボパンを焼いてくれている青い虹・井上さんから特製のパン粉を頂き、
「ぜひ、ハンバーグ作ってみて!」
と言われてたので、せっかくだからタケノコバーグを作っちゃおうと妄想してました
昨日こっそり実験しようと思ってたんですが、仕事の疲れで出来ずぶっつけ本番!






これが、、、なんと、、、べらぼうにうめぇ~~~んですっ!

運動したから、うまい!

手作りってだけで、うまい!

みんなで作ったから、うまい!

特製パン粉で、うまい!

ソースがよっちゃんで、うまい!

そしてタケノコがしゃきしゃきとアクセントになって、うまい!

一人3個ずつ平らげてしまいましたー!

そしてそれに加えてカミサンが腕をふるい、今日は

●タケノコスープ

●タケノコおにぎり(私もニギニギしました)

●タケノコとほうれん草ともやしのナムル

●身欠きニシンでタケノコ煮

とタケノコ特集も忘れずに、

に加えてまだまだ!






みなさまがなんとも豪華な差し入れをしてくれて、せっかくなので野外で食べ、
なんだか申し訳ないくらいに贅沢な昼メシになりました!
ありがとうございました!



せっかくなんで我が家の庭をバックに記念撮影。



とても楽しい時間を、私が頂いてしまいました。

取れた食材を使ってアレンジ料理をみんなで作り、食う。

きっと、今こそ農家でやったらすごく拡がりがつながりが出来るなぁとつくづく思いましたねー。

ホントにいい時間でした。


またやりたいけどタケノコはさすがに難しいかなぁ。
ネタを変えて、今度は唐辛子んときか!