よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

地震の恐怖・・・

2008年06月14日 | Weblog
こうしてパソコンに向かっている今も、余震が。

その瞬間。
昨夜、どうにも寝付けずしんどくて、朝メシにとカミさん
起こしに来たが、もう少しと布団に入っていた。

すると、少しして
ドドドドド~ンッ!!!
という地鳴りのようなものと共にもの凄い揺れ。
いや、ホント、もの凄かった!

で、その瞬間に目が覚め飛び起きて、茶の間へダッシュ。
ホンの10メートルが、グラグラして目が回ったときのように
揺れて遠い。
そこでは親父が食器棚を押さえながらやっと立っていたが
カミさんの姿が無かったので、名前を叫びながらアチコチ
走っていると、外から声が。

ちょうど畑の様子を見に行っていた時のようで、揺れの後
ヨロヨロとおびえながらやって来た。



(屋内は食器棚から食器がアチコチで落ち、壁も一部歪む。
 庭に置いていた何百キロの灯籠も崩れていた)
加工場、作業場も荷物が崩れまくり、とにかく凄かった。

こんな揺れは、もちろん生まれて初めての経験だったが、
外から家を見ていたカミさんはゾッとしたらしい。

我が家は古い木造で、木組み構造で揺れは凄いんだけれど、
裏山ごとゴジラが体当たりしているような、もの凄さだった
らしく、親父と私はダメだと思ったらしい。

事実、後で見ると、基礎部分の木組みが歪んでいたり、かなり
緩んでいたり、地割れも。
あと数秒でも続いていたら、危なかった。
この集落はこの辺でも結構酷く、壁が落ちた家もあったし、
ブロック塀が丸ごと倒れた家もあった。外で見ていた人は
カミさんと全く同じ感想だった。


終わった後、急いでテレビを付けると全局が報道特番に差し替え。
これまではそれを「見ている側」だったのが、まさにこの地の被害を
特集するのを見ていると、後から何ともいえない恐怖が襲って来る。

ここからもう少し北だったらと思うと、ゾッとするし、山間地だから
このぐらいの被害だが、これが住宅密集地だったら本当に恐ろしい。

昼の間は北へ向かい、自衛隊やら報道やらのヘリがずっと北へと行っ
たり来たりの一日だった。
片付けをしなくてはならないとは思いつつ「グラグラッ」と余震の度
に身体が反応し、どうにも何も手に付かない時間。

岩手などもう少し北部で、被害にあった人達は本当に気の毒。
ウチにもホントに沢山の方からご心配の連絡を頂きありがとうございました。

とにかく、家族三人、よっちゃん農場は元気です。


無事だったからではないけれど、私個人での一番の被害。
それは、田舎に戻って以来私と共にあった「炭窯」が、
あれだけ頑丈だった炭窯が、とうとう落ちました。
本当に、なんとも言い表せませんが、ショック。

頑張って直します。

ついに・・・

2008年06月12日 | Weblog

昨日まで堆肥を撒いた畑。
今日は耕そうとトラクタを動かしたら…生き残っていた
低速ギアもイカレてしまい、ついに空回り、1㎝も動かず、
後ろのアタッチメントのみカラカラと渇いた音を立てる。

修理に幾らかかるか…明日あたり機械やさんに話そうか…
天気は激熱なのに、懐が厳冬にならなければ良いが…




毎日汗をかくので「あ~さっぱりとした果物が食いたいな~」と
ここ数日嘆いていたら、魚柄さんの奥様がみかんジュースを送ってくれた。エッ…通じたの!?とビックリ。
感謝!


農業の未来・・・

2008年06月11日 | Weblog
今日も午後から昨日の続き、うん○まみれの堆肥散布。
夕方は方々の片付け作業。
仕上げに畑の耕転しようとしたら、もう片っぽのトラクタ
ギアがイカれてしまったらしく、もの凄い低速しかギア入らず。
修理か・・・かなり凹む(T-T)


先日、直売所の定例役員会があり、議事もあまりなく、
殆どを雑談で過ごす。

その中で「これから農家はのうなっちゃうんだろ~」
という話に。
少なくとも今の米価では成り立たないし、やる人も
いなくなっちゃうんじゃないか~と悲観的な意見が大勢。

その中で私と、同級生二人がちょっとまった~!

確かに今は厳しい。けれど今まで、米にしろ野菜にしろ
「販売」に関してはおんぶに抱っこでお任せ主義でやってきた
部分は多いにあると思う。主に農協かな。
簡単な事ではないけれど、それはそれとして新たに販路
を見つける事で、大分見通しが変わって来るんじゃないか。
とも思う。
これからは外部ではなく自分で工夫する意識がないと、
どんな職業でも厳しいかも。

確かに今の米価は冗談のような数字だが、そうは言いつつも
辺りを見回すと、ウチよりも小面積なのにキンキラピカピカ
の機械を持ってたりする人、結構居る。そういう余裕はある
んだなぁ~と、こっちは指を加えてうらやましがるしかない。

こんなに食糧事情が危険と叫ばれる中、農業が廃れる訳が無い。
というより、廃れさす世の中では終わってるでしょ!?



芽を出し始めた20日大根



うん○まみれ・・・

2008年06月10日 | Weblog
このところ、毎日激アツな好天が続く。
梅雨は大嫌いなので、このまま梅雨入り無しもいいなぁ。
汗が気持ちいい。

そんなところ、今日は畑への堆肥散布。
毎年仲良しの畜産農家から牛糞堆肥をどっさり頂くので、
それをバケット付きのトラクターにて運搬、フォークで
バラマキ、という作業。

リッチな周りの農家は堆肥散布用のアタッチメントを持ってたり
して簡単にやっちゃう作業なんだが、なんとも我が家はアナログな…
トラクター運転デビューのカミさんと喧嘩しいしい今日は半分終える。
 
途中、牛の干し草刈りしていた隣の家のオジサン「なんだべぇ~ヒロちゃん!
おらいの堆肥散布機使えばいいのにぃ」と、言って下さったものの。
「なんだやぁ~持ってんだったら早ぐ言ってケロ~」と内心思いつつも
ニッコリ「ありがとうございます」と返す。

天気のせいか、畑にはぞくぞく人が。
ウチのとなりの畑では先輩農家のご夫婦がトウモロコシを蒔く。

この畑、昨年まではおじいちゃん一人でやっていた。
このブログにも書いた、私が炭焼を始める時「ナタ」をくれた爺ちゃん。
彼が昨年急逝してしまって、畑が隣だっただけに寂しいなあと
思っていたが、その息子夫婦がしっかり跡を継いでます。
この息子夫婦というのが、50くらいだけれど、この集落でも指折りの
働き者。ウチの何十倍もの水稲と、キュウリの栽培を軸にしている
農家で、とにかく働く大先輩。
今日もじっと見とれてしまうほど、夫婦揃っての手際の良さ、阿吽の
呼吸で仕事をこなしていく様はお見事!
「俺らもこういう風にありたいねぇ~」
と、のんびり夫婦はつぶやくのでした。。。

明日も好天!
いい汗かこう!!

収穫盛りの絹サヤ


ミックス!・・・

2008年06月06日 | Weblog
天気は早くもジメリとしはじめ
あ~…梅雨が近い…
と、感じざるをえない今日この頃(-"-;)

なんばん畑はまだ先で、家庭菜園であるMICHIYO GARDENからあれこれと種まき。
ここ数年すっかりお気に入りの野菜をはじめ、今年は
ズッキーニ
米ナス
中玉トマト
コウサイタイ
人参
ホワイトアイシクル(二十日大根)

そして、初めて岡ひじきを植える。
これ、直売所の仲間のお母さんから「苗余ったからいる?」
と、うれしい申し出を頂き、遠慮なく貰ったのでσ(^_^;)
数年前からのお気に入りで、あまり作っている人がいなくて
このお母さんが店に出荷したのを買い始めてハマってます!

こんな感じ!

始めは「どうなんだろ~青臭そ~」と思ってたんだけれども、
さっと湯がいてドレッシングでこれがとても美味しい。
毎年種はまいてたんだけれど芽が出ず(~_~;失敗していたので
とてもありがたい。これで喰い放題(*^o^*)

そしてもう一つ珍しいの。
今年はカミさんと「サラダをいっぺ(沢山)食うべし」と話してたんだが、
一昨年くらいから良く買っているたねの森というお店がある。
取引先のGAIAで知った店なんだけれど、
そこで売ってるサラダミックスという、色々野菜の混ぜ混ぜを購入して
植えてみた。どんな野菜が育つか、今は全く不明σ(^_^;)

これは面白い。と思う。

もちろん葉ものならそれぞれ食べたい種類をその数だけ
作付けすればいいんだけれど、発想的に感心!
家庭菜園にはもってこいだと思う。

これはいいヒントを貰ったような気がする。
スーパー等ではほぼ無いし、直売所でも見かけない。
無い事はないけれど、色んな野菜を少しずつ楽しめる
サラダミックス、…ミックス…、いいね。

「よっちゃん農場ミックス」
みたいな、全商品少しずつ企画も面白いかなぁ~。。。