よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

たけのこの旬。

2022年05月25日 | 農家の風景。

たけのこ、小さいサイズの生出荷の波を超え、

そこからは連日国産メンマ「竹之芯」製造の毎日です。





小さいのもそれなりに大変だけれど、メンマは背丈以上のものをノコギリで切って収穫。

一本の重さが半端ではなくこれはこれで大変。


竹の道を作ってよかったと、小さく自画自賛する毎日です。

今年は肉厚のが多いのがいい。

親竹選別しつつ、どれを切るか、残すかも大事な局面です。




今更ながらに水煮ビンも製造しています。

待っててくれるお客さんも多いので、多めに。

この時期はまさに「竹」になるべく、穂先が充実するので旨味もすごいのです。

「旨い!」をとにかく感じたければ、今がいちばんおいしいと思います。


収穫、スライス、薪茹で、塩蔵の工程を超え、ようやく第一陣の収穫分、

乳酸発酵の段階へ来ています。

原料は我が家のお米。研ぎ汁を使います。

これに一ヶ月以上漬け込みます。

ここからは全行程が毎日続くので気を抜けない毎日がしばらく続きます。



裏年の昨年、少ししか作れなかった、発酵液につけていたのを天日干し。

せっかくなので、スライサーは使わずいろんなサイズにしてみました。

うちで商品にするメンマの他、料理屋さんに素材として提案できないかなと思ってきましたが、

天日干しまでいくと、戻しが難しいという声が多かったので、今年は発酵まで、

生メンマ

の状態で提案してみようかと思っています。

なんにしろ手がかかるので、少しでもいい意味で手抜きも考えながらやってます。





先日は、震災以降海と山、共に仕事を作ろうとやってきた活動。

その一つの柱の新聞ばっぐの本家RIVERチームがイタリア・ミラノに行くというので走行会。

ZOOM参加させて頂きました。

久しぶりに画面越しではありましたが、梅原さん畦地さん、チーム四万十のみなさまの元気な様子が見れてよかったです。

手仕事、手業、人の作るものはすごいです。

あっという間の5月ももうすぐ終わり。

もう少しだけ天気ももってほしい。






最近家に上がる時には疲れ果て、十分に相手ができない相棒。

勝手に探検しています。




休みを頂いていたお弁当、予約も入りはじめ来月から徐々に再開予定です。





怒涛の5月。

2022年05月17日 | Weblog

昨年は久しぶりに大不作の裏年。

2年ぶりの表年は覚悟していたものの、

その落差たるや凄まじい日々です。

早朝から真っ暗闇まであっという間の濃度です。




本日で仙台への朝掘り便終了。





たけのこはあるように見えます、

が、質が悪いので掘ってないやつです。

ので、責任とれないのでやめることに。




イノシシ害もあり、ピークの出荷量は今ひとつ伸ばせなかったけれどよくやった。





川村くんも出勤前によく付き合ってくれて本当に頼もしかったし、

ハシリ、スタートダッシュで東京からの助っ人やっさんにも救われました。

天気にも恵まれました。

雨ガッパの日が無かったのは大きいです。

販売先の小売店、そこに繋いでくれた櫻井さん、坂上さん、川村くんのリレーも事故なく安全に、そして何よりお買い上げくださったお客様のおかげです。

みなさま今年もありがとうございました。

また、今年お声がけ頂いた東北食べる通信も

よーーーーーーやく、なんとか発送終えました。

これも仲間に助けられました。本当に。

旬のうちに旬を届ける、その濃さを、作り手としてだけではなく、いい経験を頂きました。

イノシシのこともあり1番気を揉んだのがこれでしたが、、、よかった。




途中、GW明けには田植えも入り、ギアアップ。

昨年無念の中止で1番悔んだイベント、今年は開催。





斉吉商店さんの生鮮便ツアー in おらいの竹林。

とてもゆっくり、楽しく終えました。

準備段階で板前が竹林に居る風景で、

もう自分の中では感慨深いものがありましたが、





実際、風景、お客さん、迎える我々が垣根無しで過ごせた時間はとても良かった。





改善点もありますが、原点のまったり感は大事にしながら良くします。







給食担当している園児もやってきました。

今年はイノシシに負けず、竹チップからカブトムシの幼虫探しできました。




作業は切り替わり、竹之芯、メンマに入りました。










2年ぶりなので、やたら時間かかっていて、







しめの茹でが拷問のように遅くなってます。。

阿部さんご夫妻が張り切ってくれてるので、

今年はやり方を見直しながら進めてます。


給食、畑の準備も遅れるわけにはいかないので
毎日必死です。

色々やってるけれど、農家の旬。


なんとか今月乗り切ります。














助けられています。

2022年05月05日 | 農家ブランド

たけのこ収穫も中盤、、、と思って日付をみるとまだ5月入ったばかり。。

先は長い!例年よりもちょっと進んでいる気はしているけれど、まだまだ。

動いているようで体力は落ちてますね、疲れてます。。。。



先週末東京から来てくれた助っ人アニキ・やっさんが今日お帰りに。

来て早々にほぼ徹夜で朝堀りからスタートして一週間助けられました。

毎日早朝から暗くなるまでたけのこづくし。

ご飯のおかずもほぼたけのこでたけのこまみれ。

「今日こそ温泉行こう!」と話すものの毎日予定が押して行けたのは2回のみ。

大したご馳走もできず不甲斐ないですが、本当に感謝感謝の大物助っ人でした。

ありがとうございました!

お世話になってるGAIAの現副社長清水さん(前社長)の弟さんで、

誕生日は私と全く同じの一年違い。(氷室京介も一緒です)

たけのこ出荷ができるくらいに整備した当初から「手伝い行くよ」といってくれていて、コロナで来れなかったですが今年満を持して有言実行で来てくれた。

学ぶこと多き人です。



シーズンインから取引頂いてる飲食店への出荷、いたがきさんへの朝堀り便に続き、

通販の第一弾出荷、そしていよいよ東北食べる通信の購読者の方々への発送開始。

まだ序盤ですが助っ人に助けられています。


昨年に続き2年目の愛弟子・川村くんは出勤前の暗闇から。掘りの上達度はすごい。


毎年旅行の際寄ってくださるお客さんの力も借り、





今日は

食べる通信編集長にボランティアの東北大生に県庁のEさんまで駆けつけてくれて、

出荷2日めにしてチーム完成のような爆速梱包でした。

まだまだ続きますが、

初速はついたのでこっから南三陸から近所に越した助っ人阿部夫妻とよっちゃんチームでがんばります。

ここ数日は来客ラッシュ。

合間に半年ぶりに松井美緒さん日帰りで竹林に来てくれました。




美人に癒しを頂きました(^o^)

しばらくシッチャカメッチャカな日々が続きますが、楽しんで乗り越えます。


今年の正月、直売所の大先輩の方と呑んだとき

「農家の6次化なんて無理だ。生産して、せめて加工までが限界。それ以上は無理!」

と言われのがずっと心に引っかかってました。

お金を得る仕事、としてはそれは正解だろうな、と思います。

畑、田んぼと加工の両立だけでも神経使います。

気の入れどころが違うので切り替えがしんどい。

けれどもうちは、とっても小さい農家だけれど「6次化」と呼ばれる形態であれもこれもやって、なんとか飯を食ってますが、

自分なりに

「ベースは農家でありたい。」と、

信じ歩んできた過程で頂いたご縁に、しんどい時こそ救われています。

金ではないけど、間違いない誇れる財産。

今年はことさら感じております。

もうひと頑張り。






チョビ隊長も連日の勤務でお疲れ気味。




猫の手も借りたいほどの毎日ですが、こやつらはマイペース。これも癒やし。



最盛期突入で、来年以降の「親竹選別」も始まってます。




たけのこと雪と山桜。

2022年05月01日 | 農家の風景。

たけのこ出荷も続いています。

先日は取引先の大原 さんの秘密会議に参加させていただきました。

料理人の方々の場にお邪魔するのは緊張しましたが面白かった。

もっとコミュニケーション深めていきたいものです!





今年はふんだんに使って頂いております!

その日はなんとこの季節に雪!

翌朝の寒いこと寒いこと!




こんなのは人生初めて。雪の竹林で掘り。




東京から同じ誕生日のアニキ・やっさんが手伝いに来てくれた初日。

荒々しいスタートでした。




雑木を活かす竹林。

山桜満開で、なかなか見れない風景でした。

もうすぐ最盛期!

身体は疲れきってますが、

まだまだがんばります。





このGW、生活のたのしみ展にお世話になってる

気仙沼・斉吉商店 さん出店してます!

ありがたいことにうちのよっちゃんなんばんも販売頂いてます!

和枝さんとても素敵な方です。

どうぞ足をお運び下さい!

そんな斉吉さんとのイベント、

昨年はなくなく中止しましたが今年はやります!

竹林にぜひ!







『来てけろ』