富山ジュニアアスリートクラブ

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2月7日 第12回目の冬期強化練習

2009年02月07日 | 平成19~30年度の活動

今日は本当に2月の天気なんでしょうか?というくらいに快晴でした
みなさん、気持ち良く走れたのではないでしょうか。

練習メニュー
①W-up
・JOG芝生2周
・体操
・ストレッチ

②石戸選手といっしょに練習
・前転
・側転
・赤ちゃん歩き(肩甲骨を使って)
・ワニ歩き
・後ろ歩き(つま先から着く)
・ハムストリング筋伸ばし歩き
・大股歩き

③走りの動きづくり
・走るときの腹筋使い方(お腹に乗ってもらう)
・足の入れかえの練習(地面に寝て足のピストン運動)
・足のスイングの練習(地面に寝て)
・うえの3つを意識して走る
・木の棒を使って壁を押すイメージで走る
・シザースを加えて走る
・コーナー100m走×2本

④W-down
・JOG芝生1周
・体操
・ストレッチ

今日の練習は、富山県を代表する素晴らしい選手と、その選手を指導する先生に来ていただきました。
高岡工芸高校の石戸選手と井山先生です
石戸選手は100mハードルの選手で、国体4位、日本ジュニア選手権3位と、日本の高校生のトップ選手なんですよ
こんなすごい選手といっしょに練習できることを、みなさん感謝しましょう。
実際にハードリングを見させてもらいましたが、どうでしたか?
あのハードルの高さを、体の上下がなく「スッー」と走っていましたね。
さらに、ハードルとハードルの間を駆け抜けていくあのスピード
すごかったですね
石戸選手は大学の進学も決まっており、さらなる活躍が期待できます。

では、練習メニューについてです。

②石戸選手といっしょに練習


前転は前にもやりましたが、足先の向きに注意してください。
外側に向けてやるんでしたね。
そして、ボールが転がるようにスムーズやってください。


側転はゆっくりとした動きでやります。
左手右手右足左足と一つずつ着きます。
「ドスン」と足が着かないようにしましょう。


赤ちゃん歩きは背中の肩甲骨(けんこうこつ)を動かすことを意識しましょう。
この肩甲骨の関節が柔らかい人は、腕振りが大きくできます。

ワニ歩きは前に着いた手をすぐに離さずに、足で追い越します。
このときに、低い姿勢を意識してください。
お尻が高かったり、上下する人は注意しましょう。
後ろ歩きは姿勢を注意して、つま先から足を着きます。
下を見たり、背中を曲げてはいけません。


井山先生が姿勢について話をされましたね。
姿勢が悪い人は速くなれない
授業中は、だいたいの人が背中が丸くなっています。
常に良い姿勢でいられるように意識しましょう。

次に、ハムストリング筋を伸ばして歩く動きです。
これは、体を折る場所に注意してください。
どの場所で折るか、触らしてもらいましたね。
そして、着いた足のつま先を上げて、膝を伸ばしましょう。
これができないことには、ハムストリング筋が伸びません。
大股歩行は膝がつま先より前に出ないようにしましょう。

③走りの動きづくり

まず、腹筋の使い方について練習しました。
画像にありますが、私は最初、本当にお腹の上に乗って大丈夫?と思いました。
みなさんも、そう思ったはずです。
でも、ちゃんとした腹筋の使い方ができれば、人が乗っても大丈夫なんです。
その腹筋で、足の動きをしました。
足のピストン運動は、ももを上下に動かします。
スイング運動は軸足の膝を速く追い越します。
この違いをわかってください。
スイング運動は前回もやっていますが、もう一度確認します。
1.かかとをお尻につけるようにする
2.軸足の膝を速く追い越す
3.膝を追い越す瞬間だけ力を入れる(追い越しても力を入れると膝が前に出過ぎて体が反ってしまう)



次に、新しいバトン・・・ではなく、木の棒を使って壁を押すイメージで走りました。
壁を押すときに、モモをあげてグイグイ押すのと、足が後ろに流れて押すのでは、どっちが壁を押せそうですか?
ちょっと家の壁でやってみてください。
モモをあげるほうですよね?
ということは、足が後ろに流れていては、前に進まないのです。
はっきり言いますが、ほとんどの人が足が流れています
これを直す練習は、今までたくさん言ってきてます。
簡単には直りませんので、これからも意識していきましょう

シザースを加えた走りは、スイングの練習です。
これもなかなか難しいのですが、軸足の膝を追い越すときは、軸足よりも後ろからでないと追い越せませんよね?
ここがポイントです。
また練習してみましょう。

コーナー走は自分の走っているレーンよりも、2つ内側のレーンを意識して走ります。
コーナー走がうまい選手は、コーナーなのに直線のように走っています。
北京オリンピックに出場した男子400mリレーの3走の高平選手は上手です。
高平選手は200mの選手でもあります。


今日の練習は外でできたおかげで、とても充実した内容でした。
私は石戸選手のことは名前しか知らない程度でしたので、どんなハードリングや走りをするのか楽しみでした。
やはり全国で入賞する選手は何かが違う
JACの中から、全国で活躍する選手が出てきてくれることを期待します
石戸選手、井山先生、ありがとうございました

最後に、挨拶のときの井山先生と林先生の話をまとめます。

人間なんでも、やらされるのは嫌なものです。
それが嫌いなことなら、なおさらです。
陸上もそうです。
嫌だと思っていると、やらされている感じがして、速くなれません。
陸上や走るのを好きになって、自分からやるという意識を持ってください。

人間は持っている力を100%出すことはできません。
それを訓練や練習で、100%に近づけることができます。
「火事場の馬鹿力」を知っていますか?
火事のときに、とても大切なものを守るために、普段では考えられないような力を出すことができると言われています。
これは興奮状態になっているからです。
練習のときに、声を出しましょう。
声を出すことによって、人間は興奮状態になることができます。
試合のときもです。
「行きまーす」とか「お願いしまーす」でもいいです。
(100m走などのスタートのときはだめですよ)



次回の練習は、私が都合で欠席するために、私以外のコーチがブログを更新する予定です。
どんなブログになるでしょうか?
おっと、プレッシャーをかけてしまった
○○○コーチ、よろしくお願いします

コメント
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